サ「エース！サファイア！ルフィ！」

サボは立ち上がり、3人の名前を叫んだ。

エ・サ・ル「『「？」』」

サ「俺たちは、必ず海へ出よう！この国を飛び出して、自由になろう！‥‥広い世界を見て、俺はそれを伝える、本を書きたい！！航海の勉強なら、なんの苦でもないんだ！！もっと強くなって、海賊になろう！！」

そう言うサボの顔は、とても輝いて見えた。

ル「イッヒヒ‥‥」

エ「ヒヒッ」

サ『アハハッ』

エ「そんなもん、お前に言われなくてもなるさ！！俺は海賊になって、勝って勝って勝ちまくって、最高の名声を手に入れる！！それだけが、俺の生きた証になる！！‥‥世界中の奴らが、俺の存在を認めなくても、どれほど嫌われても、大海賊になって、見返してやんのさ！！俺は誰からも逃げねぇ！誰にも負けねぇ！恐怖でも何でもいい、俺の名を世界に知らしめてやるんだ！！」

エースの言葉には力強さが感じられた。

サ『ふふ！私は！』

サファイアは海をまっすぐに見つめた。

サ『私は！誰よりも自由で！夢を追い求める海賊になる！私は船長にはならない…なれるほどの器はないけど、誰かを支えて助けになれるぐらい強くなる！そして、自分の夢を！仲間の夢を！絶対に叶える！楽しく毎日が仲間と一緒に過ごせることを喜びたい！それが私の海賊としての人生にしてみせる！』

サファイアは母を思い、恩人を思い出しながら自分の夢を強く語った。