脅威の侵略者編
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円堂Side
円堂「んぁ・・・?」
イナズマキャラバンが停車する音で俺は目を目を覚ました。ようやく次の目的地に着
いたのか?
俺たち雷門イレブンがフットボールフロンティアで優勝して学校に帰ってくると学校
は無残な姿になってしまっていた。伝説のイナズマイレブンであるOBのおじさんたち
に話を聞くと宇宙人が襲来しサッカーで負けたこと理由に学校を破壊してしまったらし
い。多くの学校が同様の被害を受けている様子を黙って見るわけにはいかない。宇宙人
にサッカーは物や人を傷つけるためにあるものじゃない、と分かってもらうためには俺
たちは宇宙人と戦うことを選んだ。先日、北海道でエイリア学園のサッカーチーム、”ジ
ェミニストーム”に勝利を収め、ようやく宇宙人からの脅威を退けることができたと思
ったら、次なるエイリア学園のサッカーチーム”イプシロン”が現れた。どうやらエイリ
ア学園との戦いがまだ続くらしいことを悟った俺たちは吹雪を雷門イレブンに誘った。
今は新たに雷門イレブンの監督となった、瞳子監督の提案で神戸に向かっているとこ
ろだった。何やら瞳子監督が個人的に気になる選手がいるらしい。すっげー!世の中に
は俺が知らないだけで強いやつらがゴロゴロいるんだ!次はどんなやつが来るんだろう?
地球をかけた大きな戦いということは理解しながらも俺は新たなサッカー選手との出会い
に胸を高鳴らせていた。
染岡「けっ・・・!あの監督が気になる選手?ホントにまともな奴なんだろうな?」
吹雪「もう、染岡くんってばいつも文句ばっかり。何が気に入らないの?キャプテンを見てよ。」
染岡「円堂?」
円堂「すごいシュートを打つ奴だったらいいな!それでそいつのボールを受けてみたい!
な!染岡!」
染岡「・・・へっ。どうだかね」
染岡を含め何人かはまだ新しい監督とは馴染めていないようだ。指示はわかりにくいか
もしれないけれど食事の管理や体力温存のフォーメーションなど俺たちの事を考えてくれ
ているのがよく分かる。まぁ、フットボールフロンティアで優勝した後、すぐにエイリア
学園がやってきてイナズマキャラバンで旅をすることになったから、監督のことよく知ら
ないままなんだよな。今のところ鬼道が監督の指示を理解してみんなに伝える架け橋に
なってくれているから何とかなっている。ちゃんと信頼関係ができるといいんだけどな。
心配事はたくさんあるが、今は瞳子監督のいうすごいサッカー選手優先だ。頭を切り
替えて俺は瞳子監督に声をかけた。
円堂「監督!ここにはどんなやつを探しに来たんですか?」
瞳子「この神戸トウアロード学園に<ファンタズム・エトワール>と呼ばれる選手がいる
らしいわ。一度その子の実力を確認しておきたいと思って。」
学校の生徒から情報を聞き、サッカー部の活動場所だという大きな施設にやってきた。
うわー!広ぇ~!屋根があるから雨の日でも練習できるんだな!太陽の下での練習が一
番好きだけど、河川敷じゃ雨の日はドロドロになるしケガの危険性があるから梅雨時は
基礎トレぐらいしかできないのが難点だ。それはさておき、行くか!
円堂「すいません!雷門中学サッカー部の円堂といいます!ここに、ふぁん、ふぁんた
・・・すごい選手がいるって聞いたんですけど!」
鬼道「ふむ・・・。トウアロード学園、やはり聞き馴染みがないな。有力な学校であれば
ある程度調べたはずだが。」
栗松「どういうことでやんすか?」
壁山「本当に監督が気になるほどのすごい選手がいるんスかね・・・?」
突然の訪問者に室内にいたサッカー部員は俺たちの事をいぶかしげな目で見ていた。
俺たちが雷門中サッカー部であることを告げ、部員の一人に部活の責任者を呼んできて
もらうよう頼んだ。しばらくすると、あわてた様子で顧問の先生らしき大人が施設に入
ってきた。
谷崎「わざわざお越し戴いたのに対応が遅れてしまい申し訳ありません。顧問をやって
いる谷崎といいます。雷門中サッカー部のウワサについてはかねがね・・・。さて、
今回はどのようなご用件で?」
(事情説明中)
谷崎「エトワール・・・。だったら湊川のことですかね。う~ん・・・。今日来るかな、帰って
なきゃいいけど。お~い、直海!湊川を呼んできてくれ!・・・少々お待ちください
ね。」
円堂「これだけ部員もいますし、今日部活が休みの日とかじゃないですよね?その湊川
って生徒、来ないんですか?」
谷崎「実は湊川は部員ではないんですよ。正式に入部したら、とは勧めているんですが
ね。まぁ、部員たちとは馴染んでいて今のところ問題はないので自由にやらせて
います。」