沖田総司
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「…で。#名前#はどう思う?」
総司が私に言った。
好きな人の恋愛相談を受けている私は一体どうなんだろう。
そう思いつつ総司に言葉を返す。
『どうって…脈ありなんじゃないの?総司が顔を近付けて真っ赤になったんなら…』
そう言えば、千鶴ちゃん総司に顔近づけられて真っ赤になってたっけ…
と思いながらお茶を啜る。
「だよね」
『だよねって…わかってたなら聞かないでよ』
笑顔で言う総司に若干イラッときて少しトゲを含ませて返す。
痛む胸を必死で隠す辺り私は負けず嫌いなのか。
そんな私を軽くかわす総司は流石幼なじみとしか言い様がない。
『いい加減告白したら?』
早くこの時間を終わらせたくて、早くこの辛さから抜け出したくて。
またトゲを含ませて返す。
「やだなぁ、振られるのが怖いからこうやって#名前#に聞いてるんじゃない」
総司はまたそうやって軽く私のトゲをかわす。
いい加減私も辛くて耐えられないというのにこの男は。
それに総司はかっこいいんだから振られるなんてほとんどないだろう。
それをこの男はわかってて言ってるのだから質が悪い。
その上、総司は結構その子に話しかけてるらしいし、それで気付かないならかなりの鈍感か、謙遜してるだけだと思う。
…早くその2人がくっつけば、私が相談されることも減る。
でも…くっついたらくっついたで、胸の痛みが増すだけなんだろうな…
「…#名前#?」
総司に話し掛けられて飛んでた意識が戻る。
『うん…?』
私が返事を返した時、総司は一瞬怪訝そうな顔をして、ため息をついた。
『…何?』
「まだ気が付かないの?」
何にだよ。
そう思いながら総司を見ると、もどかしそうな、悲しそうな顔をしていた。
『総司…?』
「こんなにも君に話し掛けてるのに、君は気付いてくれないの…?」
『え…?』
気付いたら総司の腕の中にいて。
頭が混乱している私は、総司の腕の中から抜け出すことができなくて。
…その温もりが、凄い安心感を与えてくれて。
抜け出そうという気も失せてしまっていた。
私が求めていた温もり、私に与えられる筈がなかった温もり。
いつの間にか私の目からは涙が出てきていて。
それを見た総司がまた強く私を締め付ける。
その締め付けが、今は心地よかった。
「#名前#…僕は君が好きだ。僕がこの世で一番大事な子は、君…#名前#だよ」
総司のそんな台詞に、私の涙は止まるどころか余計に溢れてきてしまって。
『私、も…ずっと、好き、だった…!!』
そう言って私は、総司に身を委ねた。
painful story
(切なく、でも甘い、)(小さな恋物語)
総司が私に言った。
好きな人の恋愛相談を受けている私は一体どうなんだろう。
そう思いつつ総司に言葉を返す。
『どうって…脈ありなんじゃないの?総司が顔を近付けて真っ赤になったんなら…』
そう言えば、千鶴ちゃん総司に顔近づけられて真っ赤になってたっけ…
と思いながらお茶を啜る。
「だよね」
『だよねって…わかってたなら聞かないでよ』
笑顔で言う総司に若干イラッときて少しトゲを含ませて返す。
痛む胸を必死で隠す辺り私は負けず嫌いなのか。
そんな私を軽くかわす総司は流石幼なじみとしか言い様がない。
『いい加減告白したら?』
早くこの時間を終わらせたくて、早くこの辛さから抜け出したくて。
またトゲを含ませて返す。
「やだなぁ、振られるのが怖いからこうやって#名前#に聞いてるんじゃない」
総司はまたそうやって軽く私のトゲをかわす。
いい加減私も辛くて耐えられないというのにこの男は。
それに総司はかっこいいんだから振られるなんてほとんどないだろう。
それをこの男はわかってて言ってるのだから質が悪い。
その上、総司は結構その子に話しかけてるらしいし、それで気付かないならかなりの鈍感か、謙遜してるだけだと思う。
…早くその2人がくっつけば、私が相談されることも減る。
でも…くっついたらくっついたで、胸の痛みが増すだけなんだろうな…
「…#名前#?」
総司に話し掛けられて飛んでた意識が戻る。
『うん…?』
私が返事を返した時、総司は一瞬怪訝そうな顔をして、ため息をついた。
『…何?』
「まだ気が付かないの?」
何にだよ。
そう思いながら総司を見ると、もどかしそうな、悲しそうな顔をしていた。
『総司…?』
「こんなにも君に話し掛けてるのに、君は気付いてくれないの…?」
『え…?』
気付いたら総司の腕の中にいて。
頭が混乱している私は、総司の腕の中から抜け出すことができなくて。
…その温もりが、凄い安心感を与えてくれて。
抜け出そうという気も失せてしまっていた。
私が求めていた温もり、私に与えられる筈がなかった温もり。
いつの間にか私の目からは涙が出てきていて。
それを見た総司がまた強く私を締め付ける。
その締め付けが、今は心地よかった。
「#名前#…僕は君が好きだ。僕がこの世で一番大事な子は、君…#名前#だよ」
総司のそんな台詞に、私の涙は止まるどころか余計に溢れてきてしまって。
『私、も…ずっと、好き、だった…!!』
そう言って私は、総司に身を委ねた。
painful story
(切なく、でも甘い、)(小さな恋物語)