第3話『私がA&R…!?』
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夜叉丸さんに案内されながら、自己紹介を受けた
「私は夜叉丸朔太郎よ。困ったことやわからないことがあったら、遠慮せず言いなさいね」
『はい!ありがとうございます…!』
そして、夜叉丸さんに連れてこられたのは、あるスタジオだった
「入るわよ」
夜叉丸さんはそう声をかけると扉をあける
すると、そこにはB-projectのメンバーがいて…
「あなたたち、ちょっと良いかしら」
「あ、夜叉丸さん!」
明謙ちゃんの声を合図に、みんなが夜叉丸さんに駆け寄ってくる
私が背後で硬直していると…
「…あれ?みのりじゃん!どうしたの?」
背後の私に気付いた遙日が声をかけてくれる
…だが、それで一斉にみんなの視線が私に集まったので、思わず遙日の背中に隠れる
「…えっと…みのり?大丈夫…?」
遙日が戸惑いながらも声をかけてくれるが、私は緊張で声もでないし顔もあげられない
小さく震えていると、誰かの手がぽんと私の頭におかれた
『え…?』
思わず視線をやると、唯月がにっこり笑って頭を撫でてくれていた
「…大丈夫。怖くないよ」
『…唯月、くん…』
唯月がゆっくりと宥めてくれたお陰で、やっと落ち着いた
『…すみません、いきなり取り乱して』
「ううん、僕は大丈夫」
「俺も」
私は遙日の背中から出て、みんなの前で、手をぎゅっと握りながら、謝る
『…すみません、いきなり取り乱してしまって』
「落ち着いたなら何よりよ。それより…あんたたち、知り合いだったの?」
『あ、唯月くんと遙日くんは、前に私が迷子になってた時に、助けてくれて…』
「あーら、そうだったの?」
「はい!」
唯月も緩く頷く
「ふーん…でもそれならなんとかなりそうね!」
『え…?』
なんとかって…
「実はね、この子、あなたたちB-projectのA&Rに抜擢されたのよ~!」
「えっ…」
「それってマジ…?」
唯月と遙日が驚く
「マジもマジ、おおマジよぉ!」
その言葉に、唯月と遙日が顔を見合わせて笑っていた
「…さ、みのりちゃん。自己紹介しなさい」
『はっ、はい!』
改めて皆さんに向き直った
『…えっと、今日からガンダーラに配属となりました、江藤みのりです。よ、よろしくお願いします!』
深く頭を下げる
「…頭を上げて」
『あ、はい…』
頭上からそう声をかけられたので、頭をあげると、皆さん笑顔だった
「じゃ、次はあんたたちよ」
「はい。…俺は北門倫毘沙。よろしくね、みのり」
『はい、よろしくお願いします!』
「こっちは…」
北門さんがちらりと竜持を見ると、竜持はまっすぐに私を見ていた
「…キミ、前にスーパーで会ったでしょ」
確信を持った言い方に、私は頷く
『あの時はありがとうございました』
「…。僕は是国竜持。ちゃんと覚えてよね」
『はい!』
「俺たちキタコレは、二人グループなんだ」
『そうなんですね…』
次に、和南が口を開いた
「はじめまして。…じゃ、ないよね」
そう言って笑う和南に、私は頷く
「この間はごめんね。その後、どっか痛んだりしてない?」
『はい、私は大丈夫です。貴方こそ、大丈夫でしたか?』
「うん。俺は増長和南。よろしくね」
『はい!』
「はいはーい!次俺ね!俺、王茶利暉!んで、こいつは筋肉バカの野目龍広!」
暉くんが野目さんを指さしながら言う
「こら、人に指差すな」
「えー、龍の紹介しただけじゃん!」
「あのなぁ…」
「まぁまぁ、二人とも落ち着いて。…僕は、釈村帝人と言います。そして、僕の後ろにいるのが」
「…音済百太郎」
無表情のままの音済さん
「…えっと、俺たち5人でMooNsです!」
『はい、よろしくお願いします!』
「はいはーい!僕は阿修悠太です!キミとはさっきぶりだよね?」
『はい、先ほどはありがとうございました』
「そんなに畏まらなくていいよ!はい、次剛ちんとけんけんね!」
「…ちっ、金城剛士」
『金城さんですね、先ほどはありがとうございました』
「…別に」
金城さんはそっぽを向いてしまった
「漸く俺の番だね。俺は愛染健十。よろしくね、小鹿ちゃん」
『小鹿…』
はじめて言われた…
「僕たち3人でTHERIVEでーっす!」
『は、はい、よろしくお願いします!』
「じゃあ最後は僕たちKiLLER KiNGだね!」
「…と言っても、俺もゆづも明謙も、自己紹介済んでるから、殿!頑張れ!」
「!?…殿弥勒です。よろしくお願いします」
『あ、そんな…!』
殿が頭を下げたので、私も慌てて頭を下げる
「さーって!自己紹介も済んだことだし、あんたたち!そろそろ移動の時間よ!」
「はい!」
それを追いかけ皮切りに、みんなが動きは始めた
「みのりちゃん、いい?A&Rは、仕事の幅が限りなく広いから、習うより慣れろよ!がんばりなさい!」
ぽんと肩に手をおかれ、私は力強く頷く
『はい!頑張ります!』
「そう!その息よ!」
そのまま、私たちは玄関に向かった
それぞれが車に乗って向かうから、車が数台止まっている
「MooNsは◯◯スタジオで雑誌の撮影よ。THERIVEは△△スタジオで新曲の打ち合わせ、KiLLER KiNGは✕✕スタジオでレコーディング。キタコレも同じ場所でレコーディングだけど、場所が違うから注意しなさい」
そこまで言ったところで、夜叉丸さんが私を見る
「みのりちゃんはキタコレについていきなさい」
『はい!わかりました!』
それぞれが車に乗り込むと、発車した
ー…
『…えっと…』
私は手帳を取り出して、聞いたことをメモした
「…みのり?なにやってるの?」
『え?あぁ…こうやって手帳にメモしておかないと、忘れてしまうので…』
私が苦笑して振り返ると、北門さんはクスリと笑う
「…キミは勉強熱心だね」
『そうですか?』
キョトンとして首をかしげると、横から竜持が言葉を挟む
「ねぇ、新曲流してくれない?」
『あっ、すみません!』
私は慌てて鞄からCDを取り出し、かける
「ありがとう、みのり」
『いえ…』
その曲を聞きながら、外を眺めていると、ある場所に違和感を感じた
『…?』
なんだろう…そう思っているうち、スタジオに着いてしまったのだったー…
3-2.A&Rとしての最初の仕事
(頑張らなきゃ…!)
「私は夜叉丸朔太郎よ。困ったことやわからないことがあったら、遠慮せず言いなさいね」
『はい!ありがとうございます…!』
そして、夜叉丸さんに連れてこられたのは、あるスタジオだった
「入るわよ」
夜叉丸さんはそう声をかけると扉をあける
すると、そこにはB-projectのメンバーがいて…
「あなたたち、ちょっと良いかしら」
「あ、夜叉丸さん!」
明謙ちゃんの声を合図に、みんなが夜叉丸さんに駆け寄ってくる
私が背後で硬直していると…
「…あれ?みのりじゃん!どうしたの?」
背後の私に気付いた遙日が声をかけてくれる
…だが、それで一斉にみんなの視線が私に集まったので、思わず遙日の背中に隠れる
「…えっと…みのり?大丈夫…?」
遙日が戸惑いながらも声をかけてくれるが、私は緊張で声もでないし顔もあげられない
小さく震えていると、誰かの手がぽんと私の頭におかれた
『え…?』
思わず視線をやると、唯月がにっこり笑って頭を撫でてくれていた
「…大丈夫。怖くないよ」
『…唯月、くん…』
唯月がゆっくりと宥めてくれたお陰で、やっと落ち着いた
『…すみません、いきなり取り乱して』
「ううん、僕は大丈夫」
「俺も」
私は遙日の背中から出て、みんなの前で、手をぎゅっと握りながら、謝る
『…すみません、いきなり取り乱してしまって』
「落ち着いたなら何よりよ。それより…あんたたち、知り合いだったの?」
『あ、唯月くんと遙日くんは、前に私が迷子になってた時に、助けてくれて…』
「あーら、そうだったの?」
「はい!」
唯月も緩く頷く
「ふーん…でもそれならなんとかなりそうね!」
『え…?』
なんとかって…
「実はね、この子、あなたたちB-projectのA&Rに抜擢されたのよ~!」
「えっ…」
「それってマジ…?」
唯月と遙日が驚く
「マジもマジ、おおマジよぉ!」
その言葉に、唯月と遙日が顔を見合わせて笑っていた
「…さ、みのりちゃん。自己紹介しなさい」
『はっ、はい!』
改めて皆さんに向き直った
『…えっと、今日からガンダーラに配属となりました、江藤みのりです。よ、よろしくお願いします!』
深く頭を下げる
「…頭を上げて」
『あ、はい…』
頭上からそう声をかけられたので、頭をあげると、皆さん笑顔だった
「じゃ、次はあんたたちよ」
「はい。…俺は北門倫毘沙。よろしくね、みのり」
『はい、よろしくお願いします!』
「こっちは…」
北門さんがちらりと竜持を見ると、竜持はまっすぐに私を見ていた
「…キミ、前にスーパーで会ったでしょ」
確信を持った言い方に、私は頷く
『あの時はありがとうございました』
「…。僕は是国竜持。ちゃんと覚えてよね」
『はい!』
「俺たちキタコレは、二人グループなんだ」
『そうなんですね…』
次に、和南が口を開いた
「はじめまして。…じゃ、ないよね」
そう言って笑う和南に、私は頷く
「この間はごめんね。その後、どっか痛んだりしてない?」
『はい、私は大丈夫です。貴方こそ、大丈夫でしたか?』
「うん。俺は増長和南。よろしくね」
『はい!』
「はいはーい!次俺ね!俺、王茶利暉!んで、こいつは筋肉バカの野目龍広!」
暉くんが野目さんを指さしながら言う
「こら、人に指差すな」
「えー、龍の紹介しただけじゃん!」
「あのなぁ…」
「まぁまぁ、二人とも落ち着いて。…僕は、釈村帝人と言います。そして、僕の後ろにいるのが」
「…音済百太郎」
無表情のままの音済さん
「…えっと、俺たち5人でMooNsです!」
『はい、よろしくお願いします!』
「はいはーい!僕は阿修悠太です!キミとはさっきぶりだよね?」
『はい、先ほどはありがとうございました』
「そんなに畏まらなくていいよ!はい、次剛ちんとけんけんね!」
「…ちっ、金城剛士」
『金城さんですね、先ほどはありがとうございました』
「…別に」
金城さんはそっぽを向いてしまった
「漸く俺の番だね。俺は愛染健十。よろしくね、小鹿ちゃん」
『小鹿…』
はじめて言われた…
「僕たち3人でTHERIVEでーっす!」
『は、はい、よろしくお願いします!』
「じゃあ最後は僕たちKiLLER KiNGだね!」
「…と言っても、俺もゆづも明謙も、自己紹介済んでるから、殿!頑張れ!」
「!?…殿弥勒です。よろしくお願いします」
『あ、そんな…!』
殿が頭を下げたので、私も慌てて頭を下げる
「さーって!自己紹介も済んだことだし、あんたたち!そろそろ移動の時間よ!」
「はい!」
それを追いかけ皮切りに、みんなが動きは始めた
「みのりちゃん、いい?A&Rは、仕事の幅が限りなく広いから、習うより慣れろよ!がんばりなさい!」
ぽんと肩に手をおかれ、私は力強く頷く
『はい!頑張ります!』
「そう!その息よ!」
そのまま、私たちは玄関に向かった
それぞれが車に乗って向かうから、車が数台止まっている
「MooNsは◯◯スタジオで雑誌の撮影よ。THERIVEは△△スタジオで新曲の打ち合わせ、KiLLER KiNGは✕✕スタジオでレコーディング。キタコレも同じ場所でレコーディングだけど、場所が違うから注意しなさい」
そこまで言ったところで、夜叉丸さんが私を見る
「みのりちゃんはキタコレについていきなさい」
『はい!わかりました!』
それぞれが車に乗り込むと、発車した
ー…
『…えっと…』
私は手帳を取り出して、聞いたことをメモした
「…みのり?なにやってるの?」
『え?あぁ…こうやって手帳にメモしておかないと、忘れてしまうので…』
私が苦笑して振り返ると、北門さんはクスリと笑う
「…キミは勉強熱心だね」
『そうですか?』
キョトンとして首をかしげると、横から竜持が言葉を挟む
「ねぇ、新曲流してくれない?」
『あっ、すみません!』
私は慌てて鞄からCDを取り出し、かける
「ありがとう、みのり」
『いえ…』
その曲を聞きながら、外を眺めていると、ある場所に違和感を感じた
『…?』
なんだろう…そう思っているうち、スタジオに着いてしまったのだったー…
3-2.A&Rとしての最初の仕事
(頑張らなきゃ…!)