第4話『もっと頑張らなきゃ』
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初仕事の翌日から、私はどんどん仕事を覚えていった
まだ全然だけど、少しずつ、進めているのかな、と思った
そして今日、私はまたKiLLER KiNGの仕事についていた
『今日はファッション誌の撮影です』
「うん、わかった!ありがとう、みのりちゃん!」
『いえ!』
「よし!じゃあ早速向かおう!」
明謙くんが先導して、私達はスタジオに向かう
「おはようございます!」
「おはよーございまっす!」
「おはようございます」
「おはようございます」
『おはようございます!』
皆さんの挨拶のあとに、私も挨拶する
「それじゃあ、KiLLER KiNGの皆さんは着替えとメイクお願いします!」
「わかりました!行こう、はるぴょん、ゆっちー、弥勒!…あ、いってきます!」
『はい、いってらっしゃい』
皆さんを見送って、私はスタジオの壁際へ寄る
邪魔になったらいけないし…
それに、こまめにスケジュール確認しないと
私はスケジュール帳を開き、スケジュールを確認
済んだものには[済み]と書き、分かりやすいようにする
私が一通り確認していると、頭上から声をかけられた
「…みのり?」
『えっ!?は、はい!』
驚いて顔をあげると、唯月が心配そうに私を見ていた
『…え、どうかしたんですか?』
そう問いかけると、唯月は言うかどうか迷っているようで…
「あのね?編集長が、みのりちゃんにも出てほしいんだって!」
それを、明謙くんが引き継いで教えてくれた
『…え?それはどういう…』
「恋人って感じの写真も撮りたいんだって!」
と教えてくれる遙日くん
『そうなんですか…』
…でも、私じゃどう考えても役不足…断ろう、そう思ったとき
「…大丈夫、だよ」
『え…?』
唯月くんの大きい手が、私の頭を優しく撫でる
反射的に頬が緩むと、唯月くんは続ける
「…みのりが、どうしても、僕たちとそういう写真を撮りたくないなら…諦めるけど、僕たちはね、恋人役をしてもらうなら…君が良いって、思ってる」
『唯月くん…』
唯月くんの綺麗な瞳が、私を写し出してる
他のメンバーの顔も見ると、みんな優しい笑顔で頷いてくれた
『…わかりました。やります』
私が覚悟を決めてそう言うと、唯月くんは安心したように、嬉しそうに笑った
「それじゃあ僕、編集長に伝えてくるね!」
そう言って明謙くんは、編集長の元へとかけていった
戻ってくるなり、明謙くんは言う
「編集長に言ってきた!衣装部屋の服なら、どれでも選んで着てくれて構わないって!」
『そうなんですね…』
どんな服があるんだろう…そんなことを思っていると、唯月は私の手を握った
『え…?』
唯月くんを見上げると、私を見て穏やかに笑い、明謙くんたちに言う
「みのりを、衣装部屋に案内してくる。…こっち」
『あ、はい…』
唯月くんに手を引かれ、着いていくと、唯月くんはある部屋の扉を開けた
『…わぁ…』
そこにはさまざまな衣装が並べられていて、思わず息を飲む
「…好きなの、選んで」
『…本当にいいんですか?』
私がもう一度問いかけると、唯月穏やかな笑顔で頷く
『…でも、どういうのを着れば…』
私が辺りの衣装を見ながら、小さく呟く
すると、それを聞いていたのか、唯月は辺りを軽く見回し、一着の服を手に取り言う
「…これとか、君に似合うと思う」
そう言って唯月が差し出したのは、ライトグレーのおしとやかなワンピースだった
『…綺麗…』
私はそのワンピースに見とれてしまった
そんな私を見て、唯月は嬉しそうに微笑む
「…どう?」
『…あっ、はい!とっても素敵だと思います…!』
「…よかった。じゃあ、着てみて?」
『はい!』
私は唯月くんからワンピースを受け取り、更衣室で着替える
着替え終わってからカーテンを開けると、それに気付いた唯月がこっちを見た
「…っ!」
『…どうですか?』
唯月くんが私を見て固まったため、怖くなって問いかける
「あ…う、うん…似合ってる…」
唯月はそう言うが顔をふいっと背けてしまう
…本当に…?と思ったが、よくよく見ると、唯月くんの耳が赤く染まっていることに気付いた
それを見て、なんだかくすぐったい持ちになる
唯月は恥ずかしそうに瞳を震わせてから、ぐっと手を握り、なにかをポケットから取り出した
『…?唯月くん?』
私が名前を呼ぶと、唯月くんは緩く微笑む
「…ちょっと来て」
『え…?』
不思議に思いながらも、更衣室から出た
すると、唯月は私の後ろに回り、なにかをごそごそとやっていた
首もとになにかひんやりした感覚がして、なんだろう…と思っていると、唯月が背後で笑う気配がした
「…できた」
『え…?』
「鏡、見て」
言われるまま鏡を見ると
『あ…』
わたしの首もとに、ライトグレーの石のついたネックレスがさげられていた
『これ…どうしたんですか?』
私がネックレスに視線を落としながら言うと、唯月は言う
「…この間、たまたま見つけて。みのりに、似合うだろうなって…」
『…え、それって…?』
私が聞き返すと、唯月は恥ずかしそうにしながら笑う
「…それ、あげる」
『え!?こんな素敵なもの、もらえません…!』
私が慌てて返そうと、首の後ろのチェーンに手を伸ばそうとすると、唯月は無言で私の手を掴む
『…唯月くん?』
「…だめ、外したら。…そのまま、着けてて」
そう言う唯月の表情があまりにも真剣
だったから、私は無意識に手をおろした
すると、唯月は安心したように笑った
「…いこう」
唯月くんに自然に手をとられ、私たちはメイクルームへと向かうのだったー…
4-1.プレゼント
(こんなに綺麗なもの…いいのかなぁ…)
まだ全然だけど、少しずつ、進めているのかな、と思った
そして今日、私はまたKiLLER KiNGの仕事についていた
『今日はファッション誌の撮影です』
「うん、わかった!ありがとう、みのりちゃん!」
『いえ!』
「よし!じゃあ早速向かおう!」
明謙くんが先導して、私達はスタジオに向かう
「おはようございます!」
「おはよーございまっす!」
「おはようございます」
「おはようございます」
『おはようございます!』
皆さんの挨拶のあとに、私も挨拶する
「それじゃあ、KiLLER KiNGの皆さんは着替えとメイクお願いします!」
「わかりました!行こう、はるぴょん、ゆっちー、弥勒!…あ、いってきます!」
『はい、いってらっしゃい』
皆さんを見送って、私はスタジオの壁際へ寄る
邪魔になったらいけないし…
それに、こまめにスケジュール確認しないと
私はスケジュール帳を開き、スケジュールを確認
済んだものには[済み]と書き、分かりやすいようにする
私が一通り確認していると、頭上から声をかけられた
「…みのり?」
『えっ!?は、はい!』
驚いて顔をあげると、唯月が心配そうに私を見ていた
『…え、どうかしたんですか?』
そう問いかけると、唯月は言うかどうか迷っているようで…
「あのね?編集長が、みのりちゃんにも出てほしいんだって!」
それを、明謙くんが引き継いで教えてくれた
『…え?それはどういう…』
「恋人って感じの写真も撮りたいんだって!」
と教えてくれる遙日くん
『そうなんですか…』
…でも、私じゃどう考えても役不足…断ろう、そう思ったとき
「…大丈夫、だよ」
『え…?』
唯月くんの大きい手が、私の頭を優しく撫でる
反射的に頬が緩むと、唯月くんは続ける
「…みのりが、どうしても、僕たちとそういう写真を撮りたくないなら…諦めるけど、僕たちはね、恋人役をしてもらうなら…君が良いって、思ってる」
『唯月くん…』
唯月くんの綺麗な瞳が、私を写し出してる
他のメンバーの顔も見ると、みんな優しい笑顔で頷いてくれた
『…わかりました。やります』
私が覚悟を決めてそう言うと、唯月くんは安心したように、嬉しそうに笑った
「それじゃあ僕、編集長に伝えてくるね!」
そう言って明謙くんは、編集長の元へとかけていった
戻ってくるなり、明謙くんは言う
「編集長に言ってきた!衣装部屋の服なら、どれでも選んで着てくれて構わないって!」
『そうなんですね…』
どんな服があるんだろう…そんなことを思っていると、唯月は私の手を握った
『え…?』
唯月くんを見上げると、私を見て穏やかに笑い、明謙くんたちに言う
「みのりを、衣装部屋に案内してくる。…こっち」
『あ、はい…』
唯月くんに手を引かれ、着いていくと、唯月くんはある部屋の扉を開けた
『…わぁ…』
そこにはさまざまな衣装が並べられていて、思わず息を飲む
「…好きなの、選んで」
『…本当にいいんですか?』
私がもう一度問いかけると、唯月穏やかな笑顔で頷く
『…でも、どういうのを着れば…』
私が辺りの衣装を見ながら、小さく呟く
すると、それを聞いていたのか、唯月は辺りを軽く見回し、一着の服を手に取り言う
「…これとか、君に似合うと思う」
そう言って唯月が差し出したのは、ライトグレーのおしとやかなワンピースだった
『…綺麗…』
私はそのワンピースに見とれてしまった
そんな私を見て、唯月は嬉しそうに微笑む
「…どう?」
『…あっ、はい!とっても素敵だと思います…!』
「…よかった。じゃあ、着てみて?」
『はい!』
私は唯月くんからワンピースを受け取り、更衣室で着替える
着替え終わってからカーテンを開けると、それに気付いた唯月がこっちを見た
「…っ!」
『…どうですか?』
唯月くんが私を見て固まったため、怖くなって問いかける
「あ…う、うん…似合ってる…」
唯月はそう言うが顔をふいっと背けてしまう
…本当に…?と思ったが、よくよく見ると、唯月くんの耳が赤く染まっていることに気付いた
それを見て、なんだかくすぐったい持ちになる
唯月は恥ずかしそうに瞳を震わせてから、ぐっと手を握り、なにかをポケットから取り出した
『…?唯月くん?』
私が名前を呼ぶと、唯月くんは緩く微笑む
「…ちょっと来て」
『え…?』
不思議に思いながらも、更衣室から出た
すると、唯月は私の後ろに回り、なにかをごそごそとやっていた
首もとになにかひんやりした感覚がして、なんだろう…と思っていると、唯月が背後で笑う気配がした
「…できた」
『え…?』
「鏡、見て」
言われるまま鏡を見ると
『あ…』
わたしの首もとに、ライトグレーの石のついたネックレスがさげられていた
『これ…どうしたんですか?』
私がネックレスに視線を落としながら言うと、唯月は言う
「…この間、たまたま見つけて。みのりに、似合うだろうなって…」
『…え、それって…?』
私が聞き返すと、唯月は恥ずかしそうにしながら笑う
「…それ、あげる」
『え!?こんな素敵なもの、もらえません…!』
私が慌てて返そうと、首の後ろのチェーンに手を伸ばそうとすると、唯月は無言で私の手を掴む
『…唯月くん?』
「…だめ、外したら。…そのまま、着けてて」
そう言う唯月の表情があまりにも真剣
だったから、私は無意識に手をおろした
すると、唯月は安心したように笑った
「…いこう」
唯月くんに自然に手をとられ、私たちはメイクルームへと向かうのだったー…
4-1.プレゼント
(こんなに綺麗なもの…いいのかなぁ…)