第5話『みんな仲良く』
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
THERIVEの皆さんが戻ってきたので、一旦部屋を借りて出前をとることにした
『皆さん何が食べたいですか?』
「俺はなんでもいいよ。みのりは何が食べたい?」
北門さんにそう問われ、私は考え込む
『…うーん…』
「はは、すごい悩んでるね」
『…今、ちょっと夏バテぎみで、あんまり食欲がないので…』
私がそう苦笑すると、みんなが固まった
「…みのり、具合悪いの…?」
唯月が、心配そうな顔でこっちを見ている
『…うーん、具合が悪いと言うか…ただの夏バテだと思うので』
「…」
私は、心配をかけたくなくて、笑って見せるけど、唯月の表情は酷くこわばったままだった
『私は大丈夫なので、皆さんは好きなものを頼んでください』
私はそう言うけど、みんなは気を使っているのか、その場に沈黙が降りた
すると、場の空気を変えるように、明謙ちゃんが言う
「…じゃあ、僕たちでみのりちゃんが食べられるようなものを作ろうよ!」
『…え?』
それに驚いていると、みんなはどんどん賛成する
「それいいね!…どう、ゆづ?」
「…うん、僕も賛成」
「確かにいつも僕たちばっかお世話されて、なにもお返しできてないしね、いいと思う!」
「うん、作ろう」
「それじゃあ、みのりのご飯を作るチームと、自分達のご飯を作るチームに別れようか」
「はいはーい!僕みのりちゃんのご飯作りたい!」
「ちょっと悠太、抜駆けは禁止って言ったそばから…」
「えー、じゃあ竜ちゃんも一緒に作ろうよ!」
「だったらじゃんけんで分けたらいいんじゃない?」
「確かに…それじゃあいくよ!みんな準備はいい?せーの!」
ー…
その結果、北門さん、是国さん、増長さん、阿修さん、明謙くん、唯月くん、遙日くんのチームが私のご飯を作ってくれるらしい
…すっかり大事になっちゃった…
自分の不甲斐なさに、私は手をぐっと握りしめた
「…そんなに強く握ったら…痕、付いちゃう」
『えっ?唯月くん?』
いつのまにそばに…
唯月くんは、私の前に片ひざをつくと、私が自分で強く握っていた手を自分の手で包み込み、私の目を見る
「…女の子なんだから、痕が残ったら、大変」
唯月はそう言うと、私をまっすぐに見ていた
綺麗な唯月のくんの瞳は私を写していて、そのまっすぐな輝きに、私は息を飲んだ
「ゆづー?そろそろ始めるよー?」
「…わかった。いまいく」
遙日に呼ばれ、そう言葉を返すと、再び私を見て、笑顔を浮かべる
「…みてて」
そう言うと、唯月はご飯を作りにいった
私は言われた通り、その様子を見ることにした
5-3.レッツ、クッキング!
(みのりちゃんに、美味しいもの食べさせるんだ…!)
『皆さん何が食べたいですか?』
「俺はなんでもいいよ。みのりは何が食べたい?」
北門さんにそう問われ、私は考え込む
『…うーん…』
「はは、すごい悩んでるね」
『…今、ちょっと夏バテぎみで、あんまり食欲がないので…』
私がそう苦笑すると、みんなが固まった
「…みのり、具合悪いの…?」
唯月が、心配そうな顔でこっちを見ている
『…うーん、具合が悪いと言うか…ただの夏バテだと思うので』
「…」
私は、心配をかけたくなくて、笑って見せるけど、唯月の表情は酷くこわばったままだった
『私は大丈夫なので、皆さんは好きなものを頼んでください』
私はそう言うけど、みんなは気を使っているのか、その場に沈黙が降りた
すると、場の空気を変えるように、明謙ちゃんが言う
「…じゃあ、僕たちでみのりちゃんが食べられるようなものを作ろうよ!」
『…え?』
それに驚いていると、みんなはどんどん賛成する
「それいいね!…どう、ゆづ?」
「…うん、僕も賛成」
「確かにいつも僕たちばっかお世話されて、なにもお返しできてないしね、いいと思う!」
「うん、作ろう」
「それじゃあ、みのりのご飯を作るチームと、自分達のご飯を作るチームに別れようか」
「はいはーい!僕みのりちゃんのご飯作りたい!」
「ちょっと悠太、抜駆けは禁止って言ったそばから…」
「えー、じゃあ竜ちゃんも一緒に作ろうよ!」
「だったらじゃんけんで分けたらいいんじゃない?」
「確かに…それじゃあいくよ!みんな準備はいい?せーの!」
ー…
その結果、北門さん、是国さん、増長さん、阿修さん、明謙くん、唯月くん、遙日くんのチームが私のご飯を作ってくれるらしい
…すっかり大事になっちゃった…
自分の不甲斐なさに、私は手をぐっと握りしめた
「…そんなに強く握ったら…痕、付いちゃう」
『えっ?唯月くん?』
いつのまにそばに…
唯月くんは、私の前に片ひざをつくと、私が自分で強く握っていた手を自分の手で包み込み、私の目を見る
「…女の子なんだから、痕が残ったら、大変」
唯月はそう言うと、私をまっすぐに見ていた
綺麗な唯月のくんの瞳は私を写していて、そのまっすぐな輝きに、私は息を飲んだ
「ゆづー?そろそろ始めるよー?」
「…わかった。いまいく」
遙日に呼ばれ、そう言葉を返すと、再び私を見て、笑顔を浮かべる
「…みてて」
そう言うと、唯月はご飯を作りにいった
私は言われた通り、その様子を見ることにした
5-3.レッツ、クッキング!
(みのりちゃんに、美味しいもの食べさせるんだ…!)