エ「えっ！？不確かな物の終着駅（グレイ・ターミナル）を燃やす！？なんでそんなことすんだよ！？」

ブルージャムから作戦を聞きエース、サファイア、ルフィの3人は耳を疑った。

ル「大変だ！みんなに知らせねぇと！こいつらやっぱ悪ぃ奴らだ！！」

ブ「騒ぐなと言ったろ！！おい、押さえろ」

手下に3人は押さえられ、運んでいた荷物の中身を教えられ、その量の多さから想像を絶する大火事が起きることを言われた。

ル「そんな…」

エ「てめぇ…正気かよ！？」

サ『酷い…』

ブ「へっへっへ…さすがの悪ガキ共も、腰が引けたか？…だが、作戦を知っちまったんだ…おめぇらを解放するわけにゃぁ、いかねぇ…火事の前に、ひとつ聞きてぇことがあるんだが…」

そう言うと、ブルージャムはエース達の顔を見て言った。

ブ「なぁ、おめぇら…どこかに、財宝を溜め込んでやしねぇか？」

3人はブルージャムを歯を食いしばりながら睨みつけた。

サ『そんなこと、あなたなんかに教えるわけないでしょ！？』

サファイアの言葉を聞きブルージャムは目を向けた。

サ『……』

サファイアも怯まず睨み続けた。

ブ「威勢がいいな…お嬢ちゃん」

ブルージャムはゆっくりサファイアの方へ近づいてくる。

エ「おい！そいつに近づくんじゃねぇ！！」

ル「こんにゃろ〜！！俺の姉ちゃんに近づくな！！」

エースとルフィが声を上げるもそれを無視して近づく。そしてサファイアの前まで行くと、じっくりと顔を見る。

ブ「へっへ…なるほどな…」

サ『な、なに...』

するといきなりブルージャムはサファイアの首を掴んだ。

サ『…は…離して！』

エ「てめぇ！！何しやがる！？」

ブ「へっへ…俺はポルシェーミのやつからこのお嬢ちゃんのことを聞いてたんだよ…やつの最期の瞬間にな…確かに、あいつの言う通り、こいつは高く売れる顔をしている」

ブルージャムはそう言って手下にサファイアを縛るように命令した。

エ「くそっ！！サファイアを離せ！！」

ブ「安心しろ、ガキ共…お前らの大事なお嬢ちゃんは俺と一緒に生きる…俺が死ぬまで一生、こき使ってやる…」

ル「ふざけんな！！俺の姉ちゃんを返せ！！」

ブ「はぁ…どうやらおめぇらは、お嬢ちゃんのことばかりで財宝については言わねぇようだな…残念だ…おい、アジトに縛り付けとけ」

ブルージャムの命令でエースとルフィはアジトの柱に縛られた。

サ『やめて！！2人を離して！！私だけでいいでしょ！！』

ブ「そうもいかねぇってのはさっき話したんだがな…まあいい…火事まであと数時間、別れを惜しむ時間もない…今のうちにあいつらの最期の姿を目に焼き付けとけ」

そう言ってブルージャムは歩き出し、サファイアも抱えられて連れていかれる。

サ『いや！！エース！！ルフィ！！』

エ「サファイア！！」

ル「サファイア〜〜！！」

アジトを出た瞬間、サファイアは当身を受け2人が叫ぶ姿を最後に意識を失った。