第4話『もっと頑張らなきゃ』
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あのあと、メイクルームでメイクやヘアメイクを整えて貰うと、私と唯月くんはスタジオへと戻った
「…あ!お帰り!ゆっちー、みのりちゃん!」
「うん、ただいま」
『ただいまです』
私たちに気付いた明謙くんが、私たちに駆け寄ってくる
「…わぁ…!みのりちゃん、凄くかわいい!」
『えっ!?あ、あの…』
明謙くんが恥ずかしげもなく私を褒めるものだから、つい顔が赤くなる
「…」
そんな私と明謙くんを見て、唯月が表情を曇らせ、私と繋いでる手を、ぎゅっと強く握る
…唯月くん…?
心配になっていると
「…あれ?それ、どうしたの?」
明謙くんが、めざとく私の首もとにあるネックレスを見て首をかしげる
『?…あぁ、これは…』
「僕があげた」
私の言葉を遮り、珍しく、唯月が硬い声色で言う
明謙くんはそれに気付き、フォローするように言う
「流石ゆっちー!みのりちゃんに似合うもの、よくわかってるんだね!」
「…明謙…」
その言葉を聞き、唯月くんはぎゅっと強く握っていた手を緩めた
よかった…
私はほっと息をつく
「…あ、そうそう、撮影の順番だけど、弥勒、僕、はるぴょん、ゆっちーの順番だから、よろしくね!」
「…うん」
『はい、わかりました』
「じゃあ、まずは弥勒とだね!」
明謙くんがそう言うと、殿さんが近付いてきて、私に頭を下げた
「…よろしくお願いします」
『あっ、はい!こちらこそ!』
私は殿さんと撮影にいこうと、唯月くんの手を離した
だけど、すぐに唯月くんが私の手首を掴んだ
『え?唯月くん…?』
「…っ!ご、ごめん…」
その行動は無意識だったようで、そう言うと唯月くんは私の手首を離した
「…ゆっちー…?」
みんな、いつもと違う唯月くんの様子に、心配している様だった
私は、唯月くんに向き直り、彼を呼ぶ
『…唯月くん』
「…うん」
返事をした唯月くんの声は、とても小さくて…彼の様子と相まって、今にも消えてしまいそうに思った
私は、そっと彼の手に触れる
「…っ!?」
すると、唯月くんは顔を上げて、今にも泣きそうな顔で、私を見ている
『…私、唯月くんとの撮影、楽しみにしてますから』
そう微笑みかけると、彼は目を丸くする
そして、困ったように笑った
「…うん。ありがとう…」
そこで、スタッフさんから呼ばれた
『あ、はい!殿さん、行きましょう!』
殿さんは心配そうに唯月をちらりと見たあと、頷いた
「…はい」
私たちはセットまで急いで向かう
「お待たせしてすみません。撮影、よろしくお願いします」
『よろしくお願いします!』
今回は恋人っぽい撮影ということで、どのポーズも距離が近かった
「じゃあ次ね。次は、二人で床に座って、江藤さんは殿くんに寄りかかって、彼の肩に頭をのせてくれる?…うんうん、いいねぇ!」
ぱしゃぱしゃと写真が撮られる
その間、殿さんは終始無言だった
「…うん、いいね!じゃあ、殿くんはお疲れ様!」
カメラさんからOKが出たので、殿さんは私とカメラさんに頭を下げて、明謙くんと交代した
「よろしくお願いします!」
明謙くんは元気よく挨拶をする
「おー、不動くんはいつも元気だね!こちらこそよろしく!」
「はい!」
カメラさんと笑顔で会話したあと、明謙くんは私のところに来る
「みのりちゃんもよろしくね!」
『はい、こちらこそ!』
「じゃあ早速撮っていくよー。まずは、江藤さんがカメラに背を向けて…そうそう、で、不動くんは前から江藤さんを抱き締めようか」
「はい!…みのりちゃん、いい?」
明謙くんは、カメラさんに返事をしたあと、私の顔を覗き込んで確認してくれた
『は、はい…』
私は緊張しつつ頷く
「うん、ありがとう。じゃあ…ごめんね」
明謙くんはそう言うと、ふわりと私のことを抱き締めた
私のことを抱き締める腕は、思ってたよりずっと逞しくて…
緊張した私を、少しでも落ち着かせようと、明謙くんは片手をそっと私の頭にのせた
「お、いいねぇ!」
私と明謙くんは、そのあとも何ポーズか撮られ、明謙くんとの撮影は終わった
「よし、いいよ!不動くん、お疲れ様!」
「はい!ありがとうございました!…みのりちゃんも、ありがとうね」
元気よくカメラさんに言ったあと、私にも笑顔を見せてくれた明謙くん
『こちらこそ、ありがとうございました』
私も、明謙くんに頭を下げた
明謙くんと交代で、遙日くんがやって来る
「よろしくお願いしまーっす!」
「うん、よろしくね」
「みのりもよろしく!」
『はい、こちらこそよろしくお願いします』
私がぎこちなく微笑むと、遙日は私の緊張に気付いたのか、私を気遣って言う
「もう、そんなに緊張してると疲れるよ?リラックスリラックス!」
『遙日くん…』
そんな彼に、私もふっと微笑んだ
「よしっ!じゃあ撮影お願いしまーっす!」
『お願いします!』
「うん、よろしくね。じゃあまずは…」
数ポーズ撮影したのち、最後に指定されたポーズは、ダンスを踊るときの格好だった
「おー、いいね!」
カメラさんが、ぱしゃぱしゃと撮っているとき、遙日くんが呟く
「…みのり、凄くいい臭いがする…」
『え…?』
「もしかして、香水とかつけてる?」
『あ、いえ…私、香水なんて持ってないですし…』
「ふーん…じゃあ、これは君の匂いなんだね」
遙日がそう微笑んで、私が顔を真っ赤にした瞬間、カメラさんからOKが出た
「はい、お疲れー」
「はーい、ありがとうございましたー。…まあ
、俺としては、もうちょっとこうしてたかったけどなー…」
最後の呟きが耳に届いた私は、真っ赤な顔で遙日を睨む
『遙日くん…!』
「あはは、ごめんごめん」
遙日はそう言うと、ぐっと私を引き寄せ、額にキスをした
『…っ!?』
「…へへ、頑張ったご褒美!」
『~っ!遙日くん!』
真っ赤になって抗議する私を見ても、遙日くんは笑うだけだった
「…はる」
「あ、ゆづ!」
撮影のためこっちに来た唯月くんに、遙日くんは嬉しそうに笑う
二人は一言二言会話すると、ハイタッチをして交代した
「…みのり」
『唯月くん…』
唯月くんは、ゆっくり私に近づいてくると、私の額を隠す髪をかきあげ、そっと私の額にキスをした
『えっ…?』
唯月くんの唐突な行動に、また固まっていると、唯月くんは満足そうに笑った
「じゃあ、早速撮っていこうか」
「はい、お願いします」
『あっ…よろしくお願いします!』
「じゃあ唯月くんは、江藤さんの後ろから、彼女の首に腕を絡ませて…」
唯月くんに後ろから抱きつかれる形になる
彼は身長が高いから、後ろから少し屈むかたちで、私の肩の辺りに、唯月くんの顔が来る
すると、唯月くんはあまりにも自然に、私の首筋に唇を寄せた
『…っ!』
「おおっ!いいね!すごくセクシーだよ!おい!ライトこっち!」
さっきの遙日くんよりも、ずっと唯月くんとの距離の方が近くて、心臓が暴れだす
「…ふふ、みのりの鼓動、凄く早いね…」
『…っ!』
首筋に唯月くんの唇があるから、唯月くんが喋ると、必然的に彼の吐息が、私の首筋に当たる
私は首筋や耳が弱いから、彼の吐息が首筋に触れる度に、びくびくしてしまう
「…首、弱いんだね」
唯月くんはそう言ったかと思うと、指で私の首筋をゆっくりと撫でた
「うわ、唯月くん今日は大胆だねぇ!」
カメラさんはそんなことを言いながら、どんどん写真を撮っていく
私が唇を噛み、必死に声を我慢していると、ようやくOKが出た
「うん、いいよ!お疲れ!」
「はい。ありがとうございました」
私は緊張の糸がほどけ、座り込みそうになる
だけど、それに素早く気付いた唯月くんが支えてくれたため、床に座り込むことはなかった
「…大丈夫?」
『だ、大丈夫…です…』
いまだにばくばく言っている胸に手を当てる
「…そんなに緊張した?」
『そりゃあ…!』
首を縦に振ると、唯月はふっと笑って私を軽く抱き上げた
『えっ!?唯月くん…!?』
慌てる私をよそに、唯月くんは私を抱いたまま、近くにいたスタッフさんになにかを伝え、他のスタッフさんに挨拶をすると、スタジオを出た
『あ、あの…!私、歩けますから!』
そう伝えるも、すぐに却下され、私は唯月くんに連れられ、私たちの車のところまでくると、スタッフさんにドアを開けてもらい、私を車の椅子の上におろした
「…ちょっと、やり過ぎたかな?」
私をじっと見つめていた唯月くんだけど、ふっと表情を和らげ、そう私に問いかけてきた
『…』
私は恥ずかしさでなにも言えず、黙り混む
「…いや、だった?」
そう切ない声がして、ぱっと顔をあげると、唯月くんが凄く切なそうな顔をして、私を見ていた
私が反射的に首を横に振ると、唯月くんはふっと安心したように笑う
「よかった…」
私には、なんで唯月くんがそんなことをするのか、わからなかった
4-2.恋人撮影
(…唯月くんは、私をどう思ってるんだろう…)
「…あ!お帰り!ゆっちー、みのりちゃん!」
「うん、ただいま」
『ただいまです』
私たちに気付いた明謙くんが、私たちに駆け寄ってくる
「…わぁ…!みのりちゃん、凄くかわいい!」
『えっ!?あ、あの…』
明謙くんが恥ずかしげもなく私を褒めるものだから、つい顔が赤くなる
「…」
そんな私と明謙くんを見て、唯月が表情を曇らせ、私と繋いでる手を、ぎゅっと強く握る
…唯月くん…?
心配になっていると
「…あれ?それ、どうしたの?」
明謙くんが、めざとく私の首もとにあるネックレスを見て首をかしげる
『?…あぁ、これは…』
「僕があげた」
私の言葉を遮り、珍しく、唯月が硬い声色で言う
明謙くんはそれに気付き、フォローするように言う
「流石ゆっちー!みのりちゃんに似合うもの、よくわかってるんだね!」
「…明謙…」
その言葉を聞き、唯月くんはぎゅっと強く握っていた手を緩めた
よかった…
私はほっと息をつく
「…あ、そうそう、撮影の順番だけど、弥勒、僕、はるぴょん、ゆっちーの順番だから、よろしくね!」
「…うん」
『はい、わかりました』
「じゃあ、まずは弥勒とだね!」
明謙くんがそう言うと、殿さんが近付いてきて、私に頭を下げた
「…よろしくお願いします」
『あっ、はい!こちらこそ!』
私は殿さんと撮影にいこうと、唯月くんの手を離した
だけど、すぐに唯月くんが私の手首を掴んだ
『え?唯月くん…?』
「…っ!ご、ごめん…」
その行動は無意識だったようで、そう言うと唯月くんは私の手首を離した
「…ゆっちー…?」
みんな、いつもと違う唯月くんの様子に、心配している様だった
私は、唯月くんに向き直り、彼を呼ぶ
『…唯月くん』
「…うん」
返事をした唯月くんの声は、とても小さくて…彼の様子と相まって、今にも消えてしまいそうに思った
私は、そっと彼の手に触れる
「…っ!?」
すると、唯月くんは顔を上げて、今にも泣きそうな顔で、私を見ている
『…私、唯月くんとの撮影、楽しみにしてますから』
そう微笑みかけると、彼は目を丸くする
そして、困ったように笑った
「…うん。ありがとう…」
そこで、スタッフさんから呼ばれた
『あ、はい!殿さん、行きましょう!』
殿さんは心配そうに唯月をちらりと見たあと、頷いた
「…はい」
私たちはセットまで急いで向かう
「お待たせしてすみません。撮影、よろしくお願いします」
『よろしくお願いします!』
今回は恋人っぽい撮影ということで、どのポーズも距離が近かった
「じゃあ次ね。次は、二人で床に座って、江藤さんは殿くんに寄りかかって、彼の肩に頭をのせてくれる?…うんうん、いいねぇ!」
ぱしゃぱしゃと写真が撮られる
その間、殿さんは終始無言だった
「…うん、いいね!じゃあ、殿くんはお疲れ様!」
カメラさんからOKが出たので、殿さんは私とカメラさんに頭を下げて、明謙くんと交代した
「よろしくお願いします!」
明謙くんは元気よく挨拶をする
「おー、不動くんはいつも元気だね!こちらこそよろしく!」
「はい!」
カメラさんと笑顔で会話したあと、明謙くんは私のところに来る
「みのりちゃんもよろしくね!」
『はい、こちらこそ!』
「じゃあ早速撮っていくよー。まずは、江藤さんがカメラに背を向けて…そうそう、で、不動くんは前から江藤さんを抱き締めようか」
「はい!…みのりちゃん、いい?」
明謙くんは、カメラさんに返事をしたあと、私の顔を覗き込んで確認してくれた
『は、はい…』
私は緊張しつつ頷く
「うん、ありがとう。じゃあ…ごめんね」
明謙くんはそう言うと、ふわりと私のことを抱き締めた
私のことを抱き締める腕は、思ってたよりずっと逞しくて…
緊張した私を、少しでも落ち着かせようと、明謙くんは片手をそっと私の頭にのせた
「お、いいねぇ!」
私と明謙くんは、そのあとも何ポーズか撮られ、明謙くんとの撮影は終わった
「よし、いいよ!不動くん、お疲れ様!」
「はい!ありがとうございました!…みのりちゃんも、ありがとうね」
元気よくカメラさんに言ったあと、私にも笑顔を見せてくれた明謙くん
『こちらこそ、ありがとうございました』
私も、明謙くんに頭を下げた
明謙くんと交代で、遙日くんがやって来る
「よろしくお願いしまーっす!」
「うん、よろしくね」
「みのりもよろしく!」
『はい、こちらこそよろしくお願いします』
私がぎこちなく微笑むと、遙日は私の緊張に気付いたのか、私を気遣って言う
「もう、そんなに緊張してると疲れるよ?リラックスリラックス!」
『遙日くん…』
そんな彼に、私もふっと微笑んだ
「よしっ!じゃあ撮影お願いしまーっす!」
『お願いします!』
「うん、よろしくね。じゃあまずは…」
数ポーズ撮影したのち、最後に指定されたポーズは、ダンスを踊るときの格好だった
「おー、いいね!」
カメラさんが、ぱしゃぱしゃと撮っているとき、遙日くんが呟く
「…みのり、凄くいい臭いがする…」
『え…?』
「もしかして、香水とかつけてる?」
『あ、いえ…私、香水なんて持ってないですし…』
「ふーん…じゃあ、これは君の匂いなんだね」
遙日がそう微笑んで、私が顔を真っ赤にした瞬間、カメラさんからOKが出た
「はい、お疲れー」
「はーい、ありがとうございましたー。…まあ
、俺としては、もうちょっとこうしてたかったけどなー…」
最後の呟きが耳に届いた私は、真っ赤な顔で遙日を睨む
『遙日くん…!』
「あはは、ごめんごめん」
遙日はそう言うと、ぐっと私を引き寄せ、額にキスをした
『…っ!?』
「…へへ、頑張ったご褒美!」
『~っ!遙日くん!』
真っ赤になって抗議する私を見ても、遙日くんは笑うだけだった
「…はる」
「あ、ゆづ!」
撮影のためこっちに来た唯月くんに、遙日くんは嬉しそうに笑う
二人は一言二言会話すると、ハイタッチをして交代した
「…みのり」
『唯月くん…』
唯月くんは、ゆっくり私に近づいてくると、私の額を隠す髪をかきあげ、そっと私の額にキスをした
『えっ…?』
唯月くんの唐突な行動に、また固まっていると、唯月くんは満足そうに笑った
「じゃあ、早速撮っていこうか」
「はい、お願いします」
『あっ…よろしくお願いします!』
「じゃあ唯月くんは、江藤さんの後ろから、彼女の首に腕を絡ませて…」
唯月くんに後ろから抱きつかれる形になる
彼は身長が高いから、後ろから少し屈むかたちで、私の肩の辺りに、唯月くんの顔が来る
すると、唯月くんはあまりにも自然に、私の首筋に唇を寄せた
『…っ!』
「おおっ!いいね!すごくセクシーだよ!おい!ライトこっち!」
さっきの遙日くんよりも、ずっと唯月くんとの距離の方が近くて、心臓が暴れだす
「…ふふ、みのりの鼓動、凄く早いね…」
『…っ!』
首筋に唯月くんの唇があるから、唯月くんが喋ると、必然的に彼の吐息が、私の首筋に当たる
私は首筋や耳が弱いから、彼の吐息が首筋に触れる度に、びくびくしてしまう
「…首、弱いんだね」
唯月くんはそう言ったかと思うと、指で私の首筋をゆっくりと撫でた
「うわ、唯月くん今日は大胆だねぇ!」
カメラさんはそんなことを言いながら、どんどん写真を撮っていく
私が唇を噛み、必死に声を我慢していると、ようやくOKが出た
「うん、いいよ!お疲れ!」
「はい。ありがとうございました」
私は緊張の糸がほどけ、座り込みそうになる
だけど、それに素早く気付いた唯月くんが支えてくれたため、床に座り込むことはなかった
「…大丈夫?」
『だ、大丈夫…です…』
いまだにばくばく言っている胸に手を当てる
「…そんなに緊張した?」
『そりゃあ…!』
首を縦に振ると、唯月はふっと笑って私を軽く抱き上げた
『えっ!?唯月くん…!?』
慌てる私をよそに、唯月くんは私を抱いたまま、近くにいたスタッフさんになにかを伝え、他のスタッフさんに挨拶をすると、スタジオを出た
『あ、あの…!私、歩けますから!』
そう伝えるも、すぐに却下され、私は唯月くんに連れられ、私たちの車のところまでくると、スタッフさんにドアを開けてもらい、私を車の椅子の上におろした
「…ちょっと、やり過ぎたかな?」
私をじっと見つめていた唯月くんだけど、ふっと表情を和らげ、そう私に問いかけてきた
『…』
私は恥ずかしさでなにも言えず、黙り混む
「…いや、だった?」
そう切ない声がして、ぱっと顔をあげると、唯月くんが凄く切なそうな顔をして、私を見ていた
私が反射的に首を横に振ると、唯月くんはふっと安心したように笑う
「よかった…」
私には、なんで唯月くんがそんなことをするのか、わからなかった
4-2.恋人撮影
(…唯月くんは、私をどう思ってるんだろう…)