第12診:DOLL HOUSE PANIC
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本日、梓はハデスと商店街に来ていた。
原因は、日曜日にも活動している運動部の為、保健委員の仕事をしていた梓にハデスが言った「お茶うけを一緒に選んでくれない?」という一言だった。
少し歩いた所で大福屋が目に入る。
「ハデス先生、あそこなんかどうですか?」
「ああ、和菓子ならお茶にあうね…」
ハデスはそう言うと迷わず"マヨ大福"を指差した。
「これ…10個入りをひとつください」
「ほう…兄さん、お目が高いね。おみやげかい?」
「いえ、お茶うけに…子供たちが喜びそうだなと思いまして…」
「豆大福とかもある中でなんで"マヨ大福"なんですか…………ん…?あれは…」
梓の視線の先によく知る人物が歩いていたのでハデスと近付き後ろから声をかける。
「アシタバくん……」
「ミクちゃん」
「えっ」
「!! あ…!! は、ハデス先生!!!」
「梓ちゃん!!!」
「やぁ…偶然だね…今日は2人でど…!?」
ハデスの言葉を遮りアシタバはハデスの白衣に、花巻は梓の腕にガシッとしがみついた。
「……あの…これは一体……」
「いえ別になんでもないんですけど…ただ誰かが真ん中にいてくれると精神的に非常に助かるというか……」
アシタバの話を聞きながら梓が花巻を見ると、助けを求めるように目を潤ませている。
「あっ! もしかして"読書週間"の本探し?」
梓の言葉に花巻は激しく頭を縦に振り、ハデスは納得したように頷いた。
「そう…委員会の仕事でね…けど、本屋さんだったら駅前まで行かなくてもすぐそこにあるよ」
「えっ、本当ですか!?」
「うん…そこの角を曲がって…ちょっと古いところだけど」
ハデスの言う本屋、"異界堂"のあまりの怪しさに梓、アシタバ、花巻は冷や汗を流している。
「それにしてもなつかしいなぁ…僕も子供の頃よく利用したけど、変わらず経営されてるとは…」
ハデスは迷うことなく扉に手をかける。
「おじゃまします…」
「え!? は、入るんですか!?」
「ちょ…ハデス先生! 待ってください!!」
中は薄暗く肌寒い。
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原因は、日曜日にも活動している運動部の為、保健委員の仕事をしていた梓にハデスが言った「お茶うけを一緒に選んでくれない?」という一言だった。
少し歩いた所で大福屋が目に入る。
「ハデス先生、あそこなんかどうですか?」
「ああ、和菓子ならお茶にあうね…」
ハデスはそう言うと迷わず"マヨ大福"を指差した。
「これ…10個入りをひとつください」
「ほう…兄さん、お目が高いね。おみやげかい?」
「いえ、お茶うけに…子供たちが喜びそうだなと思いまして…」
「豆大福とかもある中でなんで"マヨ大福"なんですか…………ん…?あれは…」
梓の視線の先によく知る人物が歩いていたのでハデスと近付き後ろから声をかける。
「アシタバくん……」
「ミクちゃん」
「えっ」
「!! あ…!! は、ハデス先生!!!」
「梓ちゃん!!!」
「やぁ…偶然だね…今日は2人でど…!?」
ハデスの言葉を遮りアシタバはハデスの白衣に、花巻は梓の腕にガシッとしがみついた。
「……あの…これは一体……」
「いえ別になんでもないんですけど…ただ誰かが真ん中にいてくれると精神的に非常に助かるというか……」
アシタバの話を聞きながら梓が花巻を見ると、助けを求めるように目を潤ませている。
「あっ! もしかして"読書週間"の本探し?」
梓の言葉に花巻は激しく頭を縦に振り、ハデスは納得したように頷いた。
「そう…委員会の仕事でね…けど、本屋さんだったら駅前まで行かなくてもすぐそこにあるよ」
「えっ、本当ですか!?」
「うん…そこの角を曲がって…ちょっと古いところだけど」
ハデスの言う本屋、"異界堂"のあまりの怪しさに梓、アシタバ、花巻は冷や汗を流している。
「それにしてもなつかしいなぁ…僕も子供の頃よく利用したけど、変わらず経営されてるとは…」
ハデスは迷うことなく扉に手をかける。
「おじゃまします…」
「え!? は、入るんですか!?」
「ちょ…ハデス先生! 待ってください!!」
中は薄暗く肌寒い。
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