第13診:雪山と熱血教師とトラブルメーカー
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「別にいいじゃん。今ここ俺らの貸切なんだろ?」
「迷惑をかけなければいいとかそういう問題ではありません。これは人間としてのモラル! マナーの問題です」
藤の不満を才崎はぴしゃりと跳ね返す。
「そ…そうですね、すみません。良かれと思ってつい…」
「女に説教されてやんの」
「とにかく、常軌を逸した行動は控えてください。お願いします」
そう言い残し去っていく才崎に藤は「口うるさい」と漏らした。
「バカ、ああいうのに限って気を許した相手にはスゲー可愛くなっちゃったりするモンだぜ」
「美作くんって何気に器おっきいよね……それより、片付け手伝いなさいよ!!!」
手作り保健室を片付けていた梓の言葉に慌てて手伝いだす3人だった。
1時間後、ある程度滑れる者がちらほらと現れる。
「あぁぁ……ど、どうしようって……きゃああ!?」
「ミクちゃん!!?」
梓は花巻と一緒にいたのだが、少し目を離した隙に花巻の姿が消えてしまい追い掛けるように滑り出した。
すると、何人かの叫び声が聞こえてくる。
「何かあったの!?」
「誰か落ちた!! 先生! せんせー!!」
なんと落下したのは花巻と才崎だった。駆け付けたハデスに助けられ、梓と共にロッジへと移動し挫いた足の手当を受ける。
「はい…もう動かして大丈夫です」
「大したことなくて良かったですね」
恥ずかしさに顔を赤らめる2人を見ながら梓は救急箱を片付け、ハデスは2人に今日はもう休むよう告げる。
才崎はそれが気に入らなかったようで声を荒げた。
「こんなものケガのうちに入りません、私は平気です! もっと強くテーピングしてください」
「…子供たちのためにもあなたに無理はさせられません。自分の身体の状態がわからない歳でもないでしょう。今は休んでいてください」
いつものハデスからは想像もつかない真剣な眼差しに、才崎は大人しく出されたお茶に口をつける。
「…って、このお茶どこから……」
才崎が顔をあげると"保健室印"、"あたたかいお茶"と書かれた旗の付いた給水機が目に入る。
「なんなんですかそれはっ!!?」
「えっ、これから生徒たちに配給に行こうかと……あっ、もしかしてこれもいけませんでしたか!?」
「当然です。早急に片付けてください!!」
そう言った才崎に急激な眠気が襲う。
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「迷惑をかけなければいいとかそういう問題ではありません。これは人間としてのモラル! マナーの問題です」
藤の不満を才崎はぴしゃりと跳ね返す。
「そ…そうですね、すみません。良かれと思ってつい…」
「女に説教されてやんの」
「とにかく、常軌を逸した行動は控えてください。お願いします」
そう言い残し去っていく才崎に藤は「口うるさい」と漏らした。
「バカ、ああいうのに限って気を許した相手にはスゲー可愛くなっちゃったりするモンだぜ」
「美作くんって何気に器おっきいよね……それより、片付け手伝いなさいよ!!!」
手作り保健室を片付けていた梓の言葉に慌てて手伝いだす3人だった。
1時間後、ある程度滑れる者がちらほらと現れる。
「あぁぁ……ど、どうしようって……きゃああ!?」
「ミクちゃん!!?」
梓は花巻と一緒にいたのだが、少し目を離した隙に花巻の姿が消えてしまい追い掛けるように滑り出した。
すると、何人かの叫び声が聞こえてくる。
「何かあったの!?」
「誰か落ちた!! 先生! せんせー!!」
なんと落下したのは花巻と才崎だった。駆け付けたハデスに助けられ、梓と共にロッジへと移動し挫いた足の手当を受ける。
「はい…もう動かして大丈夫です」
「大したことなくて良かったですね」
恥ずかしさに顔を赤らめる2人を見ながら梓は救急箱を片付け、ハデスは2人に今日はもう休むよう告げる。
才崎はそれが気に入らなかったようで声を荒げた。
「こんなものケガのうちに入りません、私は平気です! もっと強くテーピングしてください」
「…子供たちのためにもあなたに無理はさせられません。自分の身体の状態がわからない歳でもないでしょう。今は休んでいてください」
いつものハデスからは想像もつかない真剣な眼差しに、才崎は大人しく出されたお茶に口をつける。
「…って、このお茶どこから……」
才崎が顔をあげると"保健室印"、"あたたかいお茶"と書かれた旗の付いた給水機が目に入る。
「なんなんですかそれはっ!!?」
「えっ、これから生徒たちに配給に行こうかと……あっ、もしかしてこれもいけませんでしたか!?」
「当然です。早急に片付けてください!!」
そう言った才崎に急激な眠気が襲う。
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