〜翌朝〜

サ『ん‥‥』

朝の日差しを浴びてサファイアは目を覚ました。

サ（あれ？ここは‥‥？）

サファイアは少し考えて昨日のことを思い出した。

サ（そうだ…私、昨日ダダンさんと一緒に2階に上がって寝たんだ）

周りを見回すと、エースが寝ていた。

サ（エースさん‥‥寝てる）

話すことが出来ずにいたが、サファイアはその寝姿に少し安心した気持ちになった。

サ（朝ごはん作ろうかな‥‥）

サファイアは起き上がり部屋を出た。

その様子を、エースは薄目で見ていた。



ダ「ふあぁぁぁぁ～～～」

朝の日差しにダダンは目を覚ました。

ダ（昨日は疲れた‥‥いきなりガープが来たと思ったら、またガキの世話をしろ〜〜なんて‥‥まあ、サファイアはまだ使えるからいいが‥‥）

そう考えて、広間の方に向かって歩き出した途端、広間からいい匂いが漂ってきた。

ダ（ん！？何だ！？この美味そうな匂いは‥‥）

少し急ぎ足で広間に向かった。

ダ「なっ！？」

広間に入ると、そこには何とも美味しそうな料理がずらりと並んでいた。

ダ「なっ、なっ、何だ！？これは！？」

サ『あっ！ダダンさん！おはようございます！』

ダダンが声のする方を向くと、サファイアが手に料理を持っていた。

ダ「サファイア！こりゃ一体‥‥」

ダダンの反応を見てサファイアは笑った。

サ『えへへ‥‥勝手かなって思ったんですけど、私が作ったんです！』

ダ「‥‥‥‥‥‥えっ
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えぇぇぇぇぇぇ～～～～～～～～！？」

ダダンが天まで響く様な大声を上げた。

マ「何だ！？何だ！？」

ド「お頭！？どうしやした！？」

「何だ！？何だ！？」

全-ダ「「「「！！！！」」」」

ダダンの声を聞き、広間に集まったダダンの子分達が広間に並べられている料理を見て唖然とした。

マ「こ、こりゃ‥‥」

サ『皆さん！おはようございます！』

サファイアの声にはっとした子分達は笑顔になった。

全-ダ「「「「おはよう！！」」」」

サファイアは、その様子を見てふふっと笑った。

ド「サファイア、これ‥オミーが作ったのか！？」

サ『はいっ！私、ここに居候させてもらってるから少しでも皆さんのお役に立てたらいいなって思って‥‥料理は母さんに教えてもらってたので』

全（（（（いい子過ぎる‥‥‥泣））））

サファイアが照れくさそうに言うと、ダダンを含めた全員が涙を流した。

サ『えっ、あの、私、何かしました？』

全員の反応にサファイアは首を傾げた。