不二周助
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今日は私の彼氏である不二周助の卒業式。
周助先輩と離れることになるんだと思うと、私は夜も眠れなくて。
朝まで泣いていた。
すると朝、誰かが家のインターホンを押した。
『だれ…?』
泣きはらした赤い目と、枯れた声。
これじゃあ誰が見ても泣いてたってわかっちゃうな…
なんて苦笑していると、鍵でドアを開ける音がした。
家の合い鍵を持っているのは─…
─周助先輩だけ。
じゃあ、来たのは周助先輩…?
暫くすると、私の前に影が差した。
『!!』
「みのり…?」
顔をあげると、目の前には、心配そうに私の顔を覗き込む周助先輩がいた。
「!!みのり…そんなに目を真っ赤にして…どうしたの?」
周助先輩は大事そうに私を抱き締める。
それを見たら余計に悲しくなって。
また涙が溢れてきた。
周助先輩は、私が泣き止むまで抱き締めて背中をさすってくれた。
「…それで、一体どうしたの?」
『…』
「僕にも言えないこと?」
私は緩く頭を振る。
「…わかった」
『!』
「今日は卒業式。…みのり、君は僕に会えなくなるのが寂しいんだね」
どこか確信を持った言い方。
私は隠し通せないと悟って、ゆっくり頷く。
「クス…やっばり」
『…周助先輩は、私がいなくても平気なの…?』
「まさか、そんなわけないよ、僕だって悲しい。」
『じゃあ、なんで…』
「それはね、…これから僕達は一緒に住むからだよ」
『!!』
「母さん達にも昨日のうちに話 をつけたんだ。」
『しゅう、すけ、せんぱい…』
「みのりは一人暮らしだろ?だからお世話になっちゃおうと思って」
周助先輩はクスリと笑う。
「僕がみのりに会わないで正気でいられると思う?」
『…』
「僕はみのりがいなきゃ生きていけないんだ。…みのり、これからも一緒にいてくれるかい?」
『勿論…!!』
周助先輩は笑って、私にキスを落とした。
卒業式の後。
周助先輩に会いに私は走る。
約束した場所に、周助先輩はいた。
『周助先輩っ!!』
「!!みのり!!」
周助先輩に駆け寄る私、私に駆け寄る周助先輩。
私は周助先輩に抱き付いた。
「みのり…!!会いたかった…!!」
たった数時間離れていただけで、長い間離れていたような錯覚に陥る。
「…みのり、君に渡したい物があるんだ。受け取ってくれるかい?」
『はい…!』
「じゃあ、手を出して?」
『はい!』
私が手を出すと、周助先輩は私の手を取った。
「…はい、まずはこれ。」
まず渡されたのは、
『ボタン…?』
「そう、第二ボタン。」
『!!周助先輩…!!』
「クス、喜ぶのはまだ早いよ?もっと嬉しいものがあるからね。」
『え…?』
「さぁ、手を出して?お姫さま。」
『はい。』
手のひらを上にして出すと、
「クス、違うよ」
と言われて、手をひっくり返される。
そして、何か冷たいものが指にはめられた。
『!!まさか…!!』
手を見てみると、指にはめられた、光る指輪…
『!!これ…!!』
「うん、婚約指輪。もう僕はみのりしか考えられないから…嫌かい?」
『そんなわけ…!!』
「じゃあ、いいよね。…みのり、僕と結婚してください。」
『はい…!!』
卒業式、悲しみののち婚約
(絶対に幸せにするから、みのり…)
周助先輩と離れることになるんだと思うと、私は夜も眠れなくて。
朝まで泣いていた。
すると朝、誰かが家のインターホンを押した。
『だれ…?』
泣きはらした赤い目と、枯れた声。
これじゃあ誰が見ても泣いてたってわかっちゃうな…
なんて苦笑していると、鍵でドアを開ける音がした。
家の合い鍵を持っているのは─…
─周助先輩だけ。
じゃあ、来たのは周助先輩…?
暫くすると、私の前に影が差した。
『!!』
「みのり…?」
顔をあげると、目の前には、心配そうに私の顔を覗き込む周助先輩がいた。
「!!みのり…そんなに目を真っ赤にして…どうしたの?」
周助先輩は大事そうに私を抱き締める。
それを見たら余計に悲しくなって。
また涙が溢れてきた。
周助先輩は、私が泣き止むまで抱き締めて背中をさすってくれた。
「…それで、一体どうしたの?」
『…』
「僕にも言えないこと?」
私は緩く頭を振る。
「…わかった」
『!』
「今日は卒業式。…みのり、君は僕に会えなくなるのが寂しいんだね」
どこか確信を持った言い方。
私は隠し通せないと悟って、ゆっくり頷く。
「クス…やっばり」
『…周助先輩は、私がいなくても平気なの…?』
「まさか、そんなわけないよ、僕だって悲しい。」
『じゃあ、なんで…』
「それはね、…これから僕達は一緒に住むからだよ」
『!!』
「母さん達にも昨日のうちに話 をつけたんだ。」
『しゅう、すけ、せんぱい…』
「みのりは一人暮らしだろ?だからお世話になっちゃおうと思って」
周助先輩はクスリと笑う。
「僕がみのりに会わないで正気でいられると思う?」
『…』
「僕はみのりがいなきゃ生きていけないんだ。…みのり、これからも一緒にいてくれるかい?」
『勿論…!!』
周助先輩は笑って、私にキスを落とした。
卒業式の後。
周助先輩に会いに私は走る。
約束した場所に、周助先輩はいた。
『周助先輩っ!!』
「!!みのり!!」
周助先輩に駆け寄る私、私に駆け寄る周助先輩。
私は周助先輩に抱き付いた。
「みのり…!!会いたかった…!!」
たった数時間離れていただけで、長い間離れていたような錯覚に陥る。
「…みのり、君に渡したい物があるんだ。受け取ってくれるかい?」
『はい…!』
「じゃあ、手を出して?」
『はい!』
私が手を出すと、周助先輩は私の手を取った。
「…はい、まずはこれ。」
まず渡されたのは、
『ボタン…?』
「そう、第二ボタン。」
『!!周助先輩…!!』
「クス、喜ぶのはまだ早いよ?もっと嬉しいものがあるからね。」
『え…?』
「さぁ、手を出して?お姫さま。」
『はい。』
手のひらを上にして出すと、
「クス、違うよ」
と言われて、手をひっくり返される。
そして、何か冷たいものが指にはめられた。
『!!まさか…!!』
手を見てみると、指にはめられた、光る指輪…
『!!これ…!!』
「うん、婚約指輪。もう僕はみのりしか考えられないから…嫌かい?」
『そんなわけ…!!』
「じゃあ、いいよね。…みのり、僕と結婚してください。」
『はい…!!』
卒業式、悲しみののち婚約
(絶対に幸せにするから、みのり…)