南雲薫
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放課後、薫とカレカノな私は、薫を待って校門前にいた。
『!!薫!』
薫の姿が見え、声を上げて手を振る。
薫も微笑みながら振り返してくれた。
「待たせてごめんね、みのり」
『いいの!私が好きで待ってるんだから』
私がそう言うと、薫は難しそうな顔をして、自分の手を私の頬っぺたに当てた。
『つめたっ!!』
「…やっぱり、こんなに熱くなって…熱中症になるところだったじゃないか」
薫は心配そうに言い、私の頬に冷たい手を当てた。
「…これで少しはマシになるだろ」
『…ありがとう、薫』
薫の何気ない気遣いが嬉しかった。
でも薫は…
「!!みのり、行くよ!」
-あぁ。またか…
薫は千鶴ちゃんを見つけると必ず私を連れて走っていく。
…そんなに私に千鶴ちゃんと仲良いのを見せつけたいのかな…
私はずっと千鶴ちゃんと薫が仲良いのを見てきた。
2人が辛い境遇なのを知っていたから。
-…でもいい加減、もういいよね、疲れたって言っても…
帰り道、薫は千鶴ちゃんを送ると私を送ってくれる。
…でも必ず千鶴ちゃんが先。
薫に去り際、私は言った。
『…薫』
「?なに?みのり」
『…別れ、よっか』
「!?…今、なんて言ったの?」
『別れよっか、って言ったの』
涙は出ない。
泣きすぎて枯れてしまったから。
「…なに言ってるんだよ!お前が好きなのは俺だろ!?それとも他に好きな人でも出来たのか!?」
薫がつかみかかってくる。
最後に涙が一粒流れた。
「!!」
『ごめんね…サヨウナラ、薫』
私はそう言うと、隙を付いて家に入った。
そのあと、枯れたはずの涙が止まらなかった。
それを、薫が聞いてるともしらずに。
他人に幸あらば自分に不幸あり
(薫と千鶴ちゃん、二人を幸せにするにはこれしかないの。私が我慢すればいいなら、我慢するから、今まで不幸だった二人を幸せにしてあげてください…)
『!!薫!』
薫の姿が見え、声を上げて手を振る。
薫も微笑みながら振り返してくれた。
「待たせてごめんね、みのり」
『いいの!私が好きで待ってるんだから』
私がそう言うと、薫は難しそうな顔をして、自分の手を私の頬っぺたに当てた。
『つめたっ!!』
「…やっぱり、こんなに熱くなって…熱中症になるところだったじゃないか」
薫は心配そうに言い、私の頬に冷たい手を当てた。
「…これで少しはマシになるだろ」
『…ありがとう、薫』
薫の何気ない気遣いが嬉しかった。
でも薫は…
「!!みのり、行くよ!」
-あぁ。またか…
薫は千鶴ちゃんを見つけると必ず私を連れて走っていく。
…そんなに私に千鶴ちゃんと仲良いのを見せつけたいのかな…
私はずっと千鶴ちゃんと薫が仲良いのを見てきた。
2人が辛い境遇なのを知っていたから。
-…でもいい加減、もういいよね、疲れたって言っても…
帰り道、薫は千鶴ちゃんを送ると私を送ってくれる。
…でも必ず千鶴ちゃんが先。
薫に去り際、私は言った。
『…薫』
「?なに?みのり」
『…別れ、よっか』
「!?…今、なんて言ったの?」
『別れよっか、って言ったの』
涙は出ない。
泣きすぎて枯れてしまったから。
「…なに言ってるんだよ!お前が好きなのは俺だろ!?それとも他に好きな人でも出来たのか!?」
薫がつかみかかってくる。
最後に涙が一粒流れた。
「!!」
『ごめんね…サヨウナラ、薫』
私はそう言うと、隙を付いて家に入った。
そのあと、枯れたはずの涙が止まらなかった。
それを、薫が聞いてるともしらずに。
他人に幸あらば自分に不幸あり
(薫と千鶴ちゃん、二人を幸せにするにはこれしかないの。私が我慢すればいいなら、我慢するから、今まで不幸だった二人を幸せにしてあげてください…)