第3話『私がA&R…?』
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翌日、私は地図通りにガンダーラに向かった
…はず、だったのだが…
『…え?あれ…?』
会社の最寄り駅について、会社に向かったのだが…いつまでたっても着かない…
『…地図通りだったら、この辺りの筈なんだけど…』
私は辺りをキョロキョロと見回す
『…どうしよう…』
思わず泣きそうになったとき…
「…おい、なにしてんだ」
『え?』
後ろから声をかけられ、振り返ると、そこにいたのは金城剛士だったー…
『…!?』
「…なんだよ」
思わず凝視すると、じろりと睨まれる
『ひっ…!ご、ごめんなさ…!』
「お、おい、落ち着けって」
私がいきなり泣き出したからか、金城さんが焦り出す
『…ひっく…ひっく…』
「お、おい…」
その時
「あれー?剛ちん、先行ってるって言ってなかった?」
「あ、阿修…」
「あれっ!剛ちん、女の子泣かしたの!?」
「ち、ちげぇよ!こいつが勝手に泣き出して…」
「もー、剛ちんてば不器用なんだからー」
そういうと、その人がこっちに近寄ってくる
「…大丈夫?」
その人が腰を屈めて顔を覗き込んで来たので、その人の方を向くと…
『…っ』
その人ー阿修悠太の顔面がすぐそばにあって、思わず息を飲む
「…あ、泣き止んだ?大丈夫だよ~」
悠太が私の頭を優しく撫でてくれる
それに、思わず頬が緩むと、悠太が目を見開いたあと、笑って言う
「キミ、可愛いんだから泣いてる顔より笑ってる顔の方がいいよ」
『…っ!』
天然たらしですか…!?
「…ってそういえば、剛ちんが女の子といるなんて珍しいよね。なんかあったの?」
首をかしげた悠太に、私は事情を説明した
「…ふーん、道に迷ってた所を、剛ちんに声かけられて、驚いてしまった、と」
『はい…』
しゅんとして頷くと、悠太が言う
「じゃあ、僕が案内してあげるよ!」
『え!?』
「…おい阿修、お前これから仕事だろ」
「だーいじょうぶだって!まだ時間まで有るし!ねぇ、どこに行くの?」
『えっと…ガンダーラさんです』
「え?」/「は?」
二人は固まった
「え、ガンダーラって…あの?」
『えっと…』
私は昨日もらった地図を見せた
すると、阿修さんは笑う
「なぁんだ!ガンダーラなら僕たちもこれから行くから、一緒にいこうよ!」
『え、良いんですか?』
「勿論!」
『…でも…』
金城さんをちらっと見る
すると、金城さんと視線があって…
「…着いてくんなら勝手に来い」
「やったー!剛ちんありがとー!…さ、行こう?」
『は、はい…』
私は、阿修さんと金城さんのお陰で、なんとかガンダーラにつくことができた
『本当にありがとうございました』
二人に向き直ってお礼を言うと、金城さんは顔を反らし、阿修さんは大丈夫だよ~と笑ってくれた
「…でも、中結構広いよ?またさっきみたいに迷子にならない?」
『大丈夫です!…たぶん』
「んー…。またわからなくなったら、遠慮せずにスタッフに言うんだよ?」
『はい、わかりました』
だけど、阿修さんは未だ心配そうに私を見ている
「…阿修、行くぞ」
「あ、待ってよ剛ちん!…それじゃあまたね!」
『はい、ありがとうございました!』
私は二人を見送ったあと、会社に入ろうとしたら、誰かに声をかけられた
「貴女が江藤みのりちゃん?」
『え?はい…』
振り向いた先には、B-projectの育ての親、夜叉丸朔太郎さんがいた
「良かった、無事に着けたのね。…って言っても、誰かに連れて来てもらったみたいだけど、貴女、方向音痴なの?」
『うーん…方向音痴…なんですかね…』
「…ふっ、貴女面白いわね!」
『え!?』
真面目にそうなのか悩んでいたのに、笑われてしまった…
「さ、中に入るわよ。このスタッフ証は失くさないように、首から下げてなさいね」
『あ、はい!』
渡されたスタッフ証を首にかけると、夜叉丸さんが歩き出す
私はその後を追ったー…
3-1.方向音痴
(ここに来るとは思わなかったな…)
…はず、だったのだが…
『…え?あれ…?』
会社の最寄り駅について、会社に向かったのだが…いつまでたっても着かない…
『…地図通りだったら、この辺りの筈なんだけど…』
私は辺りをキョロキョロと見回す
『…どうしよう…』
思わず泣きそうになったとき…
「…おい、なにしてんだ」
『え?』
後ろから声をかけられ、振り返ると、そこにいたのは金城剛士だったー…
『…!?』
「…なんだよ」
思わず凝視すると、じろりと睨まれる
『ひっ…!ご、ごめんなさ…!』
「お、おい、落ち着けって」
私がいきなり泣き出したからか、金城さんが焦り出す
『…ひっく…ひっく…』
「お、おい…」
その時
「あれー?剛ちん、先行ってるって言ってなかった?」
「あ、阿修…」
「あれっ!剛ちん、女の子泣かしたの!?」
「ち、ちげぇよ!こいつが勝手に泣き出して…」
「もー、剛ちんてば不器用なんだからー」
そういうと、その人がこっちに近寄ってくる
「…大丈夫?」
その人が腰を屈めて顔を覗き込んで来たので、その人の方を向くと…
『…っ』
その人ー阿修悠太の顔面がすぐそばにあって、思わず息を飲む
「…あ、泣き止んだ?大丈夫だよ~」
悠太が私の頭を優しく撫でてくれる
それに、思わず頬が緩むと、悠太が目を見開いたあと、笑って言う
「キミ、可愛いんだから泣いてる顔より笑ってる顔の方がいいよ」
『…っ!』
天然たらしですか…!?
「…ってそういえば、剛ちんが女の子といるなんて珍しいよね。なんかあったの?」
首をかしげた悠太に、私は事情を説明した
「…ふーん、道に迷ってた所を、剛ちんに声かけられて、驚いてしまった、と」
『はい…』
しゅんとして頷くと、悠太が言う
「じゃあ、僕が案内してあげるよ!」
『え!?』
「…おい阿修、お前これから仕事だろ」
「だーいじょうぶだって!まだ時間まで有るし!ねぇ、どこに行くの?」
『えっと…ガンダーラさんです』
「え?」/「は?」
二人は固まった
「え、ガンダーラって…あの?」
『えっと…』
私は昨日もらった地図を見せた
すると、阿修さんは笑う
「なぁんだ!ガンダーラなら僕たちもこれから行くから、一緒にいこうよ!」
『え、良いんですか?』
「勿論!」
『…でも…』
金城さんをちらっと見る
すると、金城さんと視線があって…
「…着いてくんなら勝手に来い」
「やったー!剛ちんありがとー!…さ、行こう?」
『は、はい…』
私は、阿修さんと金城さんのお陰で、なんとかガンダーラにつくことができた
『本当にありがとうございました』
二人に向き直ってお礼を言うと、金城さんは顔を反らし、阿修さんは大丈夫だよ~と笑ってくれた
「…でも、中結構広いよ?またさっきみたいに迷子にならない?」
『大丈夫です!…たぶん』
「んー…。またわからなくなったら、遠慮せずにスタッフに言うんだよ?」
『はい、わかりました』
だけど、阿修さんは未だ心配そうに私を見ている
「…阿修、行くぞ」
「あ、待ってよ剛ちん!…それじゃあまたね!」
『はい、ありがとうございました!』
私は二人を見送ったあと、会社に入ろうとしたら、誰かに声をかけられた
「貴女が江藤みのりちゃん?」
『え?はい…』
振り向いた先には、B-projectの育ての親、夜叉丸朔太郎さんがいた
「良かった、無事に着けたのね。…って言っても、誰かに連れて来てもらったみたいだけど、貴女、方向音痴なの?」
『うーん…方向音痴…なんですかね…』
「…ふっ、貴女面白いわね!」
『え!?』
真面目にそうなのか悩んでいたのに、笑われてしまった…
「さ、中に入るわよ。このスタッフ証は失くさないように、首から下げてなさいね」
『あ、はい!』
渡されたスタッフ証を首にかけると、夜叉丸さんが歩き出す
私はその後を追ったー…
3-1.方向音痴
(ここに来るとは思わなかったな…)