第5話『サプライズパーティー』
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『…んーっ…ふわぁ、よく寝た…』
昨日緊張しっぱなしだったせいか、その日は帰ってくると熟睡でき、翌朝は気持ちよく目覚めることができた
もう毎日の日課になっている、朝食と、二人分のお弁当作り
朝食が作り終わると、スケジュール帳で今日の予定を確認し、その予定に必要な物を鞄に入れる
「おはよう、みのり」
『おはよう、お姉ちゃん』
つばさお姉ちゃんが起きてきた
「…あ、今日は卵焼きなのね!私、みのりの作る卵焼き、凄く好きよ!」
『ホント?ふふ、ありがとう!…あ、お弁当もちゃんと持っていってね』
「はーい!」
お姉ちゃんは早速朝御飯を食べ始めた
『…私も、そろそろごはん食べて出ないと』
お姉ちゃんの向かいに座り、私も食べ始めた
「…どう?最近お仕事は」
『うん、色々あるけどスッゴく楽しいよ!』
「そっか…良かった」
頬を緩ませたお姉ちゃんだけど、私の首もとを見て首をかしげた
「…あれ、みのり、そんなネックレス持ってたっけ?」
『ん?あ、あぁ…これは、仕事でお世話になってる人からもらったの』
「ふーん…女の人?」
『ううん、男性』
「っ!!」
それを聞くと、お姉ちゃんは固まった
『…え、お姉ちゃん?どうしたの…?』
「…い、いつもみのりが言ってる、仕事の人って…まさか…!」
『うん、全員男性』
素直にうなずくと、お姉ちゃんはショックで固まってしまった…
「私の…私のみのりが…取られる…」
『?なに言ってるのお姉ちゃん、皆さんは私なんて眼中にないって』
ナイナイと手を振ると、お姉ちゃんはガタリと立ち上がる
「そんな訳ないでしょう!?こんなにかわいいみのりなのよ!?」
『…ちょ、ちょっとお姉ちゃん、落ち着いて…』
私が苦笑して宥めようとすると、お姉ちゃんは肩を落として席に座った
「…そっか、貴女もこうやって巣だっていくのね…」
『巣だつって…言い方…って、それより、お姉ちゃんそろそろ時間じゃないの?』
「…あ、大変!」
お姉ちゃんは慌ててご飯を再開した
『…あんまり慌てて食べると、つっかえるよ』
私がそう言った途端に、お姉ちゃんが咳き込む
『あー、ほら、言わんこちゃない…』
私がお茶を渡すと、お姉ちゃんは急いで飲んだ
「…それじゃあ、後は帰ってきてから食べるから!行ってきます!」
『はい、いってらっしゃい、お姉ちゃん』
お姉ちゃんは慌ただしく出ていく
私も漸く食べ終えたので、お姉ちゃんが残した分だけラップして冷蔵庫に
後は洗ってから家を出た
ー…
大分慣れた道のりを、ゆっくり歩く
今日は、入り時間がいつもより少し遅めだから、これでも間に合うはずだ
『…そういえば、こうやってゆっくりこの辺の景色を眺めるのって、初めてかも…』
そう呟くと、背後から声をかけられた
「こんなところでゆっくりしてていいの?A&Rさん」
『えっ…』
振り返ると、そこには…
『阿修さん、金城さん!』
「おはよう、みのりちゃん」
「…はよ」
『おはようございます。お二人でどこかいくんですか?』
そう問いかけると、阿修さんはにこにこしながら答える
「実はね、ごうちんがー「おい阿修!」えー、だめなのー?」
「決まってんだろ!」
「うー…はあい」
そんな二人のやり取りに、思わず微笑むと、阿修さんが私の首もとに目をやる
「…あれ、それ…」
『え?』
阿修さんが指差すのは、朝と同じ、唯月くんから貰ったネックレスだった
「…それ、どうしたの?」
『こ、これは…ある人からもらって…』
なんて言っていいかわからず、濁しながら伝えると…
「…ふーん、そうなんだ…」
阿修さんは、そう言うとなにかを考え込んでしまった
そんな阿修さんと私の首のネックレスを見比べて、なんだか面倒くさそうに呟く
「…ちっ、マーキングかよ…」
「え、マーキング?誰が?」
「知らねぇよ。…唯月とか、遙日辺りじゃねえの」
「ええっ!?あの二人!?」
『わっ!?』
私がネックレスに視線を落としていると、突然阿修さんが大声を出したから驚く
「ちっ…うるせえよ阿修!こいつもびびんだろうが!」
「あ、ごめんなさい…」
『あ、いえ…』
私が苦笑して答えると、金城さんははぁとため息をついてから阿修さんを引っ張る
「いくぞ」
「あ、ごうちん、引っ張らないでよ~…みのりちゃん!またね!」
『あ、はい!』
去っていく二人を見送ると、私も会社へと向かった
5-1.マーキング
(あの二人のどっちかが、こんなことするとはな…)
昨日緊張しっぱなしだったせいか、その日は帰ってくると熟睡でき、翌朝は気持ちよく目覚めることができた
もう毎日の日課になっている、朝食と、二人分のお弁当作り
朝食が作り終わると、スケジュール帳で今日の予定を確認し、その予定に必要な物を鞄に入れる
「おはよう、みのり」
『おはよう、お姉ちゃん』
つばさお姉ちゃんが起きてきた
「…あ、今日は卵焼きなのね!私、みのりの作る卵焼き、凄く好きよ!」
『ホント?ふふ、ありがとう!…あ、お弁当もちゃんと持っていってね』
「はーい!」
お姉ちゃんは早速朝御飯を食べ始めた
『…私も、そろそろごはん食べて出ないと』
お姉ちゃんの向かいに座り、私も食べ始めた
「…どう?最近お仕事は」
『うん、色々あるけどスッゴく楽しいよ!』
「そっか…良かった」
頬を緩ませたお姉ちゃんだけど、私の首もとを見て首をかしげた
「…あれ、みのり、そんなネックレス持ってたっけ?」
『ん?あ、あぁ…これは、仕事でお世話になってる人からもらったの』
「ふーん…女の人?」
『ううん、男性』
「っ!!」
それを聞くと、お姉ちゃんは固まった
『…え、お姉ちゃん?どうしたの…?』
「…い、いつもみのりが言ってる、仕事の人って…まさか…!」
『うん、全員男性』
素直にうなずくと、お姉ちゃんはショックで固まってしまった…
「私の…私のみのりが…取られる…」
『?なに言ってるのお姉ちゃん、皆さんは私なんて眼中にないって』
ナイナイと手を振ると、お姉ちゃんはガタリと立ち上がる
「そんな訳ないでしょう!?こんなにかわいいみのりなのよ!?」
『…ちょ、ちょっとお姉ちゃん、落ち着いて…』
私が苦笑して宥めようとすると、お姉ちゃんは肩を落として席に座った
「…そっか、貴女もこうやって巣だっていくのね…」
『巣だつって…言い方…って、それより、お姉ちゃんそろそろ時間じゃないの?』
「…あ、大変!」
お姉ちゃんは慌ててご飯を再開した
『…あんまり慌てて食べると、つっかえるよ』
私がそう言った途端に、お姉ちゃんが咳き込む
『あー、ほら、言わんこちゃない…』
私がお茶を渡すと、お姉ちゃんは急いで飲んだ
「…それじゃあ、後は帰ってきてから食べるから!行ってきます!」
『はい、いってらっしゃい、お姉ちゃん』
お姉ちゃんは慌ただしく出ていく
私も漸く食べ終えたので、お姉ちゃんが残した分だけラップして冷蔵庫に
後は洗ってから家を出た
ー…
大分慣れた道のりを、ゆっくり歩く
今日は、入り時間がいつもより少し遅めだから、これでも間に合うはずだ
『…そういえば、こうやってゆっくりこの辺の景色を眺めるのって、初めてかも…』
そう呟くと、背後から声をかけられた
「こんなところでゆっくりしてていいの?A&Rさん」
『えっ…』
振り返ると、そこには…
『阿修さん、金城さん!』
「おはよう、みのりちゃん」
「…はよ」
『おはようございます。お二人でどこかいくんですか?』
そう問いかけると、阿修さんはにこにこしながら答える
「実はね、ごうちんがー「おい阿修!」えー、だめなのー?」
「決まってんだろ!」
「うー…はあい」
そんな二人のやり取りに、思わず微笑むと、阿修さんが私の首もとに目をやる
「…あれ、それ…」
『え?』
阿修さんが指差すのは、朝と同じ、唯月くんから貰ったネックレスだった
「…それ、どうしたの?」
『こ、これは…ある人からもらって…』
なんて言っていいかわからず、濁しながら伝えると…
「…ふーん、そうなんだ…」
阿修さんは、そう言うとなにかを考え込んでしまった
そんな阿修さんと私の首のネックレスを見比べて、なんだか面倒くさそうに呟く
「…ちっ、マーキングかよ…」
「え、マーキング?誰が?」
「知らねぇよ。…唯月とか、遙日辺りじゃねえの」
「ええっ!?あの二人!?」
『わっ!?』
私がネックレスに視線を落としていると、突然阿修さんが大声を出したから驚く
「ちっ…うるせえよ阿修!こいつもびびんだろうが!」
「あ、ごめんなさい…」
『あ、いえ…』
私が苦笑して答えると、金城さんははぁとため息をついてから阿修さんを引っ張る
「いくぞ」
「あ、ごうちん、引っ張らないでよ~…みのりちゃん!またね!」
『あ、はい!』
去っていく二人を見送ると、私も会社へと向かった
5-1.マーキング
(あの二人のどっちかが、こんなことするとはな…)