スワロー島
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「…なん、だと」
ローさんはさっきよりも衝撃的な顔をして驚いている。
「…えっ、か、海賊ってあの…?」
「う、嘘だよな…?」
「そ、そうなのか?マシュ…」
ペンギンもシャチもベポも驚いている。…というか、少し怖がっているようだ。それもそうだよな…。
「…うん、正確には海賊だった、と言うべきだと思うけど…」
再びシィンと静まり返る。今度は重たい雰囲気だ…こうなることは薄々わかってたけど、いざこうなるとしんどいな。
「…海賊だったのはわかった。だが、どこの海賊団にいたんだ?」
「……クラッシャー海賊団」
「クラッシャー海賊団って…、最近北の海 で暴れ回ってる海賊だったよな?」
「あぁ。北の海 の島を回っては街を襲っているという噂のあるとこだね…」
「…ほ、ほんとにマシュがそんな海賊団にいたの?」
「そうだよ」
「「「…ッ、!!」」」
ベポとペンギンとシャチが一気に青ざめた顔になった。…無理もない。クラッシャー海賊団は最近街を回っては食糧、金銭などを強奪し破壊していく事で少し記事になった。船長のキャプテンクラッシャーは少額だが1000万ベリーの懸賞金もついている。
「……まさか、次はここを襲うってのか?」
「…言ったでしょ、”元”海賊だったって。私はもう、クラッシャー海賊団とは一切関係がない」
「…信じろと?」
「信じてくれないならそれでいい」
「……」
確信をつくかのようにローさんは険しい顔のまま、私に質問を重ねていく。
「…ガラクタ屋はこの話を聞いた上で一緒に住むことを了承したのか?」
「そうだ。ワシはマシュを信じるぞ」
「…そうか。」
いつの間にかローさんは食事を終えていたらしくガタッと立ち上がった。
「…悪いが、俺はこいつを信じられねぇ。」
「…!」
「全部嘘の可能性だってある、正直すぐに信じろなんて無理だ」
「……」
「ガラクタ屋が決めた以上、ここに住むのは勝手にしろ。ただし…」
「こいつらやガラクタ屋に手を出してみろ。……その瞬間、俺はお前を殺すからな」
ピリッとローさんの顔がさらに険しくなってこちらを睨んだ。…明らかに敵対されているのがわかる。すごい迫力だ。
「…わかっている。手は出さない」
「……」
「…あと、ローさんって…何歳?」
「…?15だが。」
「同い歳じゃん、じゃあローでいいね」
「…勝手にしろ。」
そう言うと2階へとあがっていった。…流石に歳聞くのは違ったかな?少し警戒をとこうと思ったんだけど逆効果だったかな。
「…あー…こんな空気で言うのも何だが、俺もローさんの意見に賛成だ」
「!」
「正直すぐに信じろ、なんて俺には無理だ。だって、海賊だぞ…」
「…あぁ。俺もペンギンと同じだ。…ごめんな、マシュ」
「……ううん。それが普通だから、大丈夫」
「…ッ、!」
ペンギンとシャチはバツが悪そうに食器を片付けそそくさと2階にあがっていった。…きっと皆の部屋は2階にあるんだろう。羨ましい。
「…お、俺はマシュのこと…し、信じるよ!」
「…ベポ、無理しなくていいんだよ?」
「ううん!無理なんてしてない!だって、マシュがそんな悪い海賊団にいたなんて俺信じられないよ!!」
「ベポ…」
クラッシャー海賊団にいたのは事実なのだが、ベポはそれでも信じる!と言って聞かなさそうだ。
「だって、マシュは樽の中で今にも凍え死にそうだったんだぞ!これから街を襲う奴が、どうして死にかけてるんだよ!」
「……」
「それに、マシュは悪い人になんか見えない!だから、俺は信じる!!」
「…ベポ、ありがとう」
ベポは涙目になりながら大声で語ってくれた。それだけで私は救われた気がした。
「だから、なんかあったら俺を頼ってね!力になるからさ!」
「うん」
そう言ってベポも食器を片付け上に上がっていった。頼もしいな、ベポは。
「…まぁなんじゃ、分かりきった反応だったとはいえ辛いじゃろ」
「…そうだね、分かってた」
「……だからといって、お前さんだけ甘やかす気はないからな!!ロー達同様しっかり働いてもらうぞ!!」
「…うん、ヴォルフもありがとう」
「なっ、なんじゃ!!ワシの信念はギブ&テイクってだけじゃ!!!同情などしとらんぞ!!!」
「はいはい」
顔を真っ赤にしながら慌てて言うヴォルフが面白くてつい笑ってしまう。
「やっと笑ったな。」
「!…もしかして、私笑ってなかった?」
「少なくとも身の上話をしている間はな」
「…そっか、元気づけてくれてありがとう」
「そっ、そんなことしてないわいっ」
プイッとそっぽを向くヴォルフにまた笑ってしまった。さて、私も食器を片付けて明日に備えよう。…きっと、明日から忙しいぞ。
そう思い、私はガタッと席を立った。
ローさんはさっきよりも衝撃的な顔をして驚いている。
「…えっ、か、海賊ってあの…?」
「う、嘘だよな…?」
「そ、そうなのか?マシュ…」
ペンギンもシャチもベポも驚いている。…というか、少し怖がっているようだ。それもそうだよな…。
「…うん、正確には海賊だった、と言うべきだと思うけど…」
再びシィンと静まり返る。今度は重たい雰囲気だ…こうなることは薄々わかってたけど、いざこうなるとしんどいな。
「…海賊だったのはわかった。だが、どこの海賊団にいたんだ?」
「……クラッシャー海賊団」
「クラッシャー海賊団って…、最近
「あぁ。
「…ほ、ほんとにマシュがそんな海賊団にいたの?」
「そうだよ」
「「「…ッ、!!」」」
ベポとペンギンとシャチが一気に青ざめた顔になった。…無理もない。クラッシャー海賊団は最近街を回っては食糧、金銭などを強奪し破壊していく事で少し記事になった。船長のキャプテンクラッシャーは少額だが1000万ベリーの懸賞金もついている。
「……まさか、次はここを襲うってのか?」
「…言ったでしょ、”元”海賊だったって。私はもう、クラッシャー海賊団とは一切関係がない」
「…信じろと?」
「信じてくれないならそれでいい」
「……」
確信をつくかのようにローさんは険しい顔のまま、私に質問を重ねていく。
「…ガラクタ屋はこの話を聞いた上で一緒に住むことを了承したのか?」
「そうだ。ワシはマシュを信じるぞ」
「…そうか。」
いつの間にかローさんは食事を終えていたらしくガタッと立ち上がった。
「…悪いが、俺はこいつを信じられねぇ。」
「…!」
「全部嘘の可能性だってある、正直すぐに信じろなんて無理だ」
「……」
「ガラクタ屋が決めた以上、ここに住むのは勝手にしろ。ただし…」
「こいつらやガラクタ屋に手を出してみろ。……その瞬間、俺はお前を殺すからな」
ピリッとローさんの顔がさらに険しくなってこちらを睨んだ。…明らかに敵対されているのがわかる。すごい迫力だ。
「…わかっている。手は出さない」
「……」
「…あと、ローさんって…何歳?」
「…?15だが。」
「同い歳じゃん、じゃあローでいいね」
「…勝手にしろ。」
そう言うと2階へとあがっていった。…流石に歳聞くのは違ったかな?少し警戒をとこうと思ったんだけど逆効果だったかな。
「…あー…こんな空気で言うのも何だが、俺もローさんの意見に賛成だ」
「!」
「正直すぐに信じろ、なんて俺には無理だ。だって、海賊だぞ…」
「…あぁ。俺もペンギンと同じだ。…ごめんな、マシュ」
「……ううん。それが普通だから、大丈夫」
「…ッ、!」
ペンギンとシャチはバツが悪そうに食器を片付けそそくさと2階にあがっていった。…きっと皆の部屋は2階にあるんだろう。羨ましい。
「…お、俺はマシュのこと…し、信じるよ!」
「…ベポ、無理しなくていいんだよ?」
「ううん!無理なんてしてない!だって、マシュがそんな悪い海賊団にいたなんて俺信じられないよ!!」
「ベポ…」
クラッシャー海賊団にいたのは事実なのだが、ベポはそれでも信じる!と言って聞かなさそうだ。
「だって、マシュは樽の中で今にも凍え死にそうだったんだぞ!これから街を襲う奴が、どうして死にかけてるんだよ!」
「……」
「それに、マシュは悪い人になんか見えない!だから、俺は信じる!!」
「…ベポ、ありがとう」
ベポは涙目になりながら大声で語ってくれた。それだけで私は救われた気がした。
「だから、なんかあったら俺を頼ってね!力になるからさ!」
「うん」
そう言ってベポも食器を片付け上に上がっていった。頼もしいな、ベポは。
「…まぁなんじゃ、分かりきった反応だったとはいえ辛いじゃろ」
「…そうだね、分かってた」
「……だからといって、お前さんだけ甘やかす気はないからな!!ロー達同様しっかり働いてもらうぞ!!」
「…うん、ヴォルフもありがとう」
「なっ、なんじゃ!!ワシの信念はギブ&テイクってだけじゃ!!!同情などしとらんぞ!!!」
「はいはい」
顔を真っ赤にしながら慌てて言うヴォルフが面白くてつい笑ってしまう。
「やっと笑ったな。」
「!…もしかして、私笑ってなかった?」
「少なくとも身の上話をしている間はな」
「…そっか、元気づけてくれてありがとう」
「そっ、そんなことしてないわいっ」
プイッとそっぽを向くヴォルフにまた笑ってしまった。さて、私も食器を片付けて明日に備えよう。…きっと、明日から忙しいぞ。
そう思い、私はガタッと席を立った。