エ「この木の幹に6年間溜め込んだ宝を隠してある…」

ブ「そうか」

ルフィはメモが手渡された様子を見て泣いた。

エ「泣くな！大丈夫だ…これで終わったわけじゃない」

エースの言葉を聞いてルフィは必死に泣くのを堪えようとした。サファイアはルフィの背中をさすりながらも悔しそうに自分の拳を強く握った。ブルージャムは手下にメモを渡すと何かを合図した。その直後3人は捕まった。

ル「うわぁ！！」

サ『離して！！』

エ「何すんだ！場所は教えたじゃねぇか！」

ブ「確かに終わったわけじゃない…嘘という可能性もある。おめぇらもついてこい」

エ「ふざけんな！！そんなことやってるうちに逃げ場が無くなる！！お前ら勝手に行けよ！！」

エースが強く言い放つとブルージャムは銃口をエースに向けた。

エ・サ・ル「『「！！」』」

ブ「今の俺を…これ以上、怒らせるな…ガキの集めた財宝を頼りにしてでも、俺は再び返り咲いて、貴族どもに復讐すると誓ったんだ！おめぇらの兄弟もそうだろ？」

ブルージャムは貴族に対する怒りをぶつける。

エ「サボはそんなこと思ってねぇ！！」

ブ「同じだ！ばかやろう！！おめぇらとつるんで優越感に浸ってただけだ！」

ル「……違う！！」

ブ「親が大金持ちのあいつに本来、なんの危機感がある！？貴族の道楽に付き合わされたのさ…腹ん中じゃおめぇらを見下して鼻をつまんで笑ってたのさ！」

エ「それ以上…サボを悪く言うな！！」

サ『あんたなんかにサボの何がわかるのよ！？』

ル「そうだ！！サボは自由になりてぇだけだ！」

ルフィは自分を押さえていた手下の腕に噛み付いた。

拘束が緩んだすきにルフィは抜け出し鉄パイプを構えたが、剣で鉄パイプが斬られルフィの額に傷をつくる。

エ「！！」

「殺してやる！」

サ『やめて！！ルフィ！！』

ブルージャムや他の手下は止めることなく笑っている。

エ「離せ！！」

エースとサファイアは必死にもがくが拘束が緩まらず、ルフィに向けて剣が突き立てられる。

サ『いやあぁぁぁ！！！』

エ「ルフィに手を出すな～～！！！」