脅威の侵略者編
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急いで家に帰り、準備を整えてイナズマキャラバンに合流した。家族がいない状態
で神戸の町を離れるの、はじめてかもしれないっ!!お小遣いもいっぱい持ってきた
し!すごくワクワクしてきた。エイリア学園が攻めてきて大変とは聞いているけれど、
はっきり言ってまだ会ったことないし実感がない。ちょっとした遠足気分です。
瞳子「長くバスに乗っていては身体が鈍るわ!一度降りて練習しましょう。」
円堂「ずっと座ってて身体がカチコチだ!!みんな練習に行くぞ!!」
円堂くんが声を掛けるとみんなが賛同してバスを降りていく。そして辺り一面に広
がる芝生の上でみんなはサッカーの練習を始めた。えっ。ここで練習するの?普通の
公園で炎天下なんだけど?もっと、こう・・・サッカー専用のスタジアムとかないわけ?
円堂「おーい!湊川!お前も早く来いよっ!今日はお前のシュートも止めてやるから
な!!」
キャラバンのメンテナンスもするらしく、ドライバーをになってくれている古株さ
んに申し訳ないのでとりあえずキャラバンを降りる。とはいえ練習する気にもなれず、
公園に設置されているベンチに陣取り、みんなの練習風景を観察することにした。
秋「湊川さん?みんな練習はじめてるよ?」
湊川「い・や!!日ざしが暑いもの!日に焼けちゃうし!」
秋「それはスポーツをやるうえでは仕方ないんじゃ・・・。」
湊川「トウアロード学園は室内練習場だったもの!室内じゃないかぎり絶対日傘は手
放さないんだから!」
染岡「けっ・・・。何が『日に焼けちゃう』だよ。地球を守るために戦ってるのに、
イチイチそんなこと気にしてる場合かよ。」
土門「まぁ、あれでも生粋のお嬢様らしいから・・・。」
染岡「晴れの日は日焼けするから、どうせ雨の日はドロドロになるから、だろ。じゃあ
練習するのは曇りの日だけかよ。」
湊川「は?曇りの日の紫外線ナメないでくれる?雲からの散乱光で下手したら晴れの
日よりも強いんだから!」
栗松「えー・・・」
壁山「じゃあいつ練習するッスか?」
円堂「湊川!そんなこと言わずに、さ?太陽の下で流す汗は気持ちいいぞ?それに俺
たちはいつもこうやって仲間と共に日が暮れるまで練習してここまでやってこ
れたんだ!チームとして一つになるためにも一緒に練習しないか?湊川はもう
チームの一員なんだよ。」
湊川「いかにも男子!ってかんじ。汗くさいね!」
円堂くんのこの感じ!昔テレビでやってたアニメで見たことあるわ!実力は十分な
のに、環境に恵まれず才覚を現せず、くすぶっていた主人公が、仲間を説得し、とも
に練習に打ち込むことでチームが一つになっていき、大会での優勝を目指す物語。
円堂くんの言っていることはいかにも青春、スポ根っ!って感じで控えめにいって
ラブです。今度夏未ちゃんに雷門サッカー部のこと詳しく聞いてみよ〜っと!思いが
けず楽しみなことが増えてたいへん満足です。
染岡「あ?なんだと?・・・もうほっとこうぜ。チームの和を乱すようなやつがこの
チームでやっていけるとは思わねぇ。」
染岡くんはそういうと舌打ちをしながら練習に戻っていった。なんだか染岡くんと
は反りが合わないみたい。あの人、最初から私に対して当たりが強いんだけど何で?
ハテナマークを浮かべていると吹雪くんが話しかけてきた。
吹雪「僕もね、あついのがちょっと苦手なんだ。今日は特に日差しが暑いもんね。でも、
バスの移動で身体がカチコチになっちゃってるのも確かだし、少しだけでも動
いてみない?」
風丸「雷門に頼んで日焼け止めももらってきたぞ。お前いつもそんな感じなのか?雷門
が『またか』って呆れてた。」
湊川「ちょっとだけならセーフだから、やる。」
いかにもセレブ御用達のSPFとPA数値の高い日焼け止めを塗りたくり、しぶしぶみん
なとの練習に加わった。直射日光のあたる屋外はいつもよりも息の乱れるペースが早く、
思ったよりも体力が削られた。
鬼道「ミニゲームだと短期決戦で分からなかったが、体力作りが当面の課題だな。」
湊川「いや、まだ、全然、動けますけどっ?余裕ですけど?」
そんなこんなで午前中の練習はなんとか終えることができた。今日はめずらしく外で
の練習もがんばったしすごくお腹もすいている。どうやら私たちが練習している間に夏
未ちゃんたちマネージャーがお昼ご飯の準備をしてくれていたらしい。えっ・・・私もフ
ツーにそっちに参加したかった。っていうか、まって夏未ちゃんってお料理できたの?
「いつかはお父様の仕事を手伝うのが目標」って言ってた夏未ちゃん。仕事熱心で料理
もできちゃうなんて完璧なのでは?食後にココアが飲みたくてゴネたら用意してくれた
夏未ちゃん、ラブです。夏未ちゃんのお味噌汁は毎日私が飲みます。