ダ「サファイア！！」

手当が終わり道具を片付けている時と同時にダダンが来た。

サ『ダダンさん』

ダ「こいつの手当は終わったのか？」

サ『はい。今終わったところです』

ダ「ったく！面倒な心配をかけやがって！このクソガキ！」

マ「まあ、まあ、お頭‥‥」

ダダンはルフィの胸ぐらを掴んで部屋に向かった。

部屋に着いた途端、ルフィを部屋に投げ込んだ。

ダ「今日はもう寝ちまいな！明日からきっちり働くんだぞ！」

ル「かァァ‥‥」

ダダンが扉を閉めた途端、ルフィはいびきをかいて寝ていた。

ダ「早っ！」

サ『ふふふ‥‥』

そんなルフィを見てサファイアは小さく笑った。

サ（ルフィって面白い子だな‥‥）

ふと、サファイアはエースのほうを見た。

サ『起きちゃった？』

エ「‥‥‥ああ」

エースはゆっくりと体を起こした。

サ『ルフィが谷底にいた理由は大体の察しはついたわ‥‥』

エ「‥‥‥‥」

サ『だからって私がエースを怒ろうとかそんなことは思ってないよ！』

エ「‥‥‥‥」

サファイアは真っ直ぐにエースの目を見た。

サ『ルフィはエースのこと、全然怒ってないみたいだし、何より無事だったのがよかったっていうのが一番の思いかな‥‥』

エ「そうか‥‥」

サ『でも、やっぱりルフィは私たちよりも年下なんだから、もうちょっと優しくしてあげてね？』

エ「‥‥‥さあな」

エースはサファイアに悪戯っぽい笑みを向けて言った。