沖田総司
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※現パロ
※総司年上設定
『かっこいいなぁ…』
窓の外で登校してくる沖田先輩を見て呟く。
沖田先輩は剣道部で一位二位を争う腕前で、成績も優秀、そのかっこいい見かけからモテモテな学校のアイドル的存在。
だから、私のような平凡な女子が手の届くような存在じゃなくて。
こうやって朝早く来て登校してくる沖田先輩を見たり、剣道部の練習を見学するのが精一杯。
それが唯一の私の楽しみだったり。
私の友達の千鶴は剣道部のマネージャーらしくて、前に一度一緒にやらないかと誘われたことがある。
でも私みたいなのがいてもみんなの士気が下がるだけだろうからと断ったのだ。
ほんとはやりたかったんだけど、他の女子の目が怖かったし。
なんかもう、なったら殺すぞっていう勢いで…思い出すだけで未だに体に震えが走る。
そんなことを考えてため息ついた時、ふいに誰かに名前を呼ばれた。
「みのりー!!」
『?平助…?』
後ろを向くと、なんか緊張した面持ちの平助がいて。
「ちょっと頼みがあんだけどさ…」
『頼み…?』
「あぁ。実はさ、剣道部のマネージャーしてくんねーかな?」
『…は?』
…まさか平助にまでそんなことを言われるとは…
まさかの誘いに、私は目をぱちくりさせて平助をみた。
そんなに人数が足りないんだろうか。
…そう言えば、マネージャーは千鶴1人だけだって言ってたっけ?
しかし女子軍が怖いため、やりたいけど渋る振りをする私。
『えー…』
そんな私に平助は食い下がってくる。
「なぁ頼むよ!!お前にマネージャーやってほしいって奴がいるんだよ!」
…何をそんな必死になっているんだろうかと内心他人事な私は、どうしたものかと考え込む。
そんな時。
「ほら!!マネージャーには千鶴もいる「何の話してるの?」っ総司!?」
『沖田先輩!?』
話の途中で勝手に入ってきた沖田先輩。
「おはよ」
そう言って微笑む沖田先輩に、私は顔に熱が集まるのを感じた。
『お、おはようございます…』
「…と、とにかく!!頼むよみのり!!」
しばらく放心してからハッと気が付き顔の前でパンッと手を合わせ、頭を下げる平助。
そんな必死な平助に圧され、私はしぶしぶながらもマネージャーになることを承知した。
『お疲れ様です!!』
あれからしばらくたって、マネージャーとして剣道部に馴染んできた私。
初めは千鶴に教えて貰いながらだったことも、今は1人でこなせるから、2人で手分けしてできる分仕事が早くて先生にどやされることもなくなった。
『千鶴!!私、タオル洗濯してくるね!!』
「あ、お願い!!」
千鶴とそんな会話を交わしつつ、私は使用済みのタオルの入った籠を持ち上げた。
すると、その籠は何故か私の手から離れ、誰かの手の中へ。
『…え?誰?』
「誰だなんて酷いなぁ」
『っ!?おっ…おきた、せんぱ…!!』
驚き過ぎてどもる私を見て沖田先輩は笑った。
「タオル洗濯するんでしょ?手伝うよ」
『そんな!!先輩は練習が「いいから。手伝わせて、ね?」…うぅ…』
先輩の有無を言わせぬ雰囲気に私は渋々了承した。
『…よしっと…』
凄い量のタオルを洗濯機に放り込み、私は額の汗を拭った。
「お疲れ様、みのりちゃん」
沖田先輩が私の頭をポンとたたいて言う。
『先輩もお疲れ様です。…それより、先輩は練習しなくていいんですか?』
やっと先輩と2人きりの状況になれてきて、普通に会話できるようになった私は、先輩に問う。
「僕はいいんだよ」
そこで沖田先輩がサボり魔だったことを思い出す。
『そんなに練習怠ってると平助や一くんに抜かされますよ?』
「大丈夫大丈夫。…でも、みのりちゃんはちゃんと練習する子のが好きなのかな?」
いきなり振られてどもる。
『え!?あぁ、まぁ、そうですけど…』
「そっか。じゃあ頑張って来ようかな」
沖田先輩は再び私の頭をポンとたたくと手をヒラヒラさせて行ってしまった。
『…一体なんだったんだろう…』
君のためならどこまでも!!
(その日から沖田先輩が練習をサボることはなくなりました。)
※総司年上設定
『かっこいいなぁ…』
窓の外で登校してくる沖田先輩を見て呟く。
沖田先輩は剣道部で一位二位を争う腕前で、成績も優秀、そのかっこいい見かけからモテモテな学校のアイドル的存在。
だから、私のような平凡な女子が手の届くような存在じゃなくて。
こうやって朝早く来て登校してくる沖田先輩を見たり、剣道部の練習を見学するのが精一杯。
それが唯一の私の楽しみだったり。
私の友達の千鶴は剣道部のマネージャーらしくて、前に一度一緒にやらないかと誘われたことがある。
でも私みたいなのがいてもみんなの士気が下がるだけだろうからと断ったのだ。
ほんとはやりたかったんだけど、他の女子の目が怖かったし。
なんかもう、なったら殺すぞっていう勢いで…思い出すだけで未だに体に震えが走る。
そんなことを考えてため息ついた時、ふいに誰かに名前を呼ばれた。
「みのりー!!」
『?平助…?』
後ろを向くと、なんか緊張した面持ちの平助がいて。
「ちょっと頼みがあんだけどさ…」
『頼み…?』
「あぁ。実はさ、剣道部のマネージャーしてくんねーかな?」
『…は?』
…まさか平助にまでそんなことを言われるとは…
まさかの誘いに、私は目をぱちくりさせて平助をみた。
そんなに人数が足りないんだろうか。
…そう言えば、マネージャーは千鶴1人だけだって言ってたっけ?
しかし女子軍が怖いため、やりたいけど渋る振りをする私。
『えー…』
そんな私に平助は食い下がってくる。
「なぁ頼むよ!!お前にマネージャーやってほしいって奴がいるんだよ!」
…何をそんな必死になっているんだろうかと内心他人事な私は、どうしたものかと考え込む。
そんな時。
「ほら!!マネージャーには千鶴もいる「何の話してるの?」っ総司!?」
『沖田先輩!?』
話の途中で勝手に入ってきた沖田先輩。
「おはよ」
そう言って微笑む沖田先輩に、私は顔に熱が集まるのを感じた。
『お、おはようございます…』
「…と、とにかく!!頼むよみのり!!」
しばらく放心してからハッと気が付き顔の前でパンッと手を合わせ、頭を下げる平助。
そんな必死な平助に圧され、私はしぶしぶながらもマネージャーになることを承知した。
『お疲れ様です!!』
あれからしばらくたって、マネージャーとして剣道部に馴染んできた私。
初めは千鶴に教えて貰いながらだったことも、今は1人でこなせるから、2人で手分けしてできる分仕事が早くて先生にどやされることもなくなった。
『千鶴!!私、タオル洗濯してくるね!!』
「あ、お願い!!」
千鶴とそんな会話を交わしつつ、私は使用済みのタオルの入った籠を持ち上げた。
すると、その籠は何故か私の手から離れ、誰かの手の中へ。
『…え?誰?』
「誰だなんて酷いなぁ」
『っ!?おっ…おきた、せんぱ…!!』
驚き過ぎてどもる私を見て沖田先輩は笑った。
「タオル洗濯するんでしょ?手伝うよ」
『そんな!!先輩は練習が「いいから。手伝わせて、ね?」…うぅ…』
先輩の有無を言わせぬ雰囲気に私は渋々了承した。
『…よしっと…』
凄い量のタオルを洗濯機に放り込み、私は額の汗を拭った。
「お疲れ様、みのりちゃん」
沖田先輩が私の頭をポンとたたいて言う。
『先輩もお疲れ様です。…それより、先輩は練習しなくていいんですか?』
やっと先輩と2人きりの状況になれてきて、普通に会話できるようになった私は、先輩に問う。
「僕はいいんだよ」
そこで沖田先輩がサボり魔だったことを思い出す。
『そんなに練習怠ってると平助や一くんに抜かされますよ?』
「大丈夫大丈夫。…でも、みのりちゃんはちゃんと練習する子のが好きなのかな?」
いきなり振られてどもる。
『え!?あぁ、まぁ、そうですけど…』
「そっか。じゃあ頑張って来ようかな」
沖田先輩は再び私の頭をポンとたたくと手をヒラヒラさせて行ってしまった。
『…一体なんだったんだろう…』
君のためならどこまでも!!
(その日から沖田先輩が練習をサボることはなくなりました。)