第12診:DOLL HOUSE PANIC
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「レンジでチンしていいのは食べ物と…蒸しタオルを作るときだけだよ…」
「……!!? あ…」
「…なるほど。僕はこちらの部屋にいたから影響を受けなかったのか…
しかし…やれやれ。危ないところだったな…」
「ふあ…あう………!!」
みるみる涙目になる少女を安心させようとハデスはニコっと微笑むが、それは逆効果だった。
「うぎゃあああああああ、こわいぃぃ」
「だから待ってって言ったのに…」
梓が溜め息をつくと、後ろから忍び寄る影が1つ。
「こりゃ!!」
「痛っ」
「よくもうちの孫を泣かしたな」
店主がハデスの頭を常辞苑で殴りつける。梓は慌ててアシタバたちを呼び店主を止めると、少女に話を聞いた。
少女の名は"屋本 しおり"友達が欲しいと強く願っていたら人形が現れるようになったと言う事だった。
「そ…それじゃあ……しおりちゃんは…一緒に遊べる友達がいなくて寂しかったから、おじいちゃんの店に来るお客さんを人形にして…一緒に遊んでたってこと…?」
「影響型病魔の仕業だね…この力で取り返しのつかない事が起これば…しおりちゃんの寂しさはより深いものになる。葛藤する心は病魔の恰好の餌だからね」
ハデスの声が遠いのは本屋のカウンターに隠れるようにして話しているから。
「出てきてしゃべったらいいのに…」
「だってまた泣かせちゃうし……」
すると、しおりの瞳にみるみる涙が溜まる。
「じゃあ…もうしおりの家にお人形さんあそびにきてくれないの…? しおりがわるい子だから…」
「そんなことないよ」
梓はそっとしおりの頭に手を置き微笑みかける。
「私じゃしおりちゃんの友達になれないかな?」
「えっ…?」
「あっ、わ…私も……」
「あっ!! そうだよ、僕も…妹いるから今度連れてくるよ」
.
「……!!? あ…」
「…なるほど。僕はこちらの部屋にいたから影響を受けなかったのか…
しかし…やれやれ。危ないところだったな…」
「ふあ…あう………!!」
みるみる涙目になる少女を安心させようとハデスはニコっと微笑むが、それは逆効果だった。
「うぎゃあああああああ、こわいぃぃ」
「だから待ってって言ったのに…」
梓が溜め息をつくと、後ろから忍び寄る影が1つ。
「こりゃ!!」
「痛っ」
「よくもうちの孫を泣かしたな」
店主がハデスの頭を常辞苑で殴りつける。梓は慌ててアシタバたちを呼び店主を止めると、少女に話を聞いた。
少女の名は"屋本 しおり"友達が欲しいと強く願っていたら人形が現れるようになったと言う事だった。
「そ…それじゃあ……しおりちゃんは…一緒に遊べる友達がいなくて寂しかったから、おじいちゃんの店に来るお客さんを人形にして…一緒に遊んでたってこと…?」
「影響型病魔の仕業だね…この力で取り返しのつかない事が起これば…しおりちゃんの寂しさはより深いものになる。葛藤する心は病魔の恰好の餌だからね」
ハデスの声が遠いのは本屋のカウンターに隠れるようにして話しているから。
「出てきてしゃべったらいいのに…」
「だってまた泣かせちゃうし……」
すると、しおりの瞳にみるみる涙が溜まる。
「じゃあ…もうしおりの家にお人形さんあそびにきてくれないの…? しおりがわるい子だから…」
「そんなことないよ」
梓はそっとしおりの頭に手を置き微笑みかける。
「私じゃしおりちゃんの友達になれないかな?」
「えっ…?」
「あっ、わ…私も……」
「あっ!! そうだよ、僕も…妹いるから今度連れてくるよ」
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