第13診:雪山と熱血教師とトラブルメーカー
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
才崎が机に頭を打ち付け眠りだした。
突然の事にハデスは慌てるが、梓は何かに気付いたように疑問を投げかける。
「そのお茶……もしかしてお手製ですか…?」
「ちょ…ちょっと配合を失敗しちゃったかも…よかった…生徒の口に入らなくて」
「そういう問題じゃないでしょう」
呆れた顔の梓は才崎の呟きに気が付かなかった。
「私が…わ…」
━私がなんとかしないと…━
梓がフロントで借りた毛布を才崎にかけていると、ハデスはウキウキと出張保健室のリヤカーを準備しだした。
「よしっ! それじゃあ行ってくるね…」
「えっ!? でも外は雪が……」
「大丈夫!! タイヤをスタッドレスに変えたからね!」
給料の使い方を間違っている、そもそもリヤカーのタイヤにスタッドレスなんかあるのか? と思いつつ、梓はハデスと外に出た。
すると、ゲレンデからまたもや悲鳴が聞こえてくる。
「ハデス先生……何でしょう…あれ……」
梓の指差す方向を見れば、雪で出来た巨大な美作が動いている。
「いけない!! 梓さん乗って!!!」
「えっ……きゃあ!?」
ハデスは梓をリヤカーに乗せると雪面を一気に滑り降りた。
「アシタバくん、本好くん。藤くんと美作くんを連れて避難して。そいつは僕たちがなんとかする!!」
「ハデス先生!!」
「だ…ださっ!!!」
「けどメチャクチャ速いよ!! た…確かにアレごとぶつかれば倒せるかも!!」
ハデスが梓を抱きかかえてリヤカーから飛び降りると、リヤカーはそのまま突っ込み雪でできた美作を破壊した。
「みんな大丈夫…!?」
「な…なんとか…」
「お…降ろしてくださいぃ~」
赤い顔でハデスから降ろしてもらう梓。その横では本好が残念そうな顔をしており、少し離れた場所で藤と美作が黒焦げでケムリを吹いている。
【悪い子には……お仕置きです…!】
声に振り向けば、大破したはずのリヤカーが人の形を作り出している。
「せ…先生、あれ…病魔なの!?」
「………そのようだけど…これは…操っている本体が別にいるな…」
「影響型ですか? ……あれ…でもこの声って……みのり先生!!?」
梓の言葉に慌ててロッジに戻ると才崎を黒い霧が包んでいる。
.
突然の事にハデスは慌てるが、梓は何かに気付いたように疑問を投げかける。
「そのお茶……もしかしてお手製ですか…?」
「ちょ…ちょっと配合を失敗しちゃったかも…よかった…生徒の口に入らなくて」
「そういう問題じゃないでしょう」
呆れた顔の梓は才崎の呟きに気が付かなかった。
「私が…わ…」
━私がなんとかしないと…━
梓がフロントで借りた毛布を才崎にかけていると、ハデスはウキウキと出張保健室のリヤカーを準備しだした。
「よしっ! それじゃあ行ってくるね…」
「えっ!? でも外は雪が……」
「大丈夫!! タイヤをスタッドレスに変えたからね!」
給料の使い方を間違っている、そもそもリヤカーのタイヤにスタッドレスなんかあるのか? と思いつつ、梓はハデスと外に出た。
すると、ゲレンデからまたもや悲鳴が聞こえてくる。
「ハデス先生……何でしょう…あれ……」
梓の指差す方向を見れば、雪で出来た巨大な美作が動いている。
「いけない!! 梓さん乗って!!!」
「えっ……きゃあ!?」
ハデスは梓をリヤカーに乗せると雪面を一気に滑り降りた。
「アシタバくん、本好くん。藤くんと美作くんを連れて避難して。そいつは僕たちがなんとかする!!」
「ハデス先生!!」
「だ…ださっ!!!」
「けどメチャクチャ速いよ!! た…確かにアレごとぶつかれば倒せるかも!!」
ハデスが梓を抱きかかえてリヤカーから飛び降りると、リヤカーはそのまま突っ込み雪でできた美作を破壊した。
「みんな大丈夫…!?」
「な…なんとか…」
「お…降ろしてくださいぃ~」
赤い顔でハデスから降ろしてもらう梓。その横では本好が残念そうな顔をしており、少し離れた場所で藤と美作が黒焦げでケムリを吹いている。
【悪い子には……お仕置きです…!】
声に振り向けば、大破したはずのリヤカーが人の形を作り出している。
「せ…先生、あれ…病魔なの!?」
「………そのようだけど…これは…操っている本体が別にいるな…」
「影響型ですか? ……あれ…でもこの声って……みのり先生!!?」
梓の言葉に慌ててロッジに戻ると才崎を黒い霧が包んでいる。
.