サ『！！‥‥エース！！サボ！！』

エースとサボの姿を見てサファイアの目から涙がこぼれた。

エ「どけっ！！」

エースはチンピラの1人を鉄パイプで殴った。

チ２「こ、こいつだ！！ポルシェーミさん！！」

チ１「金奪ったのこいつです！！ちくしょぉぉぉぉ！！」

ポ「何！？」

エ「！！てめぇ‥‥そいつを離せ！！」

エースはポルシェーミに捕まっているサファイアを見て殴りかかるが、逆に捕まってしまった。

ポ「自分から来てくれたんなら話は早ぇ！‥‥お前のダチがこいつと一緒に逃げたから、金の在処を聞き出せなくなったと思っていたとこだったんだよ‥‥それに、こいつを離すことは出来ねぇな‥‥こいつはこれから売りに出すって考えてるんだからな‥‥」

サ『エース！！』

エ「は、離せ‥‥サボ！！」

サ「セオリャァァァ！！！！」

エースがサボの名を呼ぶとサボはポルシェーミの背後からポルシェーミを殴った。

殴られた衝撃で、ポルシェーミはエースとサファイアを掴む手を離した。

チ全「「ポルシェーミさん！！！！」」

ポルシェーミが殴られたことでチンピラ達が叫んだ。

エ「うっ‥‥」

サ『くっ‥‥うぅ‥‥』

ポ「‥‥‥結構、痛てぇじゃねぇかよ‥‥おいっ！」

ポルシェーミはサボを睨みつけた。

サ「くっ‥‥」

ポ「大人をからかっちゃどうなるか‥分かってるんだろうな！！」

エ「お前の相手はこっちだ！！サボ！サファイアを！！」

サ「うん‥‥相手は刀を持ってんだ‥‥気をつけろよ！！」

エースがポルシェーミに攻撃している間に、サボはチンピラを掻い潜りながら、サファイアに駆け寄った。

サ「サファイア！！大丈夫か！？」

サ『う、うん‥‥ありがとう‥‥ルフィは‥‥』

サ「ルフィならちゃんと見つけた‥‥お前が助けたんだってことも聞いた」

サ『そっか‥‥よかった‥』

ル「サファイア～〜〜！！」

話しているとルフィが走ってきた。

サ「お前！？なんで来てんだよ！？」

ル「サファイア～〜！！よかった‥‥無事だった‥‥」

サ『ごめんね、ルフィ‥‥心配かけて』

サボはサファイアを立ち上がらせた。

サ「走れるか！？」

サ『大丈夫‥‥』

サ「よしっ！逃げるぞ！エース！」

エ「‥‥‥先に行け！」

サ「バカッ！！お前‥‥早くしろ！！」

サボはエースに叫ぶがエースは動こうとしない。

エ「‥‥‥一度向き合ったら‥‥俺は、逃げない！！」

エースはそうはっきり言った。