サ『マキノさん！！』

サファイアは夕食の準備をしているマキノがいる台所にいた。

マ「あら、サファイアちゃん！どうしたの？」

サ『何かお手伝いさせて！！』

マ「あら、ありがとう！でも、サファイアちゃんも休んでてもいいのよ？」

サ『ううん、マキノさんのお手伝いがしたいの！』

マ「そう？じゃあ、お願いしようかな！」

マキノはサファイアの頭を撫でながら笑った。

サ『うん！！』




しばらくして、食卓には豪勢な料理が並んだ。

マ「お口に合うといいけど、サファイアちゃんが手伝ってくれたから絶対に美味しいわね」

サ『えへへ、マキノさんのお手伝いしただけだよ』

サファイアは照れくさそうに笑った。

全「「「「おぉぉぉっ！！」」」」

ル「うんめぇぇぇ！！」

ルフィは目を輝かせた。

ダダン一家は楽しく食事をとった。

そこに1人の人物が近づいていた。


サ「やっぱ、航海に美味いメシは欠かせねぇよな！海に出たらまず、1番腕のいい料理人を仲間にするぞ！！」

サ『3人ともいっぱい食べるから大変そうだね』

エ「俺が最初に海賊になるから、そいつは無理だな」

ル「ずるいぞ！！俺が1番に海賊になるんだ！！」

全「「「「ブーーーー！！」」」」

ルフィが言った途端、ダダン一家が吹き出した。

エ・ル「「ん？」」

？「オッホン！！」

エ・ル「「あ‥‥」」

聞き覚えのある声を聞いたエースとルフィの顔は一瞬で青ざめた。

ガ「ま〜だ、そんなことを言っとるのか！？」

ゆっくり振り返ると、鋭い目線をしたガープが立っていた。

エ・ル「「ブーーーー！！」」

ガープを見た途端、エースとルフィも吹き出した。

ガ「お前らがなるのは海兵じゃというのが、分からんのか！？」

ｺﾞｯ！！

ｺﾞｯ！！

ガープはエースとルフィに、ゲンコツで頭を思いっきり殴った。

エースとルフィは一瞬で倒れた。

ガ「ダダン！！」

ダ「はい！ガープさ」

ｺﾞｯ！！

ダ「何で‥‥あたしまで‥‥？」

ガ「ガキ共の教育がなっとらんようじゃな」

サ『お、おじいちゃん‥』

サ「ガープって、あのジジイがエースとサファイアとルフィのじいちゃん？」

ガ「ボウズ‥‥お前も海に出るとかぬかしておったな‥‥」

ガープはサボを睨みつけた。

ル「［ボウズ］じゃねぇ！！サボだ！！俺達は一緒に、兄弟の盃を交わして海賊になるって誓ったんだ！！」

サ『ル、ルフィ‥‥』

エ「また余計なことを‥‥」

ガ「ほおぉぉ、そりゃあつまり、わしにしごいてほしいバカ者が（サファイア以外）3人に増えたということじゃな？」

エ・サ・ル「「「うっ‥‥うわぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！」」」

ガ「逃がさんぞ！！」

サ『エ、エース〜〜！！サボ〜〜！！ルフィ〜〜！！』

村「やれやれ」

マ「ふふ‥良かったわね、ルフィ‥2人のお兄さんとお姉さんが出来て‥‥じゃあサファイアちゃん、ルフィによろしくね」

サ『うん！！また来てね！！』

マキノ達が帰った後も、コルボ山ではエース、サボ、ルフィの3人の叫び声が響き渡り、夜遅くに帰ってきた3人はボロボロになっていた。