第2話『仕事、決まる』
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三人をうちに招いたときから数日がたった
何故か3人からは毎日暇があればメッセージが来ていて…
おはようから、お休みまで…
…お仕事とかレッスンに支障が出てないと良いけど…
そんなことを思いながら、少し前から復帰した職場に向かう
そこはCDショップで、音楽が好きな私にとっては、居心地の良い職場だった
職場に着き、今日も頑張ろうと、意気込みしながら働き始めると、不意に先輩に呼ばれた
「みのりちゃーん、店長から呼ばれてるよー」
『あ、はーい!』
直ぐに店長の元へと向かった
すると、店長から驚くべき言葉が
「君には今日限りでここを辞めてもらう」
『…え…?』
クビってこと…?
私なにかした…?
混乱していると、店長から一枚の紙が渡される
「…君は、明日からここで働くんだ」
そこに書いてあったのは、地図で…
『…』
私はますます混乱するだけだった…
そのあと、最後の仕事を終え、同僚や先輩にお礼をいい、CDショップを出た
すると、電話がかかってきた
誰だろう…そう思いながらスマホの画面を見ると…
『…唯月、くん?』
私は不思議に思いながら電話に出た
『はい、もしもし…』
《…あ、みのり?しばらくぶりだね…今、いい?》
『うん、大丈夫だけど…』
《…よかった。どう?最近は》
『最近…』
つい数時間前に伝えられたことを、私は一人で消化できず、唯月に相談してみることにした
《…?どうしたの?何かあった?》
『…実は…最近仕事に復帰したんだけど、今日来たら店長に呼ばれて…ここで働くのは今日が最後だって…』
《…うん》
『それで、なんでかわからないけど私の次のお仕事は決まってるみたいで…詳しい説明もなんにもなかったから…次に私はなんの仕事をすることになるのか…怖くて…』
最後、少し声が震えてしまった
唯月は、それに気付いたらしい
《…初めて、だね》
『え…?』
《みのりが僕に、悩み事を相談してくるなんて…》
『…確かに』
いつも、明るい話題ばかりだったから…
《…ねぇ、その、次から行くところの名前って分かる?》
『え?うん…さっきもらった紙に書いてあったと思うけど…』
《じゃあ、教えて。僕が調べてあげる》
『え、いいの…?』
《勿論》
穏やかで優しい唯月の声を聞いていると、何だ泣きたくなった
私は目尻に浮かんだ涙を拭い、明るく言った
『それじゃあ、後で送るね!』
《それじゃだめ》
『え…?』
《だって、明日から行くんでしょう?調べるなら、早い方がいい》
『そっか…』
《今分かる?》
『うん、今紙を…』
紙を出して名称を唯月に伝える
すると…
《え、ガンダーラ…?》
『うん、株式会社ガンダーラって書いてある』
《…みのり、それ、僕達の仕事先と、同じ》
『えっ…?』
…そうか、思い出した…!
ガンダーラミュージックって、B-PROJECTの所属する会社じゃん…!
なんで忘れてた私…!
《…みのり?大丈夫…?》
『あ、うん!大丈夫!ちょっと驚いちゃって…』
苦笑しながら伝えると、唯月が笑ったのがわかった
《…これから先、みのりと一緒に仕事をする日が来るかもしれないね》
そう言った唯月は、何だか嬉しそうで
『…そうだったら、きっと楽しいんだろうな』
気がつけば、そう呟いていた
『…あっ、ごめん…』
思わず謝ると、唯月は大丈夫と笑った
《そう言ってくれるの…僕もはるも、明謙も、嬉しいから…》
『…そっか。ありがとう、唯月くん。励ましてくれて』
お礼をいうと、唯月は言う
《僕はなにもしてないよ。話を聞いただけだから》
『それが嬉しかったの。…きっと私一人だったら、どうにもならなくなってたと思うから…』
《みのり…》
『…それじゃあ、そろそろ切るね。明日に備えないとだし』
《…うん、わかった。お休み》
『うん、おやすみなさい…』
そこで電話を切った
『…唯月くんに励まされちゃったな』
またお礼、考えよう
そうして、私は自宅に帰った
翌日に何があるか、全く知らずにー…
2-3.訪れた転機
(ちなみに、お姉ちゃんに言うと心配されました)
何故か3人からは毎日暇があればメッセージが来ていて…
おはようから、お休みまで…
…お仕事とかレッスンに支障が出てないと良いけど…
そんなことを思いながら、少し前から復帰した職場に向かう
そこはCDショップで、音楽が好きな私にとっては、居心地の良い職場だった
職場に着き、今日も頑張ろうと、意気込みしながら働き始めると、不意に先輩に呼ばれた
「みのりちゃーん、店長から呼ばれてるよー」
『あ、はーい!』
直ぐに店長の元へと向かった
すると、店長から驚くべき言葉が
「君には今日限りでここを辞めてもらう」
『…え…?』
クビってこと…?
私なにかした…?
混乱していると、店長から一枚の紙が渡される
「…君は、明日からここで働くんだ」
そこに書いてあったのは、地図で…
『…』
私はますます混乱するだけだった…
そのあと、最後の仕事を終え、同僚や先輩にお礼をいい、CDショップを出た
すると、電話がかかってきた
誰だろう…そう思いながらスマホの画面を見ると…
『…唯月、くん?』
私は不思議に思いながら電話に出た
『はい、もしもし…』
《…あ、みのり?しばらくぶりだね…今、いい?》
『うん、大丈夫だけど…』
《…よかった。どう?最近は》
『最近…』
つい数時間前に伝えられたことを、私は一人で消化できず、唯月に相談してみることにした
《…?どうしたの?何かあった?》
『…実は…最近仕事に復帰したんだけど、今日来たら店長に呼ばれて…ここで働くのは今日が最後だって…』
《…うん》
『それで、なんでかわからないけど私の次のお仕事は決まってるみたいで…詳しい説明もなんにもなかったから…次に私はなんの仕事をすることになるのか…怖くて…』
最後、少し声が震えてしまった
唯月は、それに気付いたらしい
《…初めて、だね》
『え…?』
《みのりが僕に、悩み事を相談してくるなんて…》
『…確かに』
いつも、明るい話題ばかりだったから…
《…ねぇ、その、次から行くところの名前って分かる?》
『え?うん…さっきもらった紙に書いてあったと思うけど…』
《じゃあ、教えて。僕が調べてあげる》
『え、いいの…?』
《勿論》
穏やかで優しい唯月の声を聞いていると、何だ泣きたくなった
私は目尻に浮かんだ涙を拭い、明るく言った
『それじゃあ、後で送るね!』
《それじゃだめ》
『え…?』
《だって、明日から行くんでしょう?調べるなら、早い方がいい》
『そっか…』
《今分かる?》
『うん、今紙を…』
紙を出して名称を唯月に伝える
すると…
《え、ガンダーラ…?》
『うん、株式会社ガンダーラって書いてある』
《…みのり、それ、僕達の仕事先と、同じ》
『えっ…?』
…そうか、思い出した…!
ガンダーラミュージックって、B-PROJECTの所属する会社じゃん…!
なんで忘れてた私…!
《…みのり?大丈夫…?》
『あ、うん!大丈夫!ちょっと驚いちゃって…』
苦笑しながら伝えると、唯月が笑ったのがわかった
《…これから先、みのりと一緒に仕事をする日が来るかもしれないね》
そう言った唯月は、何だか嬉しそうで
『…そうだったら、きっと楽しいんだろうな』
気がつけば、そう呟いていた
『…あっ、ごめん…』
思わず謝ると、唯月は大丈夫と笑った
《そう言ってくれるの…僕もはるも、明謙も、嬉しいから…》
『…そっか。ありがとう、唯月くん。励ましてくれて』
お礼をいうと、唯月は言う
《僕はなにもしてないよ。話を聞いただけだから》
『それが嬉しかったの。…きっと私一人だったら、どうにもならなくなってたと思うから…』
《みのり…》
『…それじゃあ、そろそろ切るね。明日に備えないとだし』
《…うん、わかった。お休み》
『うん、おやすみなさい…』
そこで電話を切った
『…唯月くんに励まされちゃったな』
またお礼、考えよう
そうして、私は自宅に帰った
翌日に何があるか、全く知らずにー…
2-3.訪れた転機
(ちなみに、お姉ちゃんに言うと心配されました)