共に歩こう/鬼滅の刃
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『…あれ…?』
「やっと起きた!!よかった…!」
『炭治郎くん…?』
私が目を覚ますと、泣きそうな顔の炭治郎くんが私の顔を覗き込んでいた
『…あれ、私…』
…そうだ、あの"人ならざるもの"の襲われて、藤の花のお陰で襲われずにすんで、疲れて眠っちゃったんだ…
「今日お前の顔を見にここまで来てみたら、血の匂いがするから驚いた。慌てて中に入るとすぐ見えるところにお前の部屋があるからお前のことを直ぐに見つけられたけど…」
炭治郎くんがため息をつく
「怪我はないか?」
『うん、炭治郎くんがくれた藤の花のお陰でなんともないよ』
「そうか…なら、昨日藤が狂い咲いていたのは必然だったんだな。お前を守るために」
炭治郎くんが優しく笑う
彼の目尻から泪がこぼれた
『ふふ、そうかもしれないね』
私も同意して笑う
「…それと…」
炭治郎くんが急に言いづらそうになる
『…何か言いづらいことでもあるの?』
「…っ、あはは、実はね…なんでわかったんだい?」
『音がするの』
「音?」
『そう。炭治郎くんが鼻が良いように、私は耳が良いの』
と耳を指差す
「へえ…すごいな…」
驚く炭治郎くん
『それで…言いづらいことってなに?』
「…うん。実はな。お前の家族は…
みんな…殺されてしまっているんだ…」
ドクン
心臓が脈打った
「門番さんも」
ドクン
「料理人さんも」
ドクン
「それから…ばあやさんも」
『ー…っ!』
私はショックのあまり固まった
あんなに良くしてくれたばあやさんまで、亡くなってしまったというのか
悲しい
悲しいのに涙は出なかった
「みのりっ!」
炭治郎くんがぎゅっと抱き締めてくれる
「そんな顔するなっ!」
『…へ…?』
そんな顔って…どんな顔…?
「お前はまだひとりぼっちじゃない。俺がいるから!」
『…っ!』
そうしてようやく、ポロポロと涙が溢れた
家族の死
(ばあやさんまで…)
「やっと起きた!!よかった…!」
『炭治郎くん…?』
私が目を覚ますと、泣きそうな顔の炭治郎くんが私の顔を覗き込んでいた
『…あれ、私…』
…そうだ、あの"人ならざるもの"の襲われて、藤の花のお陰で襲われずにすんで、疲れて眠っちゃったんだ…
「今日お前の顔を見にここまで来てみたら、血の匂いがするから驚いた。慌てて中に入るとすぐ見えるところにお前の部屋があるからお前のことを直ぐに見つけられたけど…」
炭治郎くんがため息をつく
「怪我はないか?」
『うん、炭治郎くんがくれた藤の花のお陰でなんともないよ』
「そうか…なら、昨日藤が狂い咲いていたのは必然だったんだな。お前を守るために」
炭治郎くんが優しく笑う
彼の目尻から泪がこぼれた
『ふふ、そうかもしれないね』
私も同意して笑う
「…それと…」
炭治郎くんが急に言いづらそうになる
『…何か言いづらいことでもあるの?』
「…っ、あはは、実はね…なんでわかったんだい?」
『音がするの』
「音?」
『そう。炭治郎くんが鼻が良いように、私は耳が良いの』
と耳を指差す
「へえ…すごいな…」
驚く炭治郎くん
『それで…言いづらいことってなに?』
「…うん。実はな。お前の家族は…
みんな…殺されてしまっているんだ…」
ドクン
心臓が脈打った
「門番さんも」
ドクン
「料理人さんも」
ドクン
「それから…ばあやさんも」
『ー…っ!』
私はショックのあまり固まった
あんなに良くしてくれたばあやさんまで、亡くなってしまったというのか
悲しい
悲しいのに涙は出なかった
「みのりっ!」
炭治郎くんがぎゅっと抱き締めてくれる
「そんな顔するなっ!」
『…へ…?』
そんな顔って…どんな顔…?
「お前はまだひとりぼっちじゃない。俺がいるから!」
『…っ!』
そうしてようやく、ポロポロと涙が溢れた
家族の死
(ばあやさんまで…)