第1診:ウワサのハデス先生
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次の日、朝から梓は走っていた。
「ヤバイ…寝坊した」
学校に到着すると手洗い場に白衣の男とアシタバがいるのが見える。
慌てて駆け寄った梓は息を整えた。
「あの私、寝坊しちゃって…遅れてしまってスミマセンでしたっ」
「クッ……よかった、誰も保健室に来てくれなかったから……」
ザワリと梓の胸が騒ぐ。眉間にシワをよせた瞬間ハデスは手洗い用洗剤のボトルを落とした。
「あ~あ……、…? ど…どうかしたんですか…?」
「いや…なんでもないよ。ちょっと急用ができただけだからね。
それよりアシタバくんとキミはもう教室へ向かったほうがいい…」
「! えっ…あ…は、はあ…?」
梓とアシタバに背を向けハデスは南門へと歩き出す。
去り際に真剣な顔のハデスを見て固まっているアシタバに梓は声をかけた。
「ごめん、アシタバくん。私もちょっと急用が…」
走り出した梓の後ろでザバッとアシタバがこぼれた洗剤に水をかけたであろう音がした。
「この感じ…間違いない。病魔だ……」
「ちょっ…牙狼さん、待って」
「! アシタバくん、なんで……」
「美作くーん!! こっち向いてー♡♡」
「えっ…美作くん?」
門の方を見ると2人の記憶とはまったく違う美男子の姿があった。
「なんだ、全然違う人だね」
「違うけど、違わないかも…」
「えっ!?」
すると美作は1人の女子生徒に声をかけた。
【ん…? キミまあまあキレイだね】
「えっ…美作くん…♡」
ズキュン
「……み…さか…くん…♡」
美作に見つめられた女生徒はミイラのように干からびて倒れ込んだ。
【…ふ…あっはっはっはっははははははははは!!!】
「…!!?」
「なっ…今…何して…」
「教室へ行ってなさいと言ったのに…」
梓とアシタバはいきなり背後に現れたハデスに口を塞がれた。
「まあいい…それより見えるかい?あの"粉"を吸い込まないようにするんだ。
美作くんのことを忘れたくなければね…」
「…? おいおいなんだよこれ……犬でも迷い込んだのか?」
「麓介!」
藤が現れた瞬間、美作の目の色が変わった。
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「ヤバイ…寝坊した」
学校に到着すると手洗い場に白衣の男とアシタバがいるのが見える。
慌てて駆け寄った梓は息を整えた。
「あの私、寝坊しちゃって…遅れてしまってスミマセンでしたっ」
「クッ……よかった、誰も保健室に来てくれなかったから……」
ザワリと梓の胸が騒ぐ。眉間にシワをよせた瞬間ハデスは手洗い用洗剤のボトルを落とした。
「あ~あ……、…? ど…どうかしたんですか…?」
「いや…なんでもないよ。ちょっと急用ができただけだからね。
それよりアシタバくんとキミはもう教室へ向かったほうがいい…」
「! えっ…あ…は、はあ…?」
梓とアシタバに背を向けハデスは南門へと歩き出す。
去り際に真剣な顔のハデスを見て固まっているアシタバに梓は声をかけた。
「ごめん、アシタバくん。私もちょっと急用が…」
走り出した梓の後ろでザバッとアシタバがこぼれた洗剤に水をかけたであろう音がした。
「この感じ…間違いない。病魔だ……」
「ちょっ…牙狼さん、待って」
「! アシタバくん、なんで……」
「美作くーん!! こっち向いてー♡♡」
「えっ…美作くん?」
門の方を見ると2人の記憶とはまったく違う美男子の姿があった。
「なんだ、全然違う人だね」
「違うけど、違わないかも…」
「えっ!?」
すると美作は1人の女子生徒に声をかけた。
【ん…? キミまあまあキレイだね】
「えっ…美作くん…♡」
ズキュン
「……み…さか…くん…♡」
美作に見つめられた女生徒はミイラのように干からびて倒れ込んだ。
【…ふ…あっはっはっはっははははははははは!!!】
「…!!?」
「なっ…今…何して…」
「教室へ行ってなさいと言ったのに…」
梓とアシタバはいきなり背後に現れたハデスに口を塞がれた。
「まあいい…それより見えるかい?あの"粉"を吸い込まないようにするんだ。
美作くんのことを忘れたくなければね…」
「…? おいおいなんだよこれ……犬でも迷い込んだのか?」
「麓介!」
藤が現れた瞬間、美作の目の色が変わった。
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