第6話『旅行…?』
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増長さんと買い物を済ませると、私たちは再び私の自宅へと向かった
…何故か、買ったものは全て増長さんが持ってくれてるんだけどね…
『…あ、ここです』
増長さんが重くないか、チラチラ伺いながら歩いていると、あっという間に自宅に着いた
「ここ?」
『はい。少し待っててくださいね』
そう断りをいれると、鍵を開け、扉を開いて、増長さんの方を見る
「…?」
『先に入ってください。重かったでしょう?』
私がそういうと、増長さんは笑って言う
「そんなことないよ。…でも、ありがとう。お邪魔します」
増長さんはそういうと中に入った
私も中に入り、鍵をかける
増長さんが上がってから私も上がり、増長さんにスリッパを出した
『どうぞ?』
「あ、ありがとう。…これは、どこに運べばいい?」
『あ、私が受けとります』
そう言って手を伸ばすけど…
「駄目。これ結構重いから」
『…すみません、ありがとうございます』
増長さんをキッチンへと案内すると、増長さんは冷蔵庫の横に買い物袋を置いてくれた
『ありがとうございました。今お茶いれますね。暖かいのと冷たいの、どっちが良いですか?』
「じゃあ、冷たい方で」
『わかりました!』
私は冷蔵庫の麦茶を入れる
『…あ、飲む前に手洗いうがいをお願いしますね、風邪引くと大変ですから』
「…ふふ、うん、わかった」
『…え、何ですか?』
「…いや、母親みたいだなと思って」
そう言ってまたクスクスと笑う増長さん
『母親って…』
私が思わず苦笑すると、増長さんが言う
「…でも、君なら良いお母さんになれそうだよね」
『え、何でですか?』
「人を諭すのが上手いから」
『…え、それって褒められてます?』
「勿論だよ」
『…ふふ、ありがとうございます』
「うん、それじゃあ、俺は手を洗ってくるね」
『はい、手洗い場は向かって右です』
「わかった、ありがとう」
そんな増長さんを見送り、私はキッチンで先に手だけ洗い、食材をしまい始めた
しまい終わったところに、増長さんが戻ってくる
『お帰りなさい』
「うん、ただいま」
『それじゃあ、私も手洗いうがいしてくるので、麦茶でも飲んで待っててください』
「うん、わかった」
私が手洗いうがいをして戻ると、増長さんはリビングの椅子でボーッとしていた
『…増長さん…?』
心配になって近寄り、声をかける
『どうかしましたか…?』
「…あ、江藤さん。手洗いは終わったの?」
『はい。…なんだかボーッとしてましたけど、具合でも悪いんですか?』
その問いかけに、増長さんは恥ずかしそうに笑う
「…いや、こうやって、江藤さんの家で、"ただいま"と"おかえり"を言い合ってると、なんだか夫婦みたいだなって思っちゃって」
その言葉に、私まで恥ずかしくなってしまう
『…あ、私、お料理作ってきますね!』
話題をそらすように慌ててキッチンへと向かった
キッチンからはリビングが見えるので、時たま、増長さんがどうしてるかな、と様子を見ながら料理を作っていた
『…よし、できた』
できたものをお皿に盛り付ける
すると、後ろから声が聞こえた
「…わ、凄く美味しそうだね」
『!?』
いつの間にキッチンに来たのか、私の肩越しに料理を覗き込んでいる増長さん
「これはもう出来上がり?」
『は、はい…』
「じゃあ、リビングに持っていくね」
『あ、はい、お願いします…』
増長さんがお皿を持ってリビングに向かったので、私はばくばく言う心臓を落ち着かせようと深呼吸をした
「…江藤さん?」
『…あっ、増長さん?』
お皿を置いてきたらしい増長さんが、後ろで心配そうな顔で私を見ていた
『すみません!今他の食器の準備しますね!』
私は慌てて、ナイフとフォーク、それから、飲み物を準備する
そんな私を、増長さんはじっと見つめていた
食器の準備も終わり、二人で席に着いた
「じゃあ…いただきます」
『はい!どうぞ!』
増長さんが早速一口食べる
『…どうでしょうか?』
「うん、凄く美味しいよ!」
増長さんが笑顔でそう言ってくれたため、私は安堵して、自分も食べ始める
私が食べ始めたのを見て、増長さんは穏やかに目を細めていた
「…今度、二人で行きたいところがあるんだけど…」
『え?どこですか?』
「○○レストラン」
『えっ、そこって、結構お高い所ですよね…?私には敷居が高いです…』
思わず気後れすると、増長さんは笑顔で言う
「ふふ、大丈夫だよ。その日は、俺が君をお姫様にしてあげるから」
『え…?』
私が目をぱちぱちと瞬かせると、増長さんはまた穏やかに笑ったのだったー…
6-4.デート?
(…増長さん、そんなに私のことほっとけないのかな…)
…何故か、買ったものは全て増長さんが持ってくれてるんだけどね…
『…あ、ここです』
増長さんが重くないか、チラチラ伺いながら歩いていると、あっという間に自宅に着いた
「ここ?」
『はい。少し待っててくださいね』
そう断りをいれると、鍵を開け、扉を開いて、増長さんの方を見る
「…?」
『先に入ってください。重かったでしょう?』
私がそういうと、増長さんは笑って言う
「そんなことないよ。…でも、ありがとう。お邪魔します」
増長さんはそういうと中に入った
私も中に入り、鍵をかける
増長さんが上がってから私も上がり、増長さんにスリッパを出した
『どうぞ?』
「あ、ありがとう。…これは、どこに運べばいい?」
『あ、私が受けとります』
そう言って手を伸ばすけど…
「駄目。これ結構重いから」
『…すみません、ありがとうございます』
増長さんをキッチンへと案内すると、増長さんは冷蔵庫の横に買い物袋を置いてくれた
『ありがとうございました。今お茶いれますね。暖かいのと冷たいの、どっちが良いですか?』
「じゃあ、冷たい方で」
『わかりました!』
私は冷蔵庫の麦茶を入れる
『…あ、飲む前に手洗いうがいをお願いしますね、風邪引くと大変ですから』
「…ふふ、うん、わかった」
『…え、何ですか?』
「…いや、母親みたいだなと思って」
そう言ってまたクスクスと笑う増長さん
『母親って…』
私が思わず苦笑すると、増長さんが言う
「…でも、君なら良いお母さんになれそうだよね」
『え、何でですか?』
「人を諭すのが上手いから」
『…え、それって褒められてます?』
「勿論だよ」
『…ふふ、ありがとうございます』
「うん、それじゃあ、俺は手を洗ってくるね」
『はい、手洗い場は向かって右です』
「わかった、ありがとう」
そんな増長さんを見送り、私はキッチンで先に手だけ洗い、食材をしまい始めた
しまい終わったところに、増長さんが戻ってくる
『お帰りなさい』
「うん、ただいま」
『それじゃあ、私も手洗いうがいしてくるので、麦茶でも飲んで待っててください』
「うん、わかった」
私が手洗いうがいをして戻ると、増長さんはリビングの椅子でボーッとしていた
『…増長さん…?』
心配になって近寄り、声をかける
『どうかしましたか…?』
「…あ、江藤さん。手洗いは終わったの?」
『はい。…なんだかボーッとしてましたけど、具合でも悪いんですか?』
その問いかけに、増長さんは恥ずかしそうに笑う
「…いや、こうやって、江藤さんの家で、"ただいま"と"おかえり"を言い合ってると、なんだか夫婦みたいだなって思っちゃって」
その言葉に、私まで恥ずかしくなってしまう
『…あ、私、お料理作ってきますね!』
話題をそらすように慌ててキッチンへと向かった
キッチンからはリビングが見えるので、時たま、増長さんがどうしてるかな、と様子を見ながら料理を作っていた
『…よし、できた』
できたものをお皿に盛り付ける
すると、後ろから声が聞こえた
「…わ、凄く美味しそうだね」
『!?』
いつの間にキッチンに来たのか、私の肩越しに料理を覗き込んでいる増長さん
「これはもう出来上がり?」
『は、はい…』
「じゃあ、リビングに持っていくね」
『あ、はい、お願いします…』
増長さんがお皿を持ってリビングに向かったので、私はばくばく言う心臓を落ち着かせようと深呼吸をした
「…江藤さん?」
『…あっ、増長さん?』
お皿を置いてきたらしい増長さんが、後ろで心配そうな顔で私を見ていた
『すみません!今他の食器の準備しますね!』
私は慌てて、ナイフとフォーク、それから、飲み物を準備する
そんな私を、増長さんはじっと見つめていた
食器の準備も終わり、二人で席に着いた
「じゃあ…いただきます」
『はい!どうぞ!』
増長さんが早速一口食べる
『…どうでしょうか?』
「うん、凄く美味しいよ!」
増長さんが笑顔でそう言ってくれたため、私は安堵して、自分も食べ始める
私が食べ始めたのを見て、増長さんは穏やかに目を細めていた
「…今度、二人で行きたいところがあるんだけど…」
『え?どこですか?』
「○○レストラン」
『えっ、そこって、結構お高い所ですよね…?私には敷居が高いです…』
思わず気後れすると、増長さんは笑顔で言う
「ふふ、大丈夫だよ。その日は、俺が君をお姫様にしてあげるから」
『え…?』
私が目をぱちぱちと瞬かせると、増長さんはまた穏やかに笑ったのだったー…
6-4.デート?
(…増長さん、そんなに私のことほっとけないのかな…)