【八日目】

ル「エース！サファイア！待てよ～〜！」

この日もルフィはエースとサファイアを追って行った。

「お頭〜〜〜」

ダ「働け、クソガキ！！」

ド「言っても無駄じゃ」

ダ「連れ戻してこ～〜い！！」

ド「へい‥‥」

ル「今日は見失わねぇぞ～〜！！」

サ『ふふっ』

サ（ルフィもかなり追いつけるようになってきた！でも、さすがにあそこまでは来て欲しくはないかな‥‥）

エースとサファイアは、軽々と岩を飛び上がった。

ル「俺だってぇぇ！！」

それを見たルフィも必死に飛び上がり追いつこうとした。

ル「ヘェ‥ヘェ‥友達になろう！‥‥！！うわぁぁぁぁ！！」

エースに呼びかけようとして上を見上げたら大量の岩がルフィ目掛けて落ちてきた。

ル「ぎゃああああ！！」

ルフィは何とか避けて逃げた。

サ『はぁ‥‥さすがにあれじゃ危ないよ‥‥』

エ「平気だろ‥‥あれを避けたんだ‥‥行くぞ‥‥」

【十日が過ぎ‥‥】

ダ「ルフィ！！」

ド「遠ぉぉくの昔に出ちまっ」

ダ「探しといで！！」

ル「ヘッ‥ヘッ‥ヘッ‥」

【追いかけては見失い】

ル「うーん、えっ？うわぁぁぁぁ！！」

【しかし毎日毎日】

ル「エース！！サファイア！！おわあ、うわぁぁぁぁ！！」

サ『あっ！あの下は‥‥』

ル「イテテテテッ！！」

ルフィは大きな鳥の巣に落ちて、つつかれていた。

サ『やっぱり‥‥』

【一ヶ月‥‥二ヶ月‥‥】

ル「エース～〜！！サファイア～〜！！」

【雨の日も、風の日も】

ル「うわぁぁ！」

ダ「うわぁぁぁぁ！！」

ル「エース～〜！サファイア～～！」

【ルフィは必死にエースとサファイアを追いかけ続けた】

ル「ヘッ‥ヘッ‥フガッ！！‥フンニャッ！！」

ダ「またルフィはエースとサファイアのケツを追っかけてんのかい！？」

ド「あんだけ痛いめーにーあって、よくこりにーもんだぁぁ」

ダ「もう！変な心配させんじゃねぇよ！」

ド「ヘヘッ、心配なんですかい？」

そんなダダンを見てドグラが、ニヤつきながら言った。

ダ「そ、そんなわけねぇだろ！バカ言ってんじゃねぇよ！ぎゃああああ！！」

ダダンはドグラに言われたことを否定しようとしたが、目に入ったものによりそれは遮られた。

ド「ひぃぃぃ～〜！」

それを見たドグラも思わず固まった。

ル「蜂の巣が落ちてきた、二ッ」

見ればそれは顔が大きく腫れたルフィだったがその腫れはあまりにも酷かった。

ダ・ド・マ「「「‥‥‥誰？」」」

思わずその場にいた三人は、そんな反応をした。