翌朝‥‥

サ『ん‥‥』

サファイアはいつも通りに目が覚めた。

エース達の方を見ると3人はまだ寝ていた。

サ『ふふ』

サ（寝顔だけは、大人しいのに）

サファイアは起き上がり、下に行くとダダンの叫ぶ声が聞こえた。

サ（ダダンさん、必死だな‥‥ん？）

ダダンの叫ぶ声が聞こえなくなり、窓の外を見るとダダンの前に老人と若い女性がいた。

サ（誰だろう？こんな所まで来るなんて‥‥）

？「すみませーん‥こちらにルフィがお邪魔していると聞いたのですが‥‥」




ル「マキノ～～！！」

マ「ルフィ！！」

アジトに来た2人は、ルフィの生まれたフーシャ村の村長と、店を出しているマキノという女性だった。

ルフィはマキノに新しい服を持ってきてもらい喜んでいる。

マ「丈を合わせるから、あなた達もいらっしゃい」

エ・サ・サ「「『え？』」」

マ「ね？」

マキノは3人に優しく微笑みながら言った。

エ「ふん」

サ「えへへ」

エースは無視しようとしたが、サボはマキノに言われて行った。

エ「あ、おい！」

マ「君たちも」

サ『行ってみよう、エース』

エ「‥‥‥チッ」

エースは舌打ちをしながらもサファイアに誘われ言われた通りにした。

マ「エース君はやんちゃだって聞いてたけど、意外にいい子なのかな、ん？」

エ「そ、そんなこと‥‥」

口では反論するも、エースの顔は赤くなっていた。

サ・ル・サ「「『ヒヒヒッ/ふふふっ』」」

サ「照れてらぁ‥‥」

ル「真っ赤だぞ、エース」

サ『可愛いとこあるんだね！』

エ「お前ら！！」

マ「ああ、ほら！動いちゃだめ」

からかわれたことで、怒ろうとしたエースだったがマキノに止められ仕方なく飛びかかる勢いを抑えた。

エ「後で覚えてろよ‥」

サ・ル・サ「「『アハハハハハハ』」」

マ「よし、もういいよ‥‥じゃあ次は、あなたね」

マキノはサファイアに近づいた。

サ『私もいいの？』

マ「もちろん！あなたの分も作ってきたわ‥お名前は？」

サ『サファイア‥‥』

マ「素敵な名前ね！サファイアちゃん‥‥緊張しなくていいのよ？」

マキノはサファイアの頭を撫でながら言った。

サ『うん！！』

マ「ふふ、じゃあサファイアちゃんは、あっちで着替えましょう」

サファイアはマキノに連れられ中に入った。

サ『どんな服？』

マ「うふふ、絶対サファイアちゃんに似合うわよ‥‥じゃーん！！」

そう言ってマキノが取り出したのは、淡い紫色のワンピースだった。

サ『可愛い‥‥でも、私、絶対似合わないよ』

マ「そんなことないわ！サファイアちゃん可愛いから何でも似合うわよ！さあ、着てみましょう」

サファイアはマキノに言われ着てみることにした。