【ゴア王国に天竜人が訪問した年からさらに年月が経ち、エース、サファイア、ルフィの3人は今日もまた修行を続けていた…】

エ・ル「「うぉぉぉぉぉ！！」」

エースとルフィは取っ組み合いをしていた。

エ「うぉぉ！！」

ル「おわぁ！？」

ルフィは“ゴムゴムのピストル”を放つがそれを避けられ逆に腕を掴まれて投げ飛ばされた。

エ「はっ！また俺の勝ちだな！」

ル「クソォ…やっぱりエースの動きはすげぇな！」

長い年月の中でルフィのゴムゴムの能力をコントロールする力は着実についていた。しかし、エースにはあと一歩のところで避けられている。

エ「まあ、お前の能力も戦闘向きにはなってきたな！」

ル「おう！明日は俺が勝つ！」

弟の意気込みを聞き、エースは口角を上げた。

ル「エース、サファイアはどこ行ったんだ？」

サ『私はここだよ、ルフィ！』

声のする方へ顔を上げると木の枝に座ってこちらを見下ろすサファイアの姿があった。

ル「サファイア！何してんだよ、そんなとこで！」

サ『さっきまで2人が戦ってたから、邪魔しないようにしてたの』

枝から飛び降りてそう説明をした。

ル「そうなのか？それで、どこに行ってたんだ？」

サ『ふふ！2人が頑張ってたから食料を調達に行ってたの！そしたらほら！』

そう言ってサファイアは木の裏から大きな野牛を引っ張って来た。

ル「すっげぇぇぇえぇぇ！！！」

エ「こりゃあ大物だな！また腕を上げたな！」

サ『全然！さあ！早速焼いて食べましょう！』

ル「メシだぁぁぁぁ！！」

3人は昼食をとるため一時休息をとることにした。