友達と喧嘩した。


大好きだったのに、裏切られて。


私は影で隠れて泣いていた。


そんなある日のこと











『う…ﾋｯｸ…』


「みのり」


『!!…ヒカ、ル…？』


私の目の前にはいつの間にかヒカルがいた。


『ヒカ…っ!!!』


すると、いきなりキスされて。


しかも、深い方。


唇を割ってヒカルの舌が私の口内に入ってきた。


しばらくそれが続き、酸欠でヒカルの顔が眩んだとき、ヒカルは唇を離した。


『…っ、』


「…みのり」


『…？』


「元気、出たか…？」


『!!』


そこで、やっとこれはヒカルなりの慰めなんだと気付いた。


『…ありがとう、ヒカル』


ヒカルは微笑んだ。











…それにしても…



ヒカルって、










ロールキャベツ男子？

(こんなに肉食だったっけ…？)