南雲薫
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薫は私の言葉に目を見開き、自虐的に笑う。
「覚えてないのも無理ないか…あんなに小さい頃だもんな」
薫は懐かしむように視線を宙に浮かせた。
「―お前と俺は幼なじみなんだよ」
薫は言う。
「お前は人間の子だけど親に捨てられ、俺が引き取られて間もない南雲家に引き取られた。
暴力を振られてばかりの俺を、お前は身を呈して守ってくれた…
"薫くんはみのりのだいじなおともだちだから!"
そう言ってさ。
…でも俺は幼いころからお前を友達としてなんて見てなかった。
―ずっと、好きな人として見てたんだ」
薫の優しい表情が、私の脳裏にある記憶を蘇らせた。
いじめられた薫くんを手当てして言うのだ。
『みのり、薫くんのおよめさんになるー!!』
「ホント!?そしたら僕はずっとみのりちゃんを守るね!」
そして指切りをした。
薫が小指を差し出す。
私は涙を浮かべて自分の小指を絡める。
『…みのり、大きくなったら薫くんのお嫁さんになるの』
「じゃあ僕は…俺は、ずっとお前を守るよ」
幼き頃の約束
(それは、今思い出され、これから果たされることになる。)
「覚えてないのも無理ないか…あんなに小さい頃だもんな」
薫は懐かしむように視線を宙に浮かせた。
「―お前と俺は幼なじみなんだよ」
薫は言う。
「お前は人間の子だけど親に捨てられ、俺が引き取られて間もない南雲家に引き取られた。
暴力を振られてばかりの俺を、お前は身を呈して守ってくれた…
"薫くんはみのりのだいじなおともだちだから!"
そう言ってさ。
…でも俺は幼いころからお前を友達としてなんて見てなかった。
―ずっと、好きな人として見てたんだ」
薫の優しい表情が、私の脳裏にある記憶を蘇らせた。
いじめられた薫くんを手当てして言うのだ。
『みのり、薫くんのおよめさんになるー!!』
「ホント!?そしたら僕はずっとみのりちゃんを守るね!」
そして指切りをした。
薫が小指を差し出す。
私は涙を浮かべて自分の小指を絡める。
『…みのり、大きくなったら薫くんのお嫁さんになるの』
「じゃあ僕は…俺は、ずっとお前を守るよ」
幼き頃の約束
(それは、今思い出され、これから果たされることになる。)