一十木音也
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※伝えたいのに伝わらないの続き
「っはぁー!」
屋上に走り込んで息をつく一十木くん。
私は未だ状況が掴めず。
「…ね、江藤さん言ってたよね。俺の歌には、伝えたいのに伝わらない思いが込められてるって」
『…はい。』
「今日の歌には、そんな思いを込めて歌ったんだ」
伝わらなかったけどね、と一十木くんは笑う。
『…七海さんへの想いですか…?』
「あーほらやっぱり伝わってない」
『え…?』
一十木くんが私の目を真っ直ぐ見つめる。
「俺が想いを伝えたいのは、江藤さん、君だよ」
『え…?』
「確かに、俺は前まで七海に憧れてた。でも、今は違う。俺の歌を聞いて、俺の思いに気付いてくれた君が好きなんだ!」
必死に気持ちを伝えてくれる一十木くん。
『…でも、一十木くんはアイドルで、手の届かない存在で…』
「手が届かないなんてことないよ」
ほら、と一十木くんが私の手を握ってくれる。
「こんなすぐ近くにいる」
そのまま手を引かれて、一十木くんに抱きしめられた。
「…俺、さ、アイドルである前に、ひとりの男の子、なんだよね」
ドキドキしてるのわかる?とより強く抱き締められる。
私は頷いた。
「だから好きな子と一緒にいたいし、触れ合いたい。それこそ、普通の恋人みたいにさ」
『…』
「俺はアイドルだから、なかなか会えないかもしれないし、大変なことばっかりかもしれないけど…俺は君が好きだから一緒にいたい。…一緒にいてくれる…?」
『…っ!はい…っ!』
憧れから恋人へ
(実ったね)
「っはぁー!」
屋上に走り込んで息をつく一十木くん。
私は未だ状況が掴めず。
「…ね、江藤さん言ってたよね。俺の歌には、伝えたいのに伝わらない思いが込められてるって」
『…はい。』
「今日の歌には、そんな思いを込めて歌ったんだ」
伝わらなかったけどね、と一十木くんは笑う。
『…七海さんへの想いですか…?』
「あーほらやっぱり伝わってない」
『え…?』
一十木くんが私の目を真っ直ぐ見つめる。
「俺が想いを伝えたいのは、江藤さん、君だよ」
『え…?』
「確かに、俺は前まで七海に憧れてた。でも、今は違う。俺の歌を聞いて、俺の思いに気付いてくれた君が好きなんだ!」
必死に気持ちを伝えてくれる一十木くん。
『…でも、一十木くんはアイドルで、手の届かない存在で…』
「手が届かないなんてことないよ」
ほら、と一十木くんが私の手を握ってくれる。
「こんなすぐ近くにいる」
そのまま手を引かれて、一十木くんに抱きしめられた。
「…俺、さ、アイドルである前に、ひとりの男の子、なんだよね」
ドキドキしてるのわかる?とより強く抱き締められる。
私は頷いた。
「だから好きな子と一緒にいたいし、触れ合いたい。それこそ、普通の恋人みたいにさ」
『…』
「俺はアイドルだから、なかなか会えないかもしれないし、大変なことばっかりかもしれないけど…俺は君が好きだから一緒にいたい。…一緒にいてくれる…?」
『…っ!はい…っ!』
憧れから恋人へ
(実ったね)