木の上から睨んでいる少年を見ているとガープがサファイアの頭を撫でて言った。

ガ「あいつがエースじゃ。年はお前より1つ上じゃ。こいつらと一緒に暮らすんじゃ！仲良くせぇよ」

ガープの言葉を聞きながら、エースの方を見ていると一瞬目が合ったがエースは顔を逸らした。

ガ「そんじゃ、わしは帰るからな！サファイア！達者で暮らせよ！」

そう言い残し、ガープは山を下っていった。

ダ「おい！サファイア！！」

しばらくガープの方を見ていたサファイアに、ダダンが強めに言った。

サ『はい？』

ダ「これから、おめぇはここで居候することになる！だが！！住ませてやる代わりに、おめぇには死ぬ気で働いてもらうからな！！！掃除、洗濯、飯の支度、武器磨き、その他にも仕事をやるからね！！！」

サ『はい！分かりました！！』

ダ「分かったのかよ！！」

ダダンとのやり取りを見ていたエースは、呆れたように中に入っていこうとした。

それに、気付いたサファイアはエースを呼び止めた。

サ『待って！エースさん！』

サファイアの呼びかけにエースは睨んだまま振り返った。

睨まれたことに一瞬体を震わせたが、サファイアは笑顔で言った。

サ『私はサファイア！よろしくね！！』

エースは一瞬サファイアを見て、何も言わずに中に入っていった。

サ（気に障ることしちゃったかな‥‥）

？「気にすること、ニーだよ！あいつは無愛想なやつだから」

？「うん。そうだぞ」

不安になり落ち込んだ顔をしたサファイアに、ダダンの子分であろう2人が話しかけた。

？「俺、ドグラって言うんだ。よろしくな！」

？「ほんで、俺はマグラ」

ドグラとマグラは優しく笑いかけてきた。

そんな2人を見てサファイアもつられて笑顔になった。

サ『はいっ！よろしくお願いします！』

ド・マ（（/////！！！/////か、可愛い～～～～～～/////））

サファイアの笑顔にドグラとマグラは、デレデレになった。

ダ「てめぇら！！！ボサッとしてねぇで働け！！！」

2人の様子を見て、ダダンが鬼の形相で怒鳴った。

ド・マ「「は、はいっ！お頭！！！今すぐ！！！」」

ダ「サファイアもだ！！！早速、働いてもらうからな！！！」

サ『はいっ！』

ダダンに呼ばれ、サファイアも中に入っていった。