「お～～い！！エースが帰ってきたぞ！」

「飯だ～～～！！！」

ド「んうぉ？エース、おめェ1人で帰ってきた二ーか？」

マ「あいつは？ルフィはどうした？一緒じゃなかったのか？」

エ「知るか」

ド「エース、サファイアはどうした？」

エ「あいつと一緒じゃねえのか。この森で1人だと死ぬだろうからな」

マ「‥‥ サファイア‥大丈夫かよ‥」



その頃サファイアは、エースと別れてルフィを探して、1人森の中を駆け回っていた。

サ『ルフィ～～～！！何処にいるの〜！！返事して～～～！！』

サファイアが呼びかけるも返事はない。

サ（全然見つからない‥‥もう山小屋に帰ってるのかな‥‥）

サファイアは山小屋に戻ることにした。



サファイアが山小屋に帰ってきた時は既に陽は沈み、夜になっていた。

ド「おぉ！！サファイア！！無事だったか！！」

見張り台にはドグラとマグラがいた。

サ『ドグラ！マグラ！ルフィは帰ってきた？』

ド「いや‥‥まだ帰ってきて二ーよ」

サ『そんな‥‥』

マ「まあまあ、サファイア‥今日はもう夜になっちまったからまた明日探せばいいぞ」

サ『うん‥‥エースは？』

マ「今、風呂に入ってる」

サ『そっか‥‥』

サ（エースに聞けば分かると思ったんだけど‥‥）


中に入ると、山賊達は既に食事をしておりダダンも酒を飲んでいた。

サ『ただいま』

「「「サファイア！！おかえり！」」」

ダ「おお、帰ったか‥‥で、ルフィの奴はどうした？」

サ『ごめんなさい‥‥見つけられなくって‥‥』

ダ「そうか‥うへぇ‥‥」

ダダンを見るとかなり酔いが回っているようだった。

ド「しっかりしてくれ二ーすか！お頭！！」

ダ「何だって！？」

サ（ダダンさん‥どれだけ飲んだんだろう‥‥）

ダダンの酔っている状態をサファイアは少々驚きながら見た。

ド「だから、初日から行方不明ってまずく二ーすか！？」

ダ「んなもん、ほっとけ！！死んだら死んだで仕方ねぇよ！」

そう言って酒を流し込んだ。

ドグラは必死にルフィのことをダダンに訴えるが、酔っている状態のダダンには何も入っていかない。

サ『でも‥ダダンさん、このまま見つからないのも可哀想だし‥‥』

マ「そうっすよ、それにガープさんに殺されちまいますよ」

ダ「けっ！大体なんであたしらがガープの孫の面倒をみなきゃいけないんだい、ここは子守の場じゃねぇんだっつう〜の！！てめぇの孫の面倒はてめぇで見ろってんだ！」

マ「じゃ、そう言えばいいのに‥‥」

ダ「なんだと！？」

ダダンは酒瓶から酒を飲んだ。

サ（はあ‥‥ルフィ‥‥本当に大丈夫かな‥‥ダダンさんはこんな状態だし‥‥エースもきっと探してくれないし‥‥）

サファイアは1人ルフィの身を案じながら、ダダンたちの話を聞いていた。