4人はワニ皮を売りに行くために、町へ向かっていた。

エース、サボ、ルフィの3人は肩車をして布を羽織り、サファイアはワニを乗せた荷車の中に隠れた。

エ「サファイア、大門の前で見張りのやつの前を通り過ぎるまで、ちょっと我慢な」

サ『大丈夫、これくらいなんてことないよ』

エ「じゃあ行こうぜ」

そのまま4人は町に向かった。

途中、大門の前で見張りに荷物は何かと聞かれたが、ワニを見せたら驚いたもののサファイアの存在に気付かず何の疑いもなく通したため、4人は町に入ることが出来た。

【大門をくぐると、通行人を見渡せる歩道が広がり、端町へ出る‥‥端町は町の不良やチンピラ達が、屯する場所‥‥】

チ「おい、おっさん、その荷物置いてきな」

1人のチンピラが寄ってくると、周りのチンピラ達も集まってきた。

肩車をしている1番上のエースは黙ったままでいた。

チ「おい、何とか言え、こらぁ！！」

その様子が気に食わなかったのかチンピラは怒鳴った。

エ「‥‥うるせぇ、チンピラ」

チ「何！？」

1番下のサボがチンピラの足を殴った。

チ「こ、こいつ‥‥」

エースは意地の悪い笑を浮かべた。

エ「かつあげする時は‥‥」

そう言いながら、エースは自分達を覆っていた布を脱いだ。

エ「よぉぉく、相手を選びな！！」

3人は鉄パイプを構えた。

サファイアも荷車の中から出て構えた。

チ全「えぇ！？」

チ「こ、こいつら、例の！」

エ「行くぞぉぉ！！」

サ・ル・サ「「『おう/うん！！』」」

4人は飛び上がり、チンピラ達を叩きのめし、そのまま町の方に向かって行った。