修行を終えダダン一家のアジトに戻った3人は夕飯後、ルフィとエースは風呂に入り、サファイアは恒例の掃除をしていた。

サ『ふう…こんなところかな…』

ダ「おう…ご苦労だったな」

ダダンも掃除を終えて辺りを見渡して満足そうな表情だった。

サ『でも、掃除の仕方も以前よりは楽になった気がしますね。エースの食べ方が綺麗になったからかな』

ダ「けっ！そんな変わるかよ、あのクソガキ共の食い方がよ！」

ダダンは地団駄を踏みながらそう言って掃除道具を片付けに行った。

サ（相変わらずだな…ダダンさんも…）

エ「サファイア、風呂上がったぞ」

ちょうどその時エースが戻ってきた。

サ『おかえり、エース』

エ「おう！…毎度のことだけどよ、お前もよく掃除をやるな…」

サ『ふふ…綺麗な方がいいじゃない。エースだって時には手伝ってくれるじゃない』

エ「！！まあ、俺もちょっとは汚ぇよりはマシだと思ってるからだよ！」

エースは指摘されて照れ臭そうに頭を掻きながら答えた。

サ『ふふ…エースも大人になったってことだね！』

エ「なっ！！お前な〜！！」

サファイアが嬉しそうに笑う姿を見てエースもつられて笑う。

サ『ふふ…でも、掃除をしてくれるのは私も助かってるから。ありがとう、エース！』

エ「！！…あ、ああ／／／じゃあ、俺は先に寝るな、おやすみ」

サ『うん、おやすみ！』

エースはそう言っていつか建てた自分の家に戻っていった。

サ（エースが出航するまで…“あれ”をもっと…もっと…）

そう考えながらサファイアはエースの後ろ姿を見続けた。