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「「「キャプテン!お誕生日おめでとうございまーす!!!」」」
パーン!!!とキャプテンが入ってきたと同時に鳴り響くクラッカーと叫び声。そう、本日10月6日は記念すべきキャプテンの誕生日なのである!
「…あぁ。ありがとな」
「ささっ!こっちに座ってください〜!」
少し引いてるけどお礼を言ってくれるキャプテン、そういうとこだぞ。シャチに案内されるまま、指定の席に座る。
「まずは俺たちが作ったご飯から_」
_____……
「めっちゃおなかいっぱい…」
流石に全員で作ると量も半端なくなるようで全員で食べてもなかなか減らなかった。お腹が苦しい
「あっ!!キャプテンへのプレゼント!みんなでそれぞれ買ったんだ!」
「そうだ!次はプレゼント渡し会だ!」
おー!と皆立ち上がって各々部屋からキャプテンへのプレゼントを持ってくる。…皆よくそんな元気あるな。
クルーはそんなに多くないので私も少し休憩してからプレゼントを取りに行くことにした。
______……
プレゼントを持って食堂に帰ってくると
「あっ!マシュ丁度いい所に!あとはマシュだけだよー!」
「お前のプレゼントを見せてやれマシュ!」
「早く渡せー!!」
丁度全員プレゼントを渡し終わったのだろう、めっちゃくちゃ野次を飛ばされる。
……なんか気まずいな。
「…おう、お前からはなんだマシュ」
キャプテンの傍には大量のプレゼントが。
「…皆から比べたらしょぼいんですけど、はい、キャプテン。お誕生日おめでとうございます!」
ちょっと照れくさいが、街におりた際に見かけた花屋さんがあったのでそこで購入した9本の赤い薔薇を渡した。
「…あぁ、ありがとなマシュ」
「えっ!赤い薔薇って…マシュ、キャプテンのこと好きだったのか!?」
「そ、そうだったのか!!?」
「告白かーー!?!?」
などと好きに野次を飛ばされる。……めっちゃ恥ずかしいんだけど。
「…マシュ。これは色じゃなく本数の方だな?」
「はい。流石キャプテンですね、…どこぞの馬鹿どもとは違って」
ギロリと野次を飛ばされた方に向かって睨みつける。シュンと一瞬にして静かになった。
「…フッ、まぁマシュらしくはないが……覚えておいてやるか」
「失礼な!一応私だって女の子なんですからね!」
「……?」
「本気で困るのやめて貰えません??」
9本の薔薇の花言葉は…『いつも貴方を想っています』『いつも一緒にいてください』
……いつまでも、みんなと一緒ですよ。キャプテン。
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