〈中間の森〉の宝の隠し場所にサファイアは一番乗りに着いた。

サ『ふぅ‥‥』

袋を下ろし一息つく。

サ『あの人たち、意外と強かった‥‥エースとサボはまだかな』

サ「お〜い、サファイア〜！」

独り言を言っていると、サボが戻ってきた。

サ『サボ！！おかえり！！』

サ「ああ！！どうだった？」

サ『うん！！結構集めてきたよ！！サボは？』

サ「ああ！！俺も結構稼いできたぞ！」

サ『後はエースだけだね！』

サ「ああ、あいつはどうだろうな！」

サ『この前は、サボが1番多かったんだよね』

サ「ああ！だからあいつ《次は、俺がお前らを驚かしてやるからな！！》って言ってたからな！」

サ『ふふふ…そろそろ来るかな‥‥』

エ「サボ！！サファイア〜！！」

サ「おっ！ちょうど来た！」

サ『ふふ、噂をすればだね！』

サ「ああ！！」

サ『おかえり！！エース！』

エ「おう！！」

サ「どうだ？今日のお前の稼ぎは？」

エ「ひひっ！いいもんだ！」

サ『じゃあ、それぞれのを見せよう』

エ・サ・サ「「『せーの！！』」」

3人は一斉に自分の袋を開けた。

1番多かったのはエースの袋の中身だった。

サ『うわぁ！』

サ「すっげえ！」

エ「へへっ！だろ？」

サ「でも、今日はサファイアのもすげぇな！」

サ『そう？』

エ「ああ！上達したな！」

そう言って、エースはサファイアの頭を撫でた。

サ「そうだぞ！頑張ったな！」

サボも頭を撫でた。

サ『ありがとう！！2人とも！』