エースの言葉にルフィは泣きながら起き上がり、そして頷く。

ル「うん…」

サ『ルフィ…私も約束する！絶対にルフィとエースを残して死なない！』

サファイアもルフィの顔を見ながら伝えた。

ル「…うん！」

エ「サボから、俺は頼まれてんだ。約束だ！俺は絶対に死なねぇ！…お前みたいに弱虫な弟を残して死ねるか！」

ル「うん…うん！」

エースの言葉にルフィはさらに力強く頷く。

エ「俺は頭が悪ぃから、サボが、一体何に殺されたのか、分からねぇ！…でもきっと…自由とは反対の"なにか"だ！…自由をつかめず、サボは死んだけど…サボと盃を交わした俺たちが生きている！」

エースの言葉にルフィは涙が止まらなかったが必死に抑えようとしていた。

エ「だから…いいか、サファイア！ルフィ！俺たちは絶対に…"悔い"のないように生きるんだ！」

サ『うん！』

ル「うん…」

エースはサボと話したある夜のことを思い出す。

サ《貴族の男は…18歳で本当の貴族と呼ばれる…だから俺は、17歳で国を出る！》

エ「…俺たちは…いつか必ず海へ出て…思いのままに生きよう！誰よりも自由に！」

サ・ル『「うん！！」』

エ「それはきっと…色んなやつを敵に回すことだ！…ジジイも敵になる…命懸けだ…出航は17歳！俺たちは…海賊になるんだ！！」


3人はサボを失った悲しみを背負いながら、未来を生きることを決意した。

サ（サボ…私たちは絶対に海賊になって…自由を手にしてみせる…だから…私たちを見守っていてね…サボ）