首無
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「…みのり」
『…あれ?首無さん?』
どうしたの、こんな時間に、とみのりは困ったように笑った。
俺とみのりは妖怪と人間という間柄で、本当は会っては行けない。
…俺は妖怪で、みのりは人間だから。
最初は俺が妖怪であることを恨んだ。
俺はみのりのことが好きだから。
…愛しくて、堪らないから。
なのに何故、愛する女に会ってはいけないのか。
何故、愛し合ってはいけないのかと。
でも、最近になって思うようになったことがある。
妖怪であることで、みのりを護ることができる。
そういう意味では、妖怪で良かったのかもしれない。
…本当は、俺の腕の中に閉じ込めて、ずっと俺の傍にいて欲しかった。
…俺だけの、傍に。
でも、奴良組の島を荒そうとしてる奴にとって、奴良組の恋仲の女は絶好の獲物。
いつ狙われるかわからない。
俺はもしみのりが怪我でもしたら、怪我させた奴を怪我程度で済ませられる自信がない。
だから俺は、一週間に一度、夜に奴良組を抜け出し、みのりの家へ行っている。
みのりとの関係がわからないように、みのりに被害が及ばないように。
でも今日は一週間もたたぬ内に来てしまった。
それだけみのりの存在が、俺にとってかけがえのないものになっていたのだ。
…ただそれと同時に、今夜は妖気が異常に溢れている。
嫌な予感がして、それもあって此処へ来た。
―愛する女を、護るために。
『どうしたんですか?まだ一週間たってないのに…』
「…みのりに会いたくなったんだ」
『3日前会ったのに?』
みのりはクスクス笑う。
…そんなところも可愛い。
「…しょうがないだろ?みのりが愛しくて愛しくて堪らないんだから」
俺はそう言ってみのりを抱き寄せた。
「俺は毎日みのりのことで頭がいっぱいなんだ。怪我してないかとか、変な奴にたぶらかされてないか……本当は…」
俺はみのりを抱き締める力を強める。
「…本当は…今にでもみのりを奴良組に連れて帰って、俺の腕の中に閉じ込めて…永遠に俺の物にしてしまいたい。でも君は…」
『…首無さん』
俺が喋ってる途中、みのりが俺の言葉を遮った。
「…?」
『…私も、私も毎日首無さんのことで頭がいっぱいだよ?首無さんが好きで、大好きで、…愛しくて…』
みのりが俺の服の裾を掴んだ。
『大好きなのっ…!!私も、離れたくな…!!…んっ…』
俺はみのりが言い終わる前に唇を重ねた。
ちょっと深めのキス。
名残惜しかったけど、リップ音を残し、俺は唇を離した。
「みのり…それ本当…?」
『当たり前…!嘘なんて言わない…!!』
そう言ったみのりは涙目で。
俺はまた強くみのりを抱き締めた。
『学校っ…なんていらないからっ…!!首無さんの…首無の傍に居させて…?』
そう言ったみのりに、俺は頷いてキスをした。
ずっと、傍に
(その後私は親を説得し、首無と共に奴良組に入った。リクオくんが奴良組のTOPだったのには驚いたけど、私に良くしてくれて。私はすっかり奴良組に馴染みました)(首無の傍にいれて、愛してもらえて…)(私は幸福者だね、)
『…あれ?首無さん?』
どうしたの、こんな時間に、とみのりは困ったように笑った。
俺とみのりは妖怪と人間という間柄で、本当は会っては行けない。
…俺は妖怪で、みのりは人間だから。
最初は俺が妖怪であることを恨んだ。
俺はみのりのことが好きだから。
…愛しくて、堪らないから。
なのに何故、愛する女に会ってはいけないのか。
何故、愛し合ってはいけないのかと。
でも、最近になって思うようになったことがある。
妖怪であることで、みのりを護ることができる。
そういう意味では、妖怪で良かったのかもしれない。
…本当は、俺の腕の中に閉じ込めて、ずっと俺の傍にいて欲しかった。
…俺だけの、傍に。
でも、奴良組の島を荒そうとしてる奴にとって、奴良組の恋仲の女は絶好の獲物。
いつ狙われるかわからない。
俺はもしみのりが怪我でもしたら、怪我させた奴を怪我程度で済ませられる自信がない。
だから俺は、一週間に一度、夜に奴良組を抜け出し、みのりの家へ行っている。
みのりとの関係がわからないように、みのりに被害が及ばないように。
でも今日は一週間もたたぬ内に来てしまった。
それだけみのりの存在が、俺にとってかけがえのないものになっていたのだ。
…ただそれと同時に、今夜は妖気が異常に溢れている。
嫌な予感がして、それもあって此処へ来た。
―愛する女を、護るために。
『どうしたんですか?まだ一週間たってないのに…』
「…みのりに会いたくなったんだ」
『3日前会ったのに?』
みのりはクスクス笑う。
…そんなところも可愛い。
「…しょうがないだろ?みのりが愛しくて愛しくて堪らないんだから」
俺はそう言ってみのりを抱き寄せた。
「俺は毎日みのりのことで頭がいっぱいなんだ。怪我してないかとか、変な奴にたぶらかされてないか……本当は…」
俺はみのりを抱き締める力を強める。
「…本当は…今にでもみのりを奴良組に連れて帰って、俺の腕の中に閉じ込めて…永遠に俺の物にしてしまいたい。でも君は…」
『…首無さん』
俺が喋ってる途中、みのりが俺の言葉を遮った。
「…?」
『…私も、私も毎日首無さんのことで頭がいっぱいだよ?首無さんが好きで、大好きで、…愛しくて…』
みのりが俺の服の裾を掴んだ。
『大好きなのっ…!!私も、離れたくな…!!…んっ…』
俺はみのりが言い終わる前に唇を重ねた。
ちょっと深めのキス。
名残惜しかったけど、リップ音を残し、俺は唇を離した。
「みのり…それ本当…?」
『当たり前…!嘘なんて言わない…!!』
そう言ったみのりは涙目で。
俺はまた強くみのりを抱き締めた。
『学校っ…なんていらないからっ…!!首無さんの…首無の傍に居させて…?』
そう言ったみのりに、俺は頷いてキスをした。
ずっと、傍に
(その後私は親を説得し、首無と共に奴良組に入った。リクオくんが奴良組のTOPだったのには驚いたけど、私に良くしてくれて。私はすっかり奴良組に馴染みました)(首無の傍にいれて、愛してもらえて…)(私は幸福者だね、)