掌編詰め合わせ
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ひゅう、と冷たい風が本屋を出たばかりの自分たちを撫でていく。
見上げれば吹き抜けになった五階建ての高い天井。ガラス張りのそれから見える空は雲に覆われていて、その隙間からちらほらと紺色の空が見えている。
夜になってもまだ多い人通りをかき分けながら歩く。
今日はカーニバルに着いてきてもらって本屋へと行っていた。ついてきてもらった理由は至極単純、自分は人混みが苦手だから。着いてきてもらったおかげで今日は目的の本を全部買えたのだから感謝の念に堪えないというやつだ。
隣を歩くカーニバルはこちらの手に食い込む紙袋の持ち手を見つつやや呆れ顔。何度も一緒に行っているはずなのにいつも呆れ顔をされている気がする。
「半年に一回とはいえよく買うわね。途中で手が痛いとか泣き言言わないでよ?」
「大丈夫大丈夫」
本屋から出て数分の現状ですらすでに痛いのだが、痛みは頑張って飲み込む。
この後は着いてきてもらったお礼にと居酒屋で奢る予定。目立つのを嫌うカーニバルに合わせて個室の居酒屋を選んである。
「んあ、あそこだ。行こ行こ」
「はいはい。たくさん食べるから覚悟しておきなさいよ」
見上げれば吹き抜けになった五階建ての高い天井。ガラス張りのそれから見える空は雲に覆われていて、その隙間からちらほらと紺色の空が見えている。
夜になってもまだ多い人通りをかき分けながら歩く。
今日はカーニバルに着いてきてもらって本屋へと行っていた。ついてきてもらった理由は至極単純、自分は人混みが苦手だから。着いてきてもらったおかげで今日は目的の本を全部買えたのだから感謝の念に堪えないというやつだ。
隣を歩くカーニバルはこちらの手に食い込む紙袋の持ち手を見つつやや呆れ顔。何度も一緒に行っているはずなのにいつも呆れ顔をされている気がする。
「半年に一回とはいえよく買うわね。途中で手が痛いとか泣き言言わないでよ?」
「大丈夫大丈夫」
本屋から出て数分の現状ですらすでに痛いのだが、痛みは頑張って飲み込む。
この後は着いてきてもらったお礼にと居酒屋で奢る予定。目立つのを嫌うカーニバルに合わせて個室の居酒屋を選んである。
「んあ、あそこだ。行こ行こ」
「はいはい。たくさん食べるから覚悟しておきなさいよ」