奥村燐
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
最近燐はしえみちゃんと仲がいい。
塾でも学園でもよく話してるのを見かける。
…しえみちゃんは燐のことが好きなんだろうか…?
燐もしえみちゃんのことが好きなんだろうか…?
だったら勝ち目ないよ…あんな可愛い子に…
私は2人が話してる所から目を背けた。
「みのりさん」
『…雪男くん…』
私に話し掛けてきたのは、燐の双子の弟、雪男くんだった。
「兄さんみたいに呼び捨てで呼んでくれないんですね」
『呼び捨ての方がいい?』
「えぇ。みのりさんは特別ですから」
…雪男くんがこうやって私に好意を寄せてくれているのには気付いていた。
でも、向き合うのが怖くて知らないフリしてる。
「…兄さんの所に行かないのかい?」
敬語が消えた。
『うん…だって燐はしえみちゃんと仲良さそうに話してるから…』
そう言って下を向くと、雪男くん…雪男が、頭を撫でてくれた。
「!!おい雪男!みのりになにしようとしてんだよ!」
燐がそれに反応してこっちに来る。
「何って…頭を撫でただけだけど?」
「てめぇっ…!!」
『!?ちょっ、燐何怒ってるの!?』
私は混乱しながらも2人の中に入って2人を仲裁する。
2人は暫く睨み合った後、
「…みのり。」
燐は私の名前を呼ぶと、歩き出して教室を出た。
燐…?
向かったのは燐の住む古い寮。
『…燐…?』
不安になって名前を呼んでみる。
「…んでだよ…」
『え…?』
「なんで俺じゃなくて雪男なんだよ…!!」
ドンッ…と壁に押し付けられる。
『え…!?』
一体何の事を言っているの?
「何で雪男に頭なんか撫でられてたんだよ!…俺じゃ…俺じゃダメなのか…?」
そう言った燐の顔は悲痛に歪んでいた。
燐が優しく私を抱き締める。
「…みのり…!!」
『…燐』
「…なんだ?」
燐が不安そうに聞く。
『何で…私が雪男に頭撫でられたことに怒ってるの?』
それは、微かな希望で。
「…。んなの、好きだからに決まってんだろ!」
そう言って力強く私を抱き締めた燐。
『!!…私も。私も燐が好き…!!』
漸く実ったね、
(みのり…!!)(燐!!)
オマケ
『…変なこと聞いていい?』
「なんだ?」
『…最近ずっとしえみちゃんといたのはなんで?』
「あぁ、それは…
みのりといると緊張して話せなくなっちまうから…しえみに練習相手になってもらってたんだ」
『そうだったんだ…』
「みのりはなんで雪男に頭なんか撫でられてたんだ?」
『…燐と話せなくて落ち込んでたから』
「!!」
(ヤバい…みのり可愛すぎだろ…!!)
END.
塾でも学園でもよく話してるのを見かける。
…しえみちゃんは燐のことが好きなんだろうか…?
燐もしえみちゃんのことが好きなんだろうか…?
だったら勝ち目ないよ…あんな可愛い子に…
私は2人が話してる所から目を背けた。
「みのりさん」
『…雪男くん…』
私に話し掛けてきたのは、燐の双子の弟、雪男くんだった。
「兄さんみたいに呼び捨てで呼んでくれないんですね」
『呼び捨ての方がいい?』
「えぇ。みのりさんは特別ですから」
…雪男くんがこうやって私に好意を寄せてくれているのには気付いていた。
でも、向き合うのが怖くて知らないフリしてる。
「…兄さんの所に行かないのかい?」
敬語が消えた。
『うん…だって燐はしえみちゃんと仲良さそうに話してるから…』
そう言って下を向くと、雪男くん…雪男が、頭を撫でてくれた。
「!!おい雪男!みのりになにしようとしてんだよ!」
燐がそれに反応してこっちに来る。
「何って…頭を撫でただけだけど?」
「てめぇっ…!!」
『!?ちょっ、燐何怒ってるの!?』
私は混乱しながらも2人の中に入って2人を仲裁する。
2人は暫く睨み合った後、
「…みのり。」
燐は私の名前を呼ぶと、歩き出して教室を出た。
燐…?
向かったのは燐の住む古い寮。
『…燐…?』
不安になって名前を呼んでみる。
「…んでだよ…」
『え…?』
「なんで俺じゃなくて雪男なんだよ…!!」
ドンッ…と壁に押し付けられる。
『え…!?』
一体何の事を言っているの?
「何で雪男に頭なんか撫でられてたんだよ!…俺じゃ…俺じゃダメなのか…?」
そう言った燐の顔は悲痛に歪んでいた。
燐が優しく私を抱き締める。
「…みのり…!!」
『…燐』
「…なんだ?」
燐が不安そうに聞く。
『何で…私が雪男に頭撫でられたことに怒ってるの?』
それは、微かな希望で。
「…。んなの、好きだからに決まってんだろ!」
そう言って力強く私を抱き締めた燐。
『!!…私も。私も燐が好き…!!』
漸く実ったね、
(みのり…!!)(燐!!)
オマケ
『…変なこと聞いていい?』
「なんだ?」
『…最近ずっとしえみちゃんといたのはなんで?』
「あぁ、それは…
みのりといると緊張して話せなくなっちまうから…しえみに練習相手になってもらってたんだ」
『そうだったんだ…』
「みのりはなんで雪男に頭なんか撫でられてたんだ?」
『…燐と話せなくて落ち込んでたから』
「!!」
(ヤバい…みのり可愛すぎだろ…!!)
END.