第4話『もっと頑張らなきゃ』
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着替えやメイクなどが終わり、私はスタジオに戻る
「…あ、来た来た。みのりちゃーん!」
王茶利さんがブンブンと私に手を振る
私も手を振りながら近づいた
王茶利さんはソファーで撮影するらしい
「それじゃあ、まず江藤さんソファーに座って。…うん、そう。暉くんは彼女の膝の上に頭をのせて…そうそう、そんな感じ!目は閉じようか?」
所謂膝枕だ…
膝の上で目を閉じる王茶利さんに、私が手持ち無沙汰になった手をどうしようかと迷っていると、王茶利さんが私の手を取り恋人繋ぎをした
『!?』
私が動揺したのを感じたのか、王茶利さんは私の手をギュッと握る
大丈夫、そう伝えるように
「お、いいねぇ!おい!レフ板こっち!」
その撮影は、王茶利さんがずっと手を握っていてくれたお陰で、なんとか乗りきれた
「…はい、休憩入ります!」
一通り撮り終えると、そういわれた
「ありがとうございましたー」
『あ、ありがとうございました!』
漸く息をつくと、王茶利さんが身を屈めて私の顔を覗き込んだ
「…大丈夫?」
『あ、はい、大丈夫です。ありがとうございました』
「んーん、俺の方こそありがと!」
「…あ、江藤さん、少し休んでからでいいから、着替え頼むよ!」
『あ、はい!』
そう言われ、慌てて踵をかえそうとすると、突然増長さんが私の前に立った
『…増長さん…?』
「…江藤さん、さっきから全然休憩してないでしょ」
図星をつかれ、言葉につまる
「…やっぱり。少し休まないと。この後ももと俺の撮影が残ってるんだから、体力は温存しておいた方がいい」
増長さんはそっと私の手を引いて椅子に座らせた
「…はい、これ、ドリンク」
『…すみません』
…本来だったら私がお世話する方なのに…
私は無意識に唇を噛む
すると、増長さんが床に片膝を付いて、私の顔を覗き込んで言った
「…いつも、俺達ばかり助けられていたから…俺達だって君を助けたいんだ。…ね?」
増長さんの長い指が私の頬をそっと撫でる
『…ありがとうございます』
増長さんの言葉と、指先の温もりに、私はやっと落ち着いた
それに気付いた増長さんはほっとしたように息をつく
増長さんが小さく呟く
「…本当に、君は…人のことばかり…」
『え…?』
その言葉が聞こえず、聞き返すと、増長さんはなんでもないと笑った
それから5分ほど休憩をすると、私は衣装部屋へと向かった
『…えっと、次は音済さんだから…』
音済さんの選んでくれた衣装を身につけ、メイク、ヘアメイクもなおしてもらい、先程よりも軽い足取りでスタジオに戻った
「…来た」
『お待たせしました!』
私は笑顔で音済さんのところへいく
「…」
『…?音済さん?』
「…顔色が良くなってる。良かった」
『…っ!』
心配してくれてたんだ…
『すみません、ご心配おかけして…』
私が謝ると、音済さんは首を横に振る
「謝るな。…ほら、始まるぞ」
『あ、はい!』
「よーし、それじゃあいってみようか!」
「はい、よろしくお願いします」
『よろしくお願いします!』
「ポーズだけど、二人ともカメラに背を向けて…うん、で、江藤さん、音済くんに後ろから抱きついてみようか」
『っ!?』
私は強く動揺したけど、意を決して音済さんに抱きついた
「おー、いいね!で、音済くん、視線は後ろの彼女を見て…うん、いいよいいよ!」
私は真っ赤な顔を隠すために、音済さんの背中に顔を隠す
そのまま、どんどん撮影が進み、やっと休憩が来た
「…はい、お疲れ様ー」
「ありがとうございました」
『あ、ありがとうございました…』
音済さんから離れ、私は暴れる心臓を沈めるため深呼吸する
…すると
「…おい」
『え…?』
声をかけられ振り向くと、音済さんがスポーツドリンクを持って立っていた
『ど、どうしー「…疲れただろ」…あ…』
音済さんはわざわざ私に飲み物を渡しに来てくれたのだ
『…ふふ、ありがとうございます』
そう笑うと、音済さんも微かに笑ってくれた
4-2.恋人撮影2
(増長さんのお陰で持ち直せた)
「…あ、来た来た。みのりちゃーん!」
王茶利さんがブンブンと私に手を振る
私も手を振りながら近づいた
王茶利さんはソファーで撮影するらしい
「それじゃあ、まず江藤さんソファーに座って。…うん、そう。暉くんは彼女の膝の上に頭をのせて…そうそう、そんな感じ!目は閉じようか?」
所謂膝枕だ…
膝の上で目を閉じる王茶利さんに、私が手持ち無沙汰になった手をどうしようかと迷っていると、王茶利さんが私の手を取り恋人繋ぎをした
『!?』
私が動揺したのを感じたのか、王茶利さんは私の手をギュッと握る
大丈夫、そう伝えるように
「お、いいねぇ!おい!レフ板こっち!」
その撮影は、王茶利さんがずっと手を握っていてくれたお陰で、なんとか乗りきれた
「…はい、休憩入ります!」
一通り撮り終えると、そういわれた
「ありがとうございましたー」
『あ、ありがとうございました!』
漸く息をつくと、王茶利さんが身を屈めて私の顔を覗き込んだ
「…大丈夫?」
『あ、はい、大丈夫です。ありがとうございました』
「んーん、俺の方こそありがと!」
「…あ、江藤さん、少し休んでからでいいから、着替え頼むよ!」
『あ、はい!』
そう言われ、慌てて踵をかえそうとすると、突然増長さんが私の前に立った
『…増長さん…?』
「…江藤さん、さっきから全然休憩してないでしょ」
図星をつかれ、言葉につまる
「…やっぱり。少し休まないと。この後ももと俺の撮影が残ってるんだから、体力は温存しておいた方がいい」
増長さんはそっと私の手を引いて椅子に座らせた
「…はい、これ、ドリンク」
『…すみません』
…本来だったら私がお世話する方なのに…
私は無意識に唇を噛む
すると、増長さんが床に片膝を付いて、私の顔を覗き込んで言った
「…いつも、俺達ばかり助けられていたから…俺達だって君を助けたいんだ。…ね?」
増長さんの長い指が私の頬をそっと撫でる
『…ありがとうございます』
増長さんの言葉と、指先の温もりに、私はやっと落ち着いた
それに気付いた増長さんはほっとしたように息をつく
増長さんが小さく呟く
「…本当に、君は…人のことばかり…」
『え…?』
その言葉が聞こえず、聞き返すと、増長さんはなんでもないと笑った
それから5分ほど休憩をすると、私は衣装部屋へと向かった
『…えっと、次は音済さんだから…』
音済さんの選んでくれた衣装を身につけ、メイク、ヘアメイクもなおしてもらい、先程よりも軽い足取りでスタジオに戻った
「…来た」
『お待たせしました!』
私は笑顔で音済さんのところへいく
「…」
『…?音済さん?』
「…顔色が良くなってる。良かった」
『…っ!』
心配してくれてたんだ…
『すみません、ご心配おかけして…』
私が謝ると、音済さんは首を横に振る
「謝るな。…ほら、始まるぞ」
『あ、はい!』
「よーし、それじゃあいってみようか!」
「はい、よろしくお願いします」
『よろしくお願いします!』
「ポーズだけど、二人ともカメラに背を向けて…うん、で、江藤さん、音済くんに後ろから抱きついてみようか」
『っ!?』
私は強く動揺したけど、意を決して音済さんに抱きついた
「おー、いいね!で、音済くん、視線は後ろの彼女を見て…うん、いいよいいよ!」
私は真っ赤な顔を隠すために、音済さんの背中に顔を隠す
そのまま、どんどん撮影が進み、やっと休憩が来た
「…はい、お疲れ様ー」
「ありがとうございました」
『あ、ありがとうございました…』
音済さんから離れ、私は暴れる心臓を沈めるため深呼吸する
…すると
「…おい」
『え…?』
声をかけられ振り向くと、音済さんがスポーツドリンクを持って立っていた
『ど、どうしー「…疲れただろ」…あ…』
音済さんはわざわざ私に飲み物を渡しに来てくれたのだ
『…ふふ、ありがとうございます』
そう笑うと、音済さんも微かに笑ってくれた
4-2.恋人撮影2
(増長さんのお陰で持ち直せた)