ダダン達が宴をやっている頃、エースは1人風呂で過去を思い出していた。

エ「‥‥‥‥」

《ゴールド・ロジャーにもし子供がいたら？》

エ《‥‥‥》

《そら間違いなく打首だ》

《遺言はこう言い残してほしいね‥‥“生まれてきてすいません‥ゴミなのに”》

エ「‥‥‥」

ﾊﾞｼｬｯ



エースが風呂から上がるとダダンの声が聞こえてきた。

ダ「大体こちとら、エースの奴もとうに見放してるんだ」

聞くと自分のことを話していた。

ダ「どこで野垂れ死んでもらってもガープには事故だと報告すりゃいいと思ってんのに」

サ『そんな‥‥』

ダダンの言葉を聞き、エースはその場で立ち止まり話を聞いた。サファイアもダダンの話を聞いていた。

ダ「［憎まれっ子世に憚る］ったあ、この事だ」

エ「‥‥‥‥」

ダ「あいつは、【鬼の子】だよ」

エ「！！」

ダ「万が一政府が嗅ぎつけてみなよ、あたしら一体どんな目にあうと思う？」

マ「まあ、まあ、お頭‥」

ド「ちぃぃと、飲み過ぎじゃあ二ーすか？」

エ「‥‥‥」

サ『‥‥ひどいですよ‥‥ダダンさん‥‥』

ダ・ド・マ・エ「「「「！！！」」」」

ダダンの話を聞いてサファイアは黙っていることが出来なかった。

サ『確かに‥‥エースはみんなからしたら【鬼の子】と言われてしまう‥‥でも‥誰から生まれてきてもエースはエースです！！！』

エ「！！！」

サファイアは続ける。

サ『たとえ政府がエースの事を嗅ぎつけても、私はエースを絶対見捨てない！ダダンさんがエースのことをどう言おうとも私は‥』

ド「サファイア‥‥」

マ「まあ、まあ、サファイアも落ち着けよ‥」

サ『！！！‥‥‥ごめんなさい‥‥』

エ（サファイア…）

サ『私、お風呂入ってきます‥‥』

マ「ああ、今日はゆっくり休めよ」

サ『ありがとう‥マグラ』

サファイアは風呂場に向かった。


サファイアは風呂に入りながら自分の言葉を思い返していた。

サ（ちょっと言い過ぎちゃった‥‥明日ダダンさんにもう一度謝ろう‥‥）


エースは部屋に戻り布団で寝転びながら、サファイアの言葉を思い出していた。

エ（サファイア…）

サファイアの言葉に気持ちが軽くなったのをエースは感じた。