スワロー島
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ザアアァァー
『__ッ、__!!!!』
『_!!!』
激しい雨の音と波の音、そして人の怒声。
『あいつはどこだ!!』
『知らないよッ!死んじまったんじゃないかい!?』
『はぁ!?ふざけんなよ!!』
憎たらしい声が耳に騒がしく入ってくる。あぁ、うるさい…!
ガタンッッッ
急に壁へと体が勢いよく打ち付けられた。
「ぐっ…、!!」
その記憶を最後に私の目の前は真っ暗になった。
______……
「ふんふんふん~♪」
北の海 、スワロー島の中にあるプレジャータウンでひょんなことからローさんに助けられてヴォルフっていう人の家に住まわせてもらってから早2年。俺達は生活にも仕事にも慣れてきて楽しい日々を送っていた。
今日も帰りにほぼ日課になっていた海沿いの散歩を楽しんでいた。
毎日こうやって散歩して、綺麗な貝殻とか落ちてたら持ち帰ってローさんにあげると喜んでくれるんだよね~。そう思い今日も探しながら散歩してたら…。
「……なにこれ」
足元にはそこそこ大きさがある樽が流れ着いていた。昨日はなかったのに…。
「!もしかしたらお宝とか入ってるかも…!?」
きっと海賊船か何かから流れ着いたに違いない!そう期待に胸を膨らまし樽を力づくで開けると
「…………えっ」
樽の中から小さな女の子が出てきた。
女の子は見るからに顔が真っ青…というよりもはや白に近くてガタガタと震えていた。
「………たっ、」
「大変だーーーーーーーっ!!!!!!!!」
俺は女の子を抱き抱え大急ぎで家へと駆け出した。
_____……
とある日の午後。俺は仕事を終え、家で本を読み勉強に励んでいた。
ベポは日課になっている海へ散歩、シャチとペンギンは恐らく訓練?でもしているのだろう。家にはガラクタ屋と俺の2人だけだった。
「たっ、大変だー!!!!!ローさんいる!?!?」
と、そこに散歩に出たはずのベポがバン!!と慌てた様子で扉を勢いよく開け入ってきた。
「騒がしいぞ!!なんだベポ……ッ、!?」
ベポの手の中には小さな…女?が抱き抱えられていた。見るからに顔色が悪くガタガタと震えていた。
「ローさん!!!こいつ、海岸で樽の中に入ってて…!!でもガタガタ震えててっ…!!こいつ治せる!?!?」
「よくわかんねぇけど…、とりあえずそいつ見せてみろ」
女をそのまま抱き抱えたままにしてもらい、とりあえず見た。……外傷はとりあえずなさそうだが、体温がとにかく低すぎる。一体いつから海岸にいたというのか。
「騒がしいぞガキ共!!!静かにせんか……って、ベポ。そいつはなんだ?」
「あっ!ヴォルフ!」
「ガラクタ屋!!今すぐに熱々のお湯を風呂に貯めろ!!」
「!わかった!待っておれ!」
「ベポは暖炉に火を!!」
「アイアイ!」
まずはこの下がりきった体温を戻すために温めなければならない。ベポが暖炉に火をつけている前に椅子を持ってきて女を座らせ、ありったけの毛布を巻いた。
あとは風呂がたまるのを待つだけ。こういったことは初めてではないため、ベポもガラクタ屋も行動が早くて助かる。
「…んでベポ。こいつは一体なんなんだ。」
「わ、わからないよ!いつも通り海辺を歩いていたら、樽が流れ着いてて…俺、宝が入ってるかもと思って開けたらこいつが入ってたんだ」
「……」
なるほどな。どこから流れ着いてきたのかわからんが、スワロー島は冬島。何時間か外にいるだけで体温は下がり命の危険が出てくる。
……それなのに、この体温の下がり方…一体いつからここにいたのか…いや、いつから海へと…。
「おい!!風呂が沸いたぞ!!」
「!わかった。今そっちに行く」
ガラクタ屋の声が聞こえ、女を再び抱き抱え風呂へと向かった。
『__ッ、__!!!!』
『_!!!』
激しい雨の音と波の音、そして人の怒声。
『あいつはどこだ!!』
『知らないよッ!死んじまったんじゃないかい!?』
『はぁ!?ふざけんなよ!!』
憎たらしい声が耳に騒がしく入ってくる。あぁ、うるさい…!
ガタンッッッ
急に壁へと体が勢いよく打ち付けられた。
「ぐっ…、!!」
その記憶を最後に私の目の前は真っ暗になった。
______……
「ふんふんふん~♪」
今日も帰りにほぼ日課になっていた海沿いの散歩を楽しんでいた。
毎日こうやって散歩して、綺麗な貝殻とか落ちてたら持ち帰ってローさんにあげると喜んでくれるんだよね~。そう思い今日も探しながら散歩してたら…。
「……なにこれ」
足元にはそこそこ大きさがある樽が流れ着いていた。昨日はなかったのに…。
「!もしかしたらお宝とか入ってるかも…!?」
きっと海賊船か何かから流れ着いたに違いない!そう期待に胸を膨らまし樽を力づくで開けると
「…………えっ」
樽の中から小さな女の子が出てきた。
女の子は見るからに顔が真っ青…というよりもはや白に近くてガタガタと震えていた。
「………たっ、」
「大変だーーーーーーーっ!!!!!!!!」
俺は女の子を抱き抱え大急ぎで家へと駆け出した。
_____……
とある日の午後。俺は仕事を終え、家で本を読み勉強に励んでいた。
ベポは日課になっている海へ散歩、シャチとペンギンは恐らく訓練?でもしているのだろう。家にはガラクタ屋と俺の2人だけだった。
「たっ、大変だー!!!!!ローさんいる!?!?」
と、そこに散歩に出たはずのベポがバン!!と慌てた様子で扉を勢いよく開け入ってきた。
「騒がしいぞ!!なんだベポ……ッ、!?」
ベポの手の中には小さな…女?が抱き抱えられていた。見るからに顔色が悪くガタガタと震えていた。
「ローさん!!!こいつ、海岸で樽の中に入ってて…!!でもガタガタ震えててっ…!!こいつ治せる!?!?」
「よくわかんねぇけど…、とりあえずそいつ見せてみろ」
女をそのまま抱き抱えたままにしてもらい、とりあえず見た。……外傷はとりあえずなさそうだが、体温がとにかく低すぎる。一体いつから海岸にいたというのか。
「騒がしいぞガキ共!!!静かにせんか……って、ベポ。そいつはなんだ?」
「あっ!ヴォルフ!」
「ガラクタ屋!!今すぐに熱々のお湯を風呂に貯めろ!!」
「!わかった!待っておれ!」
「ベポは暖炉に火を!!」
「アイアイ!」
まずはこの下がりきった体温を戻すために温めなければならない。ベポが暖炉に火をつけている前に椅子を持ってきて女を座らせ、ありったけの毛布を巻いた。
あとは風呂がたまるのを待つだけ。こういったことは初めてではないため、ベポもガラクタ屋も行動が早くて助かる。
「…んでベポ。こいつは一体なんなんだ。」
「わ、わからないよ!いつも通り海辺を歩いていたら、樽が流れ着いてて…俺、宝が入ってるかもと思って開けたらこいつが入ってたんだ」
「……」
なるほどな。どこから流れ着いてきたのかわからんが、スワロー島は冬島。何時間か外にいるだけで体温は下がり命の危険が出てくる。
……それなのに、この体温の下がり方…一体いつからここにいたのか…いや、いつから海へと…。
「おい!!風呂が沸いたぞ!!」
「!わかった。今そっちに行く」
ガラクタ屋の声が聞こえ、女を再び抱き抱え風呂へと向かった。