脅威の侵略者編
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瞳子「…そろそろいい?今私たちは最強のサッカーチームを作るためメンバーを集め
ているところなのだけれど、あなたの実力、見せてもらってもかまわないかしら?」
塔子「なぁ鬼道。こいつそんなにサッカー強いのか?全然点を取りに行くような熱い
やつに見えないんだけど。」
鬼道「それについては俺も未知数だ。なんせ会う機会が少なくて一緒にサッカーを
プレイしたことはないからな。運動神経に関しては、ピカイチなことは保証
しよう。」
円堂「俺、GKやってるんだ!湊川、お前のポジションは?シュートとか打てるのか!?」
湊川「ポジションは決まってないかな。チームのみんなに合わせる感じ?シュートは
あるけどちゃんと試したことないからな~」
谷崎「女子はサッカー人口が少ないもので公式戦にも出られないからどうしても男子
部員のポジションを優先する状態になってしまっているんです。湊川さんには
我慢してもらうことも多いので、サッカー部に入部していなくても多目にみて
います。」
直海部長「え?!コイツまだ入部してなかったんですか?お前も!こんだけ居座ってん
だからさっさと入れよ!」
湊川「やだっ!そんなの毎日部活来なきゃになっちゃうでしょう?私は放課後忙しいの!」
直海部長「だーかーら!どうせ、それスイーツ食いに行くだけだろ!よし、今すぐ入
部届けを書け!そしたら毎日部活に来るよな!部活サボったら内申や保護者
面談で注意されるかもしれないもんな~?」
湊川「だから入りたくないんだってば!」
風丸「会ったばかりだけど何となくこいつのことが分かってきたな。」
染岡「あぁ…」
「「世界一のスイーツバカだ…」」
鬼道「とっ、とにかく。俺もアンリのプレイを見るのは初めてなんだ。お手並み
拝見といこう。」
というわけで少人数でのミニゲームをすることになった。いくつか技は使えるけど
公式戦には出られないし、いつも同じメンバーで練習してるしで強さとかはあまり分
かってないのよね。
ゲーム開始のホイッスルが鳴り、有人くんと茶髪の子が攻め上がってくる。実力を見る、
って言われたけど何をすればいいんだろう?とりあえず流れで必殺技を出したらいっか!
鬼道「一ノ瀬!相手の実力をみるためだ、本気で行け!」
一ノ瀬「あぁ!」
湊川「ナッツクラッカー!」
一ノ瀬「あぶなっ?!」
地面から兵隊の人形が飛び出しボールを歯でとめる。多くの人はこの歯で自分の身体
が挟まれるのを避けて、ついボールを手放してしまうらしい。今日もナッツクラッカー
かわいいね!この人形を見るたびにクルミの入ったワッフルが食べたくなる。あら、い
けない。今ゲーム中でした。今、ボールが私のところにあるから…シュートしにいかな
いと!ゴールに狙いを定めてドリブルしようとすると、すぐにさっきの茶髪の子が回り
込んで来て目の前に立ちはだかった。
一ノ瀬「さっきのは驚いちゃったけど、簡単には行かせないよ!」
一ノ瀬「フレイムダンス!」
お~!ダンスみたいな技!わ~!かっこいい!!じゃあクラシカルなダンスはお好き
かしら?
湊川「花のワルツ!」
一ノ瀬「えっ!?わわっ…!!」
相手の近くにステップで踏み込み、踊るように回転しながらボールを奪う。距離を
詰めて相手に足元を見せないようにするのがポイント。
春奈「わぁっ!キレイですね~!」
吹雪「サッカーをやってるんじゃなくて、ほんとに踊ってるみたいだね」
直海部長「炎と花だから相性は悪いはずだけど、やっぱあの技、初見殺しだよなぁ…。
御愁傷様です…。」
谷崎「湊川さんのペースに飲まれてますね・・・。」
やったー!成功した!このまま勢いに乗っていっくよー!
湊川「ドラジェットシュ~ト!!」
円堂「よ〜しっ!とめてやる!ゴッドハンド!ってあれ?!これボールじゃないっ?!」
色とりどりのドラジェがロケットのように噴出され、ボールとともにゴールにめが
けてとんでいく。ドラジェはアーモンドをコーティングしたフランスのお菓子。幸せ
の象徴でもあるんだって。大好きなお菓子で勝ちにつながる1点がとれるなんてほん
とにハッピー。
湊川「ごちそうさまでしたっ」
風丸「はいった…」
円堂「…すっげー!!!止めたと思ったのに!いいシュートだったぜ!!」
…そういえば苺のタルト、まだかなぁ。