第7話『僕のこと…好き…?』
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電話は、夜叉丸さんからだった
《え、風邪を引いたのはお姉さんの方だったの?》
『はい、そうなんです』
《なるほどね。…で、お姉さんの具合はどうなの?》
『だいぶ落ち着いたみたいなので、明日はお仕事出きると思います』
《そう、よかったわ!じゃあ、また明日、よろしくね!》
『はい!』
そこで通話は切れた
「…みのり」
『え?あ、唯月くん…もしかして、帰る?』
私がそうたずねると、彼は首を横に振る
『あ、違いました?じゃあ…』
私がそういいかけたとき
『え…?』
力強く腕を引かれ、気づけば私は唯月くんの腕の中にいた
『…唯月、くん…?』
「…」
私が彼の名前を呼んでも、彼は私を抱き締める力を強めるだけだった
(…どうしたんだろう…)
「…ねぇ、みのり」
『はい。どうしました?』
「…みのりは、僕のこと…好き…?」
『え…?』
唐突な問いに、私は瞳を瞬かせる
『…それは、いつもお世話になってますし…』
「ううん、違う」
『え…?』
「…異性として、僕のこと…好きになってほしい」
唯月くんはそう言うと腕の力を強める
『…異性と、して…』
私は唯月くんの言葉を復唱する
(…でも、急にどうして…?)
私がそう思ったのが通じたのか、唯月くんはぽつぽつと教えてくれた
「…さっき、みのりが電話に立ったあと、あなたのお姉さんと、少し話してて…そうしたら、あなたのお姉さんが…僕になら、みのりをあげても良いって、言ってくれて…ふふ、お姉さんには、僕があなたを好きなこと…バレバレだったみたい」
唯月くんは、くすぐったそうに笑う
「…だから…あなたにも、ちゃんと…僕を、一人の男として、見てほしくて」
唯月くんはそう言うと、体を少し離し、真剣な瞳で私を見つめる
「…だめ、かな…」
そう悲しそうに言われて、私は反射的に首を横に振る
「…ふふ、良かった」
そう言うと、唯月くんはまた私を強く抱き締める
その力の強さが、私への想いの強さを表しているようで…私は、何て答えればいいのか、わからなかった…
7-1.突然の告白
(どうしよう…唯月くんの顔、うまく見れない…)
《え、風邪を引いたのはお姉さんの方だったの?》
『はい、そうなんです』
《なるほどね。…で、お姉さんの具合はどうなの?》
『だいぶ落ち着いたみたいなので、明日はお仕事出きると思います』
《そう、よかったわ!じゃあ、また明日、よろしくね!》
『はい!』
そこで通話は切れた
「…みのり」
『え?あ、唯月くん…もしかして、帰る?』
私がそうたずねると、彼は首を横に振る
『あ、違いました?じゃあ…』
私がそういいかけたとき
『え…?』
力強く腕を引かれ、気づけば私は唯月くんの腕の中にいた
『…唯月、くん…?』
「…」
私が彼の名前を呼んでも、彼は私を抱き締める力を強めるだけだった
(…どうしたんだろう…)
「…ねぇ、みのり」
『はい。どうしました?』
「…みのりは、僕のこと…好き…?」
『え…?』
唐突な問いに、私は瞳を瞬かせる
『…それは、いつもお世話になってますし…』
「ううん、違う」
『え…?』
「…異性として、僕のこと…好きになってほしい」
唯月くんはそう言うと腕の力を強める
『…異性と、して…』
私は唯月くんの言葉を復唱する
(…でも、急にどうして…?)
私がそう思ったのが通じたのか、唯月くんはぽつぽつと教えてくれた
「…さっき、みのりが電話に立ったあと、あなたのお姉さんと、少し話してて…そうしたら、あなたのお姉さんが…僕になら、みのりをあげても良いって、言ってくれて…ふふ、お姉さんには、僕があなたを好きなこと…バレバレだったみたい」
唯月くんは、くすぐったそうに笑う
「…だから…あなたにも、ちゃんと…僕を、一人の男として、見てほしくて」
唯月くんはそう言うと、体を少し離し、真剣な瞳で私を見つめる
「…だめ、かな…」
そう悲しそうに言われて、私は反射的に首を横に振る
「…ふふ、良かった」
そう言うと、唯月くんはまた私を強く抱き締める
その力の強さが、私への想いの強さを表しているようで…私は、何て答えればいいのか、わからなかった…
7-1.突然の告白
(どうしよう…唯月くんの顔、うまく見れない…)