さらに数日たち‥‥

ついにナグリの船が完成した。そして、いつでも出航できる状態となったが、ナグリは4人の修行の成果の総仕上げが残っていると言い、大虎狩りに行くと告げた。

森に行き、4人は虎が現れる入り口の前に立つ。

サ「来やがった」

それと同時に、地響きのような足音が聞こえた。

木をなぎ倒しながら大虎はその姿を表し、大きなうなり声をあげた。

エ・サ・サ・ル「「『「！！」』」」

エ「俺が1番だ！！」

サ・ル「「あっ！！」」

サ『エース！！』

エースはまた真正面から虎に突っ込んで行った。

虎も攻撃を繰り出すが、エースはその攻撃を見切り、一撃をくらわした。

エ「どうだ！？」

しかし、その直後に虎のしっぽの攻撃を受けエースは弾き飛ばされた。

エ「うっうぅぅぅ」

サ『エース！！』

虎はエースに飛びかかろうと向き合ったが、すかさずサボが釣竿を首にひっかけた。

サ「今度は俺が相手だ！」

サボは力いっぱい引くが、虎の力には勝てず勢いよく虎に引っ張られた。

サ「うわぁぁぁ！！」

エースと同じようにサボも地面に叩きつけられた。

サ『サボ！！‥‥今度は私よ！！』

サファイアは走り出し、虎の足元に潜り込み、虎の視界から一瞬姿を消した。

サ『はぁ！！』

サファイアは虎の前足から攻撃を当てた。その攻撃に虎はバランスを崩した。

サ『（よし！このまま‥‥）‥‥きゃあ！！』

サファイアが虎の体の下から一瞬抜け出した途端、気づいた時には目の前にしっぽがあった。
両腕で攻撃を防いだが、弾き飛ばされた。

ル「サファイア！サボ！エース！‥‥うあっ！」

ルフィの前に大虎が睨みながら立っていた。そしてルフィを目掛けて走り出した。

ル「うわぁぁ‥あっあぁぁ‥くそぉ！ゴムゴムの〜ピストル〜！！」

ルフィは技を繰り出すが、その攻撃は虎の顔に弾かれた。その反動でルフィは尻もちをついた。

ル「うわぁ！うわぁ‥あぁぁ‥うわぁぁぁぁ！！」

虎はルフィに飛びかかろうと大きく飛び上がった。

エ「まずい！ルフィ！」

サ「逃げろ！」

サ『危ない！』

3人はルフィの元へ全速力で駆け出した。